【舞台】「障子の国のティンカーベル」(東京芸術劇場、東京・池袋) #野田地図 #毬谷友子 #芸劇
グルメな話ばかりアップしていたら、結構時間が経ってしまった。
とゆーわけで行った記録だけ(現在3/6)。
雪の日だった。
にもかかわらず客席は満席。
舞台に向かって左側の客席扉から登場した毬谷友子は、オバチャンのように飴を配って歩いた。
私ももらった(笑)。
困ったことに前半でものすごい睡魔に襲われ、肝心のピーターパンと日本人形の恋(ひとでなしの恋)の部分がほぼわからない状態に(汗)。
その後、妖精による妖精らしい論理(当然破綻している)によってピーターは追われる身となり(一応)、最後にはウェンディに「呑みこんで」もらって一巻の終わり。
実は、何についてどう感想を書けばいいのかいまだによくわからない。
毬谷友子は芸達者、って、それは書くまでもないし。
ただ、マンガで育った私からすると最後の「呑みこむ」件はまるで「鬼」の所業のようであると。
(鬼なれば、その本性として愛する相手を喰ってしまう、というオハナシ)
もっとシンプルに見るならば、あこがれる相手を取り込むことで、その相手自体になろうとする(でもなれないんだよ当たり前だけど)、そんな少女の妄想ととれるかも(ヨーロッパでは昔は「子供」は人間未満の存在だったから、少女も「ひとでなし」に分類されていいのかも)。
もっとも、パンフレットによればこれは喪失の話なんだそうだ。
少女の妄想にかこつけた喪失の話なんだ。
失い難きひとを喪った話。
理由はどうでもよくて、ただ失った、そして二度と得られない、それだけの話(そして人生は続く)。
翌週の若手の主演舞台も観に行きたかった(同一の脚本でダブルキャスト)。
そうしたら感想がもっとまとまったかも。
でも会社があまりに忙しくて、土日もそのしわ寄せをくらって、全く行く暇がなかったのであった……。
残念。
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