【映画】「ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~」
見てからものすご~く時間が経ってしまったので、簡単に(現在9/19)。
いちおう、ネタバレが嫌なヒトはここでストップ。
まぁネタバレしたところで、結局、実物を見たら腹を抱えて笑い転げるだろうことは変わらないわけだが(笑)。
一応あらすじはこんな。
整形外科医のトムは夏休みを迎え、家族でバカンスに出掛ける。最新テクノロジーが搭載されているという真紅の新車に、妊娠中の妻ジュリア、9歳の娘リゾン、やんちゃな7歳の息子ノエを乗せて出発する。意気揚々とハイウェイを進むトムだったが、突如として車のブレーキが利かなくなって時速160キロメートルで暴走。さらに、役立たずな警官や追走してくる男との遭遇、後部座席に潜む謎の存在によって一家は大混乱に陥っていく。
ひどいお馬鹿映画だった(笑)。
いやまぁ、2時間笑わせていただきましたよ、ええ。
基本的に、爺が全部悪い(笑)。
数多のトラブルはすべて爺のせい(笑)。
この爺の俳優、めちゃくちゃ上手いわ。
実に自然に、「困ったちゃんな爺」を徹頭徹尾演じきっていた。
あまりに自然で、本当に本人がそういうトラブルメーカーなんじゃないかと思うくらい(笑)。
まぁ、基本は爺がダメダメなんだけど。
ほかの登場人物もかなりダメだ。
いや、正しくは、すべての登場人物がダメだった(笑)。
一番ダメだったのは、最初に車のドアを壊された男だな。
気の毒きわまりないんだけど(その後もずっと被害に遭い続ける)、本人自体がニンゲン的にダメな感じに描かれているため、観客にもあまり同情してもらえないとゆー、キング・オブ・不幸の申し子。
最後まで、奴に救いはなかった!
このへんの半端ないドライさは、フランスならではだな(ハリウッドだともっとウェットになっちゃう)。
一方で、色ボケがお笑いネタとして随所に散りばめられちゃうのも(色ボケで一番目立ってたのが爺だったのも)、実に「ロマンスの国」フランスらしい(笑)。
そして最後に軍用ヘリ(と友人が云ってた)を出してきちゃうあたり、コメディと云えど「芸術」なのであり、「芸術大国」としてのフランスの本気を思い知らされるってゆーか……てゆーか……馬鹿じゃないのか?(←誉め言葉)
映画の最後で、困った爺がラリッちゃう婆をナンパして付き合いだしていたが、これでもしや次回作を作るんじゃないだろーな。
考えるだけで空恐ろしい……(笑)。
腹筋を鍛えたい人はぜひ行くべし。
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