本当は昨日なんだけど、こちらで。
福利厚生の方で「1500円の補助付き・先着1000名」というお得なプランが出ていたので、「チャンス!」とばかりに予約した。
ドリンクなしで一名4100円(税・サ込)。
ランチとはいえ、けっこう割り引かれてるよね?
コース内容はだいたいこんな。
- 前菜三種
- エビのカダイフ焼き
- ステーキ
- ご飯、椀物、御御御付け
- デザート
さっきも書いたように、ドリンクは別料金。
別に水だけで済ませてもよかったんだけど、つい背伸びして(笑)注文してしまった。
背伸びしたくなっちゃうんだって、こう滅多にない機会とあっては。
私は甲州産の白ワインを、友人は梅酒を頼んだ。
この白ワインがドライで、実に美味しかった。
国産でこんな美味しいワインが(ドライ方面で)あるなんて、びっくりした。
ワインなんだけど、そのドライ加減がまるで大吟醸を飲んでるかのようだった(ひとつにはそれで自分好みなんだなー)。
あとでどこかで探してみようかと思うくらい、美味しかったのだった(でも名前も忘れちゃったし、どうせ市販はされてないんだろうなー)。
友人の梅酒も美味だった。
ソーダ割りを頼んだところ、ソーダの瓶を一本持ってきて、最初に半分注いでくれる。
あとの半分は好きな時に足せばいい。
で、それを足すと味が薄くなるかというと、全然薄くならない。
もとがかなり濃い味で(でも嫌味がないのでそこまでとは思わなかった)、氷が溶けてもソーダを足しても全然薄くなった感じがしないのだ。
恐るべし、嘉門の梅酒(でもって、これもどこの梅酒だか忘れちゃった……)。
飲み物の話はこれくらいにして、食べ物の話を。
しかし下手すると「美味しかった」の一言で終わりそう……とゆーわけで、写真で綴る嘉門のランチと行こう。
嘉門専用ナプキン……というか前掛け。
ただの前掛けなんだけど、金具がカッコいい。
向こうの窓からは緑の景色が見えて、絶景とは言わないが、気持ちのいい場所だ。
あと、始める前にスタッフが「アレルギーやダメな食材がないか」と親切に訊いてくれる。
ちょっとしたことなんだけど、サービスってそういうところで差がつくものだよね。
前菜三種。
手前から時計回りに、鯛のお造り、角煮、グリーンピースの冷製スープ。
鯛はもちろんプリプリだが、添えられていた「うるい」がまた非常に美味で、友人がひたすら称賛していた(「うるい」がタチギボシの葉っぱだと聞いて私も吃驚仰天、元はただの野草のくせに何故こんなに美味しいの?)。
角煮は上に添えられた西洋わさびとよく合っていた。
スープはまさにグリーンピースの味と香りがするのに、ちゃんとポタージュ(何が云いたいかこれではわからないかも……でも他に書きようが……)。
前菜の向こうにこれから焼いてもらうステーキがいらっさる。
USA産リブロースとオーストラリア産フィレ肉から選べるというので、友人と一つずつ頼んでシェアすることに。
ステーキ肉の横には、その前に焼いてもらうエビのカダイフ巻きとお野菜。
実物を見て「カダイフ巻きってこういうものなんだ!」とビックリ。
でもって、実はいまだにどういうものかよくわかっていなかったりする(笑)。
エビのカダイフ巻き、菜花とスナッピー添え。
うみゃかった。
あっという間になくなっちゃった。
ゆずドレッシングのサラダ。
見た目は普通だが、すべての葉っぱがシャキシャキでいて、水分が多すぎることもない。
そのうえ、下の方までまんべんなくドレッシングがかかっているので、どの部分を食べても美味しい!(かき氷みたいに、途中で何度もかけてるのかな)
実は私は生野菜(葉っぱ)って苦手なんだけど、「これならいくらでも食べられる!」と思った、ホントに。
フィレ肉を焼いているところ。
かなり長い時間をかけて焼いてくれていた。
そして、ゆっくりに見えても人間の動きって案外早いので、撮るとどうしてもブレるのであった……。
ご飯とお味噌汁(これはお代わり自由)。
そして奥にステーキ二種。
盛り付けにもいちいちこだわりがあって凄い。
私にとっての鉄板焼きって、実は海外で見た鉄板焼きのイメージが強くて、十人くらいの分量を一人で鮮やかにさばいてみせるようなエンターテイメント性がキモなんだと思っていた。
それらは当然盛り付けの美しさにそこまでこだわることはなく、とにかく焼く工程を豪快に楽しく見せればいいモノなんだ、というイメージだったわけだが。
このお店は違うらしい。
盛り付けの美しさの完成度が、まるっきり違うし。
だいたい、二人に対してシェフが一人付くなんて、どんな贅沢仕様だ???
それとは別に、「ご飯のおかわりはいかがですか」とかって目配りしてくれるスタッフもいるわけだし、甘やかされ放題。
どおりでお値段もお高いわけだ……ある意味、納得したかも。
ステーキのたれ、ごまだれとポン酢の二種類。
たれの他に、塩、山葵を付けるのもアリ。
もちろん、何も付けないで食べても美味しい♪
そのほかにフライドガーリックスライスが付いてて、これがまたサクサクで美味いの美味くないの。
ステーキにガーリックスライスを乗せてポン酢を付けてご飯と一緒に食べたりすると、もう……じゅるじゅる。
もっとステーキを食べたいよう~。
これならいくらでも食べられちゃうぞう♪(←実は幻想だったとあとでわかる)
あとはお漬物。お漬物は嫌いなんだけど(よく「お前は日本人じゃない」と言われる)、せっかくなので人参をパクパク食べた。あっさりと食べられた。
もやしの炒め物。
ただのもやしのくせに、すごく旨い!
だがしかし、これをうみゃうみゃと調子に乗って食べたせいですっかり満腹に……(要するに水分と油分に塩味付けて食べてるようなものであるからして油分を取ればお腹は膨れるとゆー……)。
エビのカダイフ巻きを食べていたあたりでは「楽勝じゃん(←ボリュームが)」と思っていたのだが、もうダメ。
全部もやしのせいだ(笑)。
美味しかったから許すけど(笑)。
それにしても……これくらいのもやしでノックアウトされちゃうようじゃ、ディナーコースはおろか、通常のランチコースも自分にはこなせないのでは……?
……………ま、ここに「来る機会」がそもそもないだろうから、いっか……。
焼き物がすべて終わったら、その場で丁寧に鉄板をお掃除。
(それでずっとピカピカなんだなー、きっと)
デザートである。
食事が終わるとデザート用の別室に通されるところに、まずびっくり。
まぁでも確かにこのデザートをニンニク臭がたちこめる鉄板のそばでいただくのは、もったいないかも。
一方で、他の人の食事でもいいからもっと鉄板で焼く様子を見ていたい気もするんだけど、まぁ、鉄板も次のお客さんをお迎えできる方が合理的だしいいよね。さよなら、鉄板。
でもって、次に、出てきたデザートを見てびっくり。
鉄板焼きのコースで最後に出てくるデザートって、果物かせいぜいシャーベット一品だというイメージがあったんだけど、そんな既成概念は無用のものだった。
そして、分量は十分ながら、お代わりしたい美味しさだった。
特にヨーグルトアイスとパイナップル。
パイナップルは、とてもジューシーで甘くって、実に美味しかった。
「そうだよ、これが『パイナップル』なんだよ、日本でその辺で売ってる半分乾いたようなヤツらはエセパインなんだよ!!」と、ハワイのパイナップルを思い出しながらうみゃうみゃ食した(実際には、ハワイで食べたパイナップルも全部が全部ここまで甘くはなかったかも)。
友人は「こんなパイナップルは初めて食べた」とひっくり返りそうに驚いていた。
ちなみに、なぜかいつまでも溶けないがガチガチに凍っているわけでもなく簡単にスプーンですくえるし口に入れればヨーグルトの味がクリーミーに広がってふんわり溶けていくが見ているだけならやはり表面すら溶ける気配がないとゆー、魔法の食べ物のようだったヨーグルトアイスと、イチゴとパイナップルをそれぞれ一緒に食べてみたところ、次の不等式が得られた。
イチゴ < アイス < パイン
ヨーグルトアイスと一緒に食べるとイチゴは甘くなくなる。
それによって、このサッパリしているヨーグルトアイスが実はどれだけ甘いかが暴露されるわけだが、そのヨーグルトアイスとパイナップルを一緒に食べると、パイナップルの方が断然甘い!
フィリピン産のパイナップルだそうだが、なんとも美味であった。
ショートケーキは、あまり印象がない。
というのも、口に入れると溶けてなくなっちゃうからだ!!
いろいろな食べ方を試してみたが、クリームもスポンジもどうやっても溶けて消えてしまう。
美味しいのは確かなのだが「捕まえられない」感じなのであった。
最後にコーヒー・紅茶をおいしくいただいて、嘉門をあとにした。
贅沢な時間、貴重な体験だった。
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