【読書】『ルシタニアの夜』 #ルシタニアの夜 #ミステリ
書名: ルシタニアの夜 [文庫]
著者: ロバート・ライス (著), 高澤 真弓 (翻訳)
出版社: 東京創元社 (創元推理文庫)
ISBN-13: 上巻 978-4488204068 / 下巻 978-4488204075
発売日: 2006/9/30
あらすじ モンタナ州の郵便局で、局長と客が射殺された。元刑事の郵政捜査官ルーミスは、同僚ドンブロウスキと捜査をはじめる。彼女は、その郵便局で90年近く前に投函され、配達されなかった手紙と事件との関連に気づくが、その手紙は何者かに盗まれ、殺人はさらに続く。犯人は?目的は?その手紙に書かれていたことは何か?歴史の闇に挑む郵政捜査官の活躍を、注目の新人が描く傑作。
久々に面白いミステリを読んだ気分。
といっても、自分は「面白いよ」と勧められたやつしか読まないからあまりハズレないんだけど。
あ、ミステリなので、まだ読んでいない方はここでストップしてください(すご~く簡単な感想しか書いてませんが念のため)。
確かに面白かった。
「なんだろう? どうなるんだろう?」と思わせる謎が謎としてずーーーっと機能するので、どんどん次を読みたくなるのだ。
大筋とは別にちょっとした人間関係方面でのスパイスも効かせてあって、緊張感の絶えないストーリーテリングが巧いんだな。
細かい部分では「なあんだ」と思わなくもないのだが、そんなのを吹き飛ばすくらい、物語中最大の謎の魅力が最後まで輝き続けるのがイイ。
(↑こんなことを訳知りに書いているが、読むのを止められなくて困ったちゃんの経験済みである……)
とにかくドキドキワクワクで、読んでいて楽しかった。
ま、ラヴゼイのダイヤモンドシリーズには及ばないけどね!(笑)
でもこういう良質なミステリが増えると嬉しい。
同じ著者の別な作品も読んでみたいかも。
読書時間: 上下巻で6~7時間くらい??
乗り過ごし危険度(笑): ★★★★☆
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