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2013年4月の記事

2013年4月25日 (木)

【映画】「シュガー・ラッシュ」

もー、体調不良と会社多忙とではるか昔のことになってしまった……。でも「見た」という記録は残そう。

以下、ネタバレがあるかもなので(できるだけ避けてるけど)、そういうのが気になる方はご遠慮ください。

これは面白い映画だった。
何から何まで笑える。

「どんだけゲームを愛しちゃってるんだ?」という脚本。
おそらく脚本書いた奴らは、ほとんどすべてのゲームを自らの手で実際にやってきたに違いない……オソロシイ……。
ゲームにそれほど詳しくない人は、詳しい人と一緒に行ってあとで全部解説してもらうといい。
「えっ、あれってそんな意味があったの?」と、一度見て二度楽しめるだろう(笑)。

まぁ、ゲームをさほど知らなくても、フェリックスが大佐に最初に言うセリフとか(「君みたいに●●な人は初めて見たよ」)、いろいろと笑い転げられる部分満載。
設定もちゃんと納得できるものばかりだし、いやぁ、いい脚本だった。

そして、CGに関していえば、お菓子の国の作り込みがもう異常(笑)。
あのボリュームに、あの質感……。
楽しかっただろうなぁ、お菓子の国のデータづくり(笑)。
おそらくは一人と言わず複数の死人が出ただろうと推察されるが……。
たぶん国全体のマップができてるはず……そのマップを作るために何人殺したのか考えると……ぶるぶるぶる(汗)。
かわいいお菓子が、レースコースではおっそろしい凶器となって襲いかかってきたりして、いちいち可笑しいの可笑しくないのって。

あんまり細々書いてもしょうがないので、一言だけ。
「ストーリーもキャラクターも魅力的」。

子どもも大人も楽しめる、非常に優秀な作品。
アカデミー賞を逃したのが惜しまれる(世の中だいたいそういうもんだ)。
これはブルーレイ買ってもいいかも。

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2013年4月23日 (火)

【展示】「スヌーピーと日本の匠展」(松屋銀座、東京・銀座)

日本の匠がスヌーピーの意匠を使って仕事する、スヌーピーと匠のコラボレーション展だというので、行ってみた。

なかなか面白かった。
まずもって、発起人の大谷芳照のファンっぷりが半端じゃない(笑)。
上手いんだわ、グリフアート。
書画ですがね。
その書画中のスヌーピーを「シュルツさんが(生前)描いたんだよ」と言われたら、おそらく全員信じるだろう。
というくらい、上手い。
好きで好きで描きまくっていたら、本人なみの技量になっちゃったんだなー、きっと。
本当に「大好き♪」なんだなー。
というのが、どの作品を見てもヒシヒシと伝わってくるのであった(笑)。
彼の墨絵アートのライブパフォーマンス、見たかったなぁ~。残念。

入り口を入るとすぐのところに、モビールがさがっているが、もちろんスヌーピーアート(日本の匠じゃないけど)。
これは頭がいい。
ぜひ見てもらいたい。
各パーツがばらばらに揺れているんだけど、うまくすると一瞬、チャーリーブラウンの顔になったりスヌーピーの顔になったり。
すごく難しいけどね(笑)。
あとは、チャーリーブラウンの顔の影ができるランプもかわいかった(これも日本の匠じゃないけど)。

今回、日本の匠で最初にびっくりしたのは、立体スヌーピーのかわいらしさだ。
だいたいこういうつるんとした素材でスヌーピーを立体造形してあるものって、総じてかわいくないのである。
本当にかわいくないものが多いと思う。
その中で今回の奴は出色の出来。
スバラシイ。
これは原型師さん(澤田啓介氏だっけ?)の腕前によるらしい。
こんなことを書いてはいけないのかもしれないが、立体スヌーピーの原型の近くに大谷氏がもらったスヌーピーのブロンズトロフィーが展示されているので、澤田氏の原型と、そのブロンズに付いてるスヌーピーとを見比べてほしい。
澤田氏の原型がとてつもなくかわいいことがよ~くわかる(ブロンズのスヌーピーは正面から見ると全然かわいくない)。
原型師ってすごい。

この原型を元に、それぞれの匠たちが作品を製作したらしく、3Dスヌーピーの再現度はどれも同じクオリティ(実はここからすでにおかしいのかも……)。

そして焼き物であの型どおりの形を出すか……思い通りの形に、歪めず焼き上げる技術があるって、それだけでブルブル(汗)……もちろんガスなど炎の均質な窯で焼けばいいのだろうけど、それだってあんなに凸凹してたら技術的に難しいだろうと思うのだが……。
九谷も有田もさすがというべきか。
特に有田焼スヌーピーにほれぼれ。

ミキモトのパール尽くしスヌーピーはオシャレで、異彩を放っていた。
黒真珠とか豪勢に使っちゃって。
いくらするんだろう、これ?

一刀彫のスヌーピー(&龍とか小槌とか)は、単に素敵な木彫というだけでなく、もちろん一本の材木から全部そのまま彫り出されているわけで、鎖とか見るだけで気が遠くなりそう。
イチイの年輪をどこにどういうふうに見えるように彫るかもちゃんと計算されてるんだよね。

あとは堆朱とか。
堆朱って割と好き。
色が派手な割に実は地味な感じが(笑)。
しかし、スヌーピーの耳の部分が堆朱なのはわかったけど、その堆朱の中にスヌーピー型の模様があることには気づかなかった……細かすぎる……。

蛇の目傘は、すごくイキな意匠だった。
開くと一面の雨(もちろんシュルツ風)、閉じると雨上がりに傘をたたんだスヌーピー柄が見えるようになる。
ホンモノは開いて展示されていたけど、閉じた状態で展示してくれないとスヌーピーの姿がわからないよう。
写真で展示されてたけどさー。
二本作ってくれればよかったのにー(わがまま)。

チャーリー・ブラウンとスヌーピーが並んで腰かけた欄間の彫り物は、和風の背景(もちろん浮彫)が見事で、たぶんどこに嵌めても最初は「スヌーピー」とわからないだろう。
それでいて、スヌーピーたちはわざとシュルツ風のぎざぎざな口になっていたりして、恐るべし。
シュルツ風のびよびよしたラインを再現していた作品は他にもたくさんあって、なんとゆーか皆さん、芸が細かい。
みんな細かいよう。

他にも輪島塗とか友禅とか錫とか象嵌とかいろいろなスヌーピーが!!
もう書ききれないのでパス(投げた)。
とにかくすごい技術だというのがよくわかった。

会場を出ると物販コーナー。
まー、みなさん買うわ買うわ。
そんなに買ってどーするのー。
(半分はお土産っぽい人も多かったが、あとの半分は全部自宅用と見た(笑))

自分は、いろいろ見たんだけど、やっぱりちゃんと「必要」で、機能まで気に入って使い続けられるものがいいなと思って篩にかけていったらほとんど何も残らなかった……がーん。
匠の作品は、気に入った奴に限って高すぎて手が出ないし……箸一膳●万円とか……。

で、全然機能的じゃないんだけど、あまりにかわいかったので、お座りスヌーピーのフィギュアを買ってしまった。
私としたことが……。
信じられない……。
ふだんはフィギュアなんて買わない人間なのに……。
だって飾る以外に使い道がないじゃないか。そういうのってあまり好きじゃないのだ。
しかも、3D造形のスヌーピーはクタクタスヌーピー以外、今まで買ったことがなかった。
なぜなら、どれも「かわいくなかった」から。
Tシャツとかノートとかマグカップとか、プリントもの(つまり2D)ばかり買っていたのだ。
なのに。
手を出さずにいられないかわいさだったのデシタ(笑)。
原型師万歳。
余談だが、5月頭になって(主にこのブログを書くために)もう一度ホームページを覗いたら、フィギュアは「完売しました」と書かれていた。
なんという速さ!!。
まだゴールデンウィーク後半が丸々残ってたのに……!
要するに、だれしも思うことは同じらしい(笑)。

またやらないかな、こういうの。
なかなか面白かったよ。
でもって、今度やるときは「有田焼スヌーピー」とか「ミキモトパールスヌーピー」とかの小さいフィギュアを作ってガシャポンにしてくれないかな(笑)。
匠のモノには手が出ないけど、300円くらいのガシャポンなら買って帰れるし、そのくらいチビならどこか置く場所もあるだろう。
たぶん、すごく売れるんじゃないかな、フィギュアの出来がよければね。


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2013年4月20日 (土)

【舞台】蜷川「ヘンリー四世」(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)

16日(火)にB席で見て、20日はS席で鑑賞。
やはり先にB席で見ておいてよかった。
20日のように一番前の列に来ちゃうと、役者さんを間近で見られるのはいいけど、全体像が頭に入らない。
特に今回は舞台の奥の奥から、観客席は二階席まで全部を使う拡がりようで、ホント、最初に全体を見渡せる位置から見られてよかった~(しかもB席はお安い♪)。

全体に満足。
4時間の長丁場だが(何しろ第一部・第二部通しで上演してるから)、飽きず倦まず最後まで楽しめた。
チャンバラを除いて、だが。

チャンバラの話。
これまでも何度か書こうと思っていて、そのたびに書き忘れていた。
最近、戦闘シーンがイマイチなのだ。
なぜかというと、戦いが全部チャンバラだから。
見ているとまるで「竹光でチャンバラしてる」みたいに見える。
いくらなんでもシェイクスピアでそれはどうよ???

だれかがチャンバラを研究したか、一応の専門家が殺陣を振りつけたのか、とにかく日本の茶の間で見る時代劇と同じ雰囲気で、さあれど真剣じゃない竹光な感じ。
「超かっこいいチャンバラ」を見慣れてしまった者としては(子供のころに「暴れん坊将軍」をずっと見ていたがあれはちゃんと真剣同士の打ち合いに見えた……嘘でも)、中途半端な殺陣は「なんか嘘くさーい」と思えてむずがゆくなる。
そんでもってちっとでも武術をかじったことがある者としては、背後からの攻撃を後ろを向いたままで防ぐ殺陣を見ると(これは最近のテレビでもそうだが)「今、お前は肩口を切られたはず。でなきゃ相手がどんだけ鈍重なのか」とか思っちゃう(笑)。

まぁ私も専門家ではないし、舞台は魅せるものだからして演出の遊びはアリだと思うし、時代考証をあまり厳しく言うつもりはないんだけど、あの「竹光チャンバラ感」はどうにもいただけないよなぁと、最近ずっと思っていた。
16日に一緒に見に行った友人も、ほぼ同じ感想を持ったらしい。
帰りのプラットホームで友人曰く、「せめて青眼に構えるのをやめて剣先を下に向ければ、それだけでマシになるのに」。
ああ、なるほどそうだよな、と、思っていたら、一人で見に行った20日の公演では青眼に構える人が激減していた!!
だれかホームで我々の会話を聞いてたのか???(笑)
ちなみに16日の公演ではほぼ全員が青眼に構えていたので、それと比べると20日は確実にむずがゆさが減少したのだった(笑)。

時代考証で思い出したけど、そういえば以前は一般兵には槍を持たせていたような気がする(つまり時代考証的に割と正しい演出だった気がする)。
だからそのころは、戦闘場面も違和感なく見られたんだな。
危ないのでやめたのかな?(長物は危ないよね、確かに)
だがしかし。
とにかく、「竹光チャンバラ」を打ち合うのはやめてほしい。
槍の復活はしなくてもいいから、もっと「泥臭い」戦闘(振付)にするか、さもなくば戦闘シーンをもっとあっさり切り上げるか、どっちかにしてほしい。
……………全くの「個人的要望」ですが(笑)。

ただし、海外公演でならウケるかもね、チャンバラシェイクスピアも。

……すごい、ここまでチャンバラのことしか書いてない。
最近何作かで、チャンバラフラストレーションが溜まっていたらしい(笑)。
書いてすっきりした。
しかし、他に何を書くつもりだったか忘れた……。

まぁ、とにかく面白かった。
皇太子ヘンリー(ハル)はなかなかカッコよかったし(周りに支えられてのカッコよさ、らしいが)。
フォルスタッフはまずその出で立ちで度肝を抜かれた。
ボールのように丸い(笑)。
そしてやはりうまい人(吉田鋼太郎)が演じているので、いろんな部分で安心してセリフを聞いていられた。
たとえば、「あのときすぐに逃げ出したじゃないか」とハルやポインズにおふざけで責め立てられたあとに、「神に誓って、あれがお前だってこと、俺は知ってた」と超弩級の云い訳を述べるときとか(笑)。
いや、この云い訳、超弩級だと思うのですよ、個人的に。
ケッサクですよ、云い訳として(笑)。
それから、戦場で「名誉ってなんだ?」と禅問答をするところ。
ホント、うまい人がやってると、安心してゲラゲラ笑ってられるからいいや。

安心してゲラゲラという点では、今回のたかお鷹の後半もまた可笑しかった。
地方判事のシャローという役なんだけど、同じ言葉を何回も繰り返す口癖がもう可笑しくて可笑しくて、笑い通しだった。
これがあのムッツリなウスター伯と同一人物とは(知っている人でなければ)だれも思うまい(笑)。
ちなみにシャローの繰り返しは、役者の発明かと思っていたら、シェイクスピアの脚本自体がそうなっているのだと、あとで読んでわかった。
………相変わらず、すごい脚本だ。
案外、こういう繰り返し口調の有名人とかが、当時いたのかもな~(みんなでそれを聞いて「あいつだよ!」と笑い転げるような)。

今回、私的に一番「おいしい」人物は、辻萬長の高等法院長だ。
ハル王子を諌める賢明さを持つ知的な人物でありながら、ウィットに富んだ丁々発止のやりとりをフォルスタッフとかわすこともできる。
おいしいなぁ。
これまた、勇壮なグレンダワーと同一人物とは、だれも思うまい(私も騙された)。

他にもクイックリーのおかみ(立石涼子)とか、パーシー夫人(冨樫真)とか、バードルフ(瑳川哲朗)とか、目立たないようで重要な脇役がゴロゴロ。
実はこのへんの中堅どころの役者さんたちが、ものすごく舞台の内容を濃いものにしているんだよね。
安心して見ていられるって、本当に贅沢で嬉しいことだ。

さて、主役じゃないんだけど、タイトルロールのヘンリー四世(木場克己)も上手かった。
王らしいところを見せつつ、父親らしいところを見せつつ、私のように「リチャード二世」を見たことがある者には「何を言うか、野心家のボリングブルックが」とツッコミたくなるようなセリフも吐く。
つまり、存在が「リアル」なんだよね。
今回の舞台では、第2部が始まる前にロンドン市中の物売りたちが場内を闊歩する演出があって(1階も2階も闊歩しすぎるくらい闊歩(笑))、そういう部分でのリアリティもよく出ていたけれど、おそらくそれがなくてもヘンリー四世のリアリティは薄れなかっただろうと思う。
ちなみに友人は「ヘンリー四世が王様らしくて一番カッコよかった」とべた褒めしていた。

ああ、思い出したぞ、何か書こうと思っていたけど、これだ。
今回の舞台についてではなく、原作というか脚本について。
まずは、すごい量のセリフを割愛してあった。
時間短縮のための、血のにじむような努力が伺えた。
たま~に「おや、唐突なセリフだな」と思うものもあったが、おおむね成功していたと思う。

脚本についてもう一つ。
ハル王子が、ヘンリー四世薨去と勘違いして王冠を持って行ってしまうシーンがあるのだが、あのシーンの意味が結構わからなかった。
なぜそんなエピソードを挿入したのか???
結局わからないんだけど、二回目に見ていて、「この部分、役者次第ではハル王子を『王冠への欲望を持つ野心的人間』として描くことが可能になるのでは?」と、ちょっと思った。
そんなことを望む観客はごく少ないだろうし、したがって演出家もそんな演出は望まないだろうから、そのバージョンはほぼあり得ないだろうとは思う。
でも、この場面をうまく使えば、王冠への欲や野心を垣間見せてしまうものの、フォルスタッフ並みの「云い訳」をして切り抜けるハル王子、というのも描けそうである。
今回のハル王子は、心からうちひしがれている善良な若者で、観客はそれに満足していたけど。

こんなふうに、いろいろイメージのわく脚本だった。
いやさ、舞台だった。
最後はほぼスタンディング・オベーション。
楽しかった。

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2013年4月13日 (土)

【舞台】「ゴドーは待たれながら」(東京芸術劇場、東京・池袋)

「観に行った」という記録。
出演 : 大倉孝二 (声の出演 野田秀樹)、演出 : ケラリーノ・サンドロヴィッチ。

サミュエル・ベケットの有名な戯曲、「ゴドーを待ちながら」にインスパイアされて書かれた、いとうせいこうの作品らしい。
元となった戯曲は、不条理劇の代名詞的存在だが、実は活字で読んだことも舞台で見たこともまだない。
だって……寝そうなんだもん、不条理劇って……。
だいたい「ゴドーを待ちながら」に関する説明ってこんな感じだよ?

「浮浪者風の男が二人、木の下で『ゴドー』を待ちながらとりとめのない会話をしている。会話には何の意味もない。『ゴドー』は結局現れず、二人は『もう一日待とう。もう一日待って来なかったら首を吊ろう』と言い合う。次の日も同じことが繰り返される」

……美術のアヴァンギャルドとかなら見に行く元気も出ようが、これはちょっと……辛すぎる……。
(蛇足だが、結局何者だかわからない「ゴドー」は、実は「God (神)」なんじゃないかという説もある)

そんな「ゴドーを待ちながら」を逆さにして、待たれている男を描いたのが本作品。
あちこちにナンセンスな笑いがちりばめられ、おそらくは元の「ゴドー」よりは楽しんで見られる。
はずだ。
が。
「これって笑える箇所なんだろうな」と思える部分でもどうしても笑えなかったり、やはり部分的に寝てしまったり、ちょっぴり辛かった(笑)。
これを二時間に切り詰めてもらえたのは、実に実にありがたかった(原作の戯曲はもっと長いそうだ)。
これ以上長かったら耐えられない。

元の不条理劇の呪いなのかなー。
役者さんは熱演していたのになー。
なぜもっと笑えなかったんだろう。
そしたらもっと笑いながら、いろいろ感じながら見られたのに(一寸も寝ないで)。
むしろ、全編通して笑い転げていたかった。
……それじゃ「ゴドー」にならないのかな。

結論。
やっぱり不条理劇は私の肌に合わないんだ。
お子様と言われようが、そりゃしょうがないことなんだ。
こうとわかった以上は、本家本元の「ゴドー」も、名作と言われようが見に行かないでいいや。
逃げてる?
そうかも。
でも、自分が舞台を見に行くのは、芸術の本懐を知るためでなく、何らかのカタルシスを体験するためだから。たぶん。

▼おまけの画像。芸術劇場前でやっていたパフォーマンス。竹を使った自作の楽器で演奏するグループらしい。すごくいろんな楽器があって面白そうだった。
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2013年4月12日 (金)

【展示】「大神社展」(東京国立博物館、東京・上野)

見たのは一昨日だが、こちらで。

東博の庭園公開を見たあと、1時間ちょっとあったので平成館で「大神社展」を見た。

まずは古神宝(第一章 古神宝)。
太刀、弓、矢、それから箙(えびら)。
弓矢はともかく箙も神宝になるとは知らなんだ。
それから織物の袴とか袍とか。
蒔絵の箱とかその中の小物とか。
箱と小物のシリーズは、当然ながら外側の箱のデザインと中の小物のデザインをちゃんとお揃いにしてあって、嫁入り道具かお雛様のようだった。

次に祭具(第二章 祀りのはじまり)。
三角縁神獣鏡をはじめとして、鏡がたくさんあった。
あとは勾玉。
祭具というのではないけれど、神代系図などの系図も見られた。
ものすごい贅沢な紙の使い方をしており(余白だらけ)、重要度がうかがえた。
でもやっぱり合理的じゃないよ、その紙の使い方……(笑)。

3つ目のブロックは、絵巻や曼荼羅や縁起絵に見る神社の風景(第三章 神社の風景)。
しかし………
神社のくせに「曼荼羅」って………(たくさんある……)
しかも何気なくあちこちに仏がいるし………
おおらかといえばおおらか、いいかげんといえばいいかげんだなぁ(笑)。

第一会場最後のブロックは、「第四章 祭りのにぎわい」。
お神輿とか陵王の面とかが見られて、楽しかった。

第二会場は次回に回すつもりで、お土産売り場を漁ったが、めぼしいものがない。
10分あるから、第二会場もざっと見るか、ということにして、鑑賞再開。

第二会場の最初のブロックは、「第五章 伝世の名品」。
太刀やら鎧やらがあるわあるわ。
しかしなんといっても「七支刀」ですよ。
実はこれ、見ておいてラッキーだった。
あとで調べたら「七支刀」は前期のみの展示なのだ。
というわけで、「七支刀」を見たい方は5月6日(月・祝)12日(日)までに観に行こう(←石上神宮のご厚意で展示期間が延びたそうな)。

最後のブロックは、「第六章 神々の姿」といって、像がたくさん展示されていた。
が、こここそ駆け足で通り過ぎたので、よくわからなかったかも。
等身大に近い人物坐像が多くて、うーん………。
仏像と違って有難く感じないのは、習慣によるものなのかな(仏像はよく見て拝むけど、これらの人物像はそもそも目にしない)。

というわけで後半は駆け足だったが、全体になかなか楽しめた。
とにかく佳品が多いというか、細工の質が高くて(しかも成金趣味じゃなくて)、目が肥えてイイ感じ。
さすがは神サマがらみ。
展示の質の高さの割には人も多すぎず、自分のペースで見ることができたのもよかった。
人気の展示だと、平日の昼間でも全然自分のペースで見られないからね~。
もう一回、後期に行きたい。

▼この展示のサイトはこちら。
http://daijinja.jp/

▼おまけのパンダココア画像。帰り際、上野駅エキナカにて。
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2013年4月11日 (木)

【グルメ】帝国ホテルさんの嘉門へ行ってみた(ちゃんと食べてきた)

本当は昨日なんだけど、こちらで。

福利厚生の方で「1500円の補助付き・先着1000名」というお得なプランが出ていたので、「チャンス!」とばかりに予約した。
ドリンクなしで一名4100円(税・サ込)。
ランチとはいえ、けっこう割り引かれてるよね?

コース内容はだいたいこんな。

  • 前菜三種
  • エビのカダイフ焼き
  • ステーキ
  • ご飯、椀物、御御御付け
  • デザート

さっきも書いたように、ドリンクは別料金。
別に水だけで済ませてもよかったんだけど、つい背伸びして(笑)注文してしまった。
背伸びしたくなっちゃうんだって、こう滅多にない機会とあっては。
私は甲州産の白ワインを、友人は梅酒を頼んだ。

この白ワインがドライで、実に美味しかった。
国産でこんな美味しいワインが(ドライ方面で)あるなんて、びっくりした。
ワインなんだけど、そのドライ加減がまるで大吟醸を飲んでるかのようだった(ひとつにはそれで自分好みなんだなー)。
あとでどこかで探してみようかと思うくらい、美味しかったのだった(でも名前も忘れちゃったし、どうせ市販はされてないんだろうなー)。

友人の梅酒も美味だった。
ソーダ割りを頼んだところ、ソーダの瓶を一本持ってきて、最初に半分注いでくれる。
あとの半分は好きな時に足せばいい。
で、それを足すと味が薄くなるかというと、全然薄くならない。
もとがかなり濃い味で(でも嫌味がないのでそこまでとは思わなかった)、氷が溶けてもソーダを足しても全然薄くなった感じがしないのだ。
恐るべし、嘉門の梅酒(でもって、これもどこの梅酒だか忘れちゃった……)。

飲み物の話はこれくらいにして、食べ物の話を。
しかし下手すると「美味しかった」の一言で終わりそう……とゆーわけで、写真で綴る嘉門のランチと行こう。

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嘉門専用ナプキン……というか前掛け。
ただの前掛けなんだけど、金具がカッコいい。

向こうの窓からは緑の景色が見えて、絶景とは言わないが、気持ちのいい場所だ。

あと、始める前にスタッフが「アレルギーやダメな食材がないか」と親切に訊いてくれる。
ちょっとしたことなんだけど、サービスってそういうところで差がつくものだよね。


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前菜三種。
手前から時計回りに、鯛のお造り、角煮、グリーンピースの冷製スープ。
鯛はもちろんプリプリだが、添えられていた「うるい」がまた非常に美味で、友人がひたすら称賛していた(「うるい」がタチギボシの葉っぱだと聞いて私も吃驚仰天、元はただの野草のくせに何故こんなに美味しいの?)。
角煮は上に添えられた西洋わさびとよく合っていた。
スープはまさにグリーンピースの味と香りがするのに、ちゃんとポタージュ(何が云いたいかこれではわからないかも……でも他に書きようが……)。


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前菜の向こうにこれから焼いてもらうステーキがいらっさる。
USA産リブロースとオーストラリア産フィレ肉から選べるというので、友人と一つずつ頼んでシェアすることに。


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ステーキ肉の横には、その前に焼いてもらうエビのカダイフ巻きとお野菜。
実物を見て「カダイフ巻きってこういうものなんだ!」とビックリ。
でもって、実はいまだにどういうものかよくわかっていなかったりする(笑)。


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エビのカダイフ巻き、菜花とスナッピー添え。
うみゃかった。
あっという間になくなっちゃった。


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ゆずドレッシングのサラダ。
見た目は普通だが、すべての葉っぱがシャキシャキでいて、水分が多すぎることもない。
そのうえ、下の方までまんべんなくドレッシングがかかっているので、どの部分を食べても美味しい!(かき氷みたいに、途中で何度もかけてるのかな)
実は私は生野菜(葉っぱ)って苦手なんだけど、「これならいくらでも食べられる!」と思った、ホントに。


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フィレ肉を焼いているところ。
かなり長い時間をかけて焼いてくれていた。
そして、ゆっくりに見えても人間の動きって案外早いので、撮るとどうしてもブレるのであった……。


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ご飯とお味噌汁(これはお代わり自由)。
そして奥にステーキ二種。
盛り付けにもいちいちこだわりがあって凄い。

私にとっての鉄板焼きって、実は海外で見た鉄板焼きのイメージが強くて、十人くらいの分量を一人で鮮やかにさばいてみせるようなエンターテイメント性がキモなんだと思っていた。
それらは当然盛り付けの美しさにそこまでこだわることはなく、とにかく焼く工程を豪快に楽しく見せればいいモノなんだ、というイメージだったわけだが。
このお店は違うらしい。
盛り付けの美しさの完成度が、まるっきり違うし。
だいたい、二人に対してシェフが一人付くなんて、どんな贅沢仕様だ???
それとは別に、「ご飯のおかわりはいかがですか」とかって目配りしてくれるスタッフもいるわけだし、甘やかされ放題。
どおりでお値段もお高いわけだ……ある意味、納得したかも。


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ステーキのたれ、ごまだれとポン酢の二種類。
たれの他に、塩、山葵を付けるのもアリ。
もちろん、何も付けないで食べても美味しい♪
そのほかにフライドガーリックスライスが付いてて、これがまたサクサクで美味いの美味くないの。
ステーキにガーリックスライスを乗せてポン酢を付けてご飯と一緒に食べたりすると、もう……じゅるじゅる。
もっとステーキを食べたいよう~。
これならいくらでも食べられちゃうぞう♪(←実は幻想だったとあとでわかる)

あとはお漬物。お漬物は嫌いなんだけど(よく「お前は日本人じゃない」と言われる)、せっかくなので人参をパクパク食べた。あっさりと食べられた。


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もやしの炒め物。
ただのもやしのくせに、すごく旨い!
だがしかし、これをうみゃうみゃと調子に乗って食べたせいですっかり満腹に……(要するに水分と油分に塩味付けて食べてるようなものであるからして油分を取ればお腹は膨れるとゆー……)。
エビのカダイフ巻きを食べていたあたりでは「楽勝じゃん(←ボリュームが)」と思っていたのだが、もうダメ。
全部もやしのせいだ(笑)。
美味しかったから許すけど(笑)。

それにしても……これくらいのもやしでノックアウトされちゃうようじゃ、ディナーコースはおろか、通常のランチコースも自分にはこなせないのでは……?
……………ま、ここに「来る機会」がそもそもないだろうから、いっか……。


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焼き物がすべて終わったら、その場で丁寧に鉄板をお掃除。
(それでずっとピカピカなんだなー、きっと)


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デザートである。
食事が終わるとデザート用の別室に通されるところに、まずびっくり。
まぁでも確かにこのデザートをニンニク臭がたちこめる鉄板のそばでいただくのは、もったいないかも。
一方で、他の人の食事でもいいからもっと鉄板で焼く様子を見ていたい気もするんだけど、まぁ、鉄板も次のお客さんをお迎えできる方が合理的だしいいよね。さよなら、鉄板。
でもって、次に、出てきたデザートを見てびっくり。
鉄板焼きのコースで最後に出てくるデザートって、果物かせいぜいシャーベット一品だというイメージがあったんだけど、そんな既成概念は無用のものだった。

そして、分量は十分ながら、お代わりしたい美味しさだった。
特にヨーグルトアイスとパイナップル。
パイナップルは、とてもジューシーで甘くって、実に美味しかった。
「そうだよ、これが『パイナップル』なんだよ、日本でその辺で売ってる半分乾いたようなヤツらはエセパインなんだよ!!」と、ハワイのパイナップルを思い出しながらうみゃうみゃ食した(実際には、ハワイで食べたパイナップルも全部が全部ここまで甘くはなかったかも)。
友人は「こんなパイナップルは初めて食べた」とひっくり返りそうに驚いていた。
ちなみに、なぜかいつまでも溶けないがガチガチに凍っているわけでもなく簡単にスプーンですくえるし口に入れればヨーグルトの味がクリーミーに広がってふんわり溶けていくが見ているだけならやはり表面すら溶ける気配がないとゆー、魔法の食べ物のようだったヨーグルトアイスと、イチゴとパイナップルをそれぞれ一緒に食べてみたところ、次の不等式が得られた。

イチゴ < アイス < パイン

ヨーグルトアイスと一緒に食べるとイチゴは甘くなくなる。
それによって、このサッパリしているヨーグルトアイスが実はどれだけ甘いかが暴露されるわけだが、そのヨーグルトアイスとパイナップルを一緒に食べると、パイナップルの方が断然甘い!
フィリピン産のパイナップルだそうだが、なんとも美味であった。
ショートケーキは、あまり印象がない。
というのも、口に入れると溶けてなくなっちゃうからだ!!
いろいろな食べ方を試してみたが、クリームもスポンジもどうやっても溶けて消えてしまう。
美味しいのは確かなのだが「捕まえられない」感じなのであった。

最後にコーヒー・紅茶をおいしくいただいて、嘉門をあとにした。
贅沢な時間、貴重な体験だった。


嘉門

昼総合点★★★★ 4.3



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2013年4月10日 (水)

東京国立博物館の庭園公開(東京・上野)

一度行きたいと思っていた、東博の庭園公開。
今年はついに行ってきた。
あいにくの曇り空だったが、雨が降らなかっただけよしとしよう。
それにしても寒かったが(笑)。

もっと日本庭園風の何かがあるのかと思っていたが、ちょっと違った。
あるいは単に公園みたいになっているのかと思ってもいたが、それともちょっと違った。
何が違うって、茶室だらけなんである(笑)。
庭めぐりというより、茶室めぐりに近い。
どれもこれも一見するとただのぼろ屋だが(さすが茶室……)、実は由緒正しくだれそれがどこそこに建てたが紆余曲折を経て「移築された」ってものばかり。
堺やら京都やら奈良やらから運ばれて、「移築」されちゃったんだね。
「移築」って面白い文化だなぁ。

そしてどれを見てもボロい(さすが茶室……茶室はこうでなきゃ……?)。
単に古いというのではなくて、裏側でちょっとした部分が打ち捨てられている感じ(なんというか、ふと見ると青いバケツが無造作に転がっていたりするような、そういう打ち捨てられ方)。
まぁ、普段から見せるところではないし、展示物としてよりむしろ茶室として実用に供されることを主としているからこその扱いなんだろう。
あとで知ったことには、これらの茶室は有料で貸し出しているらしい。
東博には何度もお邪魔しているが、そんなことは初めて知った~。

それはともかく、中を見せてくれたらもっと面白いのにな、畳とハシラと床の間しかないとしても。
(たぶん、この時期に合わせて「茶室ツアー」もあるんだろうと思うが、私みたいな野猿が雅な人々に混じって見物するのはこっぱずかしい気も……)

とある茶室の裏手に抜けると、大きな池があって、その池を挟んだ向かい側に東博の本館が見えた。
なかなかいい景色。
やっぱりカッコいいねぇ、本館は。
ほれぼれしちゃう。

20130410tohaku1


ぐるっと回って本館側に出て、そこの屋台(さくらカフェって呼称が……)でさくら甘酒を買ってみた。
寒かったからあったかいものが飲みたかったのだ(笑)。
紅麹を使ってあって、「あ、さくらの塩漬けは入ってないんだ、色合いだけなんだ」と思っていたら、底の底にやっぱり入っていて、最後の一口を飲んだ友人がむせるほどしょっぱかったらしい。
「入ってる」って書くか言うかしてくれないと~。
だいたいマドラーもないし~どーしろと~。

というわけで甘酒ではケチがついてしまった(?)が、他は楽しい散策だった。
寒かったけど(笑)。
サトザクラなど遅咲きの桜もいくらか見られたし、そもそも春の花は桜だけじゃないしね!
あとは、数カ所に「詠んだ俳句を入れてください」ボックスがあって、面白かった。
ボックスの上のふたを開けると、用紙と書くものが用意されているのだ(下側がポスト)。
残念ながら一句もひねりだせなかったので、入れてくることはできなかったが、面白い企画だ(まるきり放置してるところも含め)。

長くなってきたからこれにておしまい。
本当はこの散策のあと、平成館の「大神社展」もちょっと見たんだけど、その話は気が向いたら後日に。

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おまけ。六窓庵にあった手水鉢(元は法性寺のもの)。
椿があのポジションにいるのはヤラセっぽい?(笑)

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2013年4月 7日 (日)

【グルメ】ツイテル(Tsui-ter!)の熟成肉で送別会

昔のユーザーグループの仲間が、東京を脱出して実家に帰るというので、昔の仲間でちょっぴり集まって送別会をすることになった。
主賓が、会場は中野(中野駅周辺)がいいというので、中野在住のメンバーがここを予約。
どうやら人気店らしく、1週間前くらいから予約しないと入れないとあとで聞いた。

目玉はやっぱり熟成した牛肉のステーキ。
そのままでも山葵や塩で食べても美味しい。
美味しさもいいけど、何しろ見た目が美しいのが印象的だった。

20130407tsuiterubeef


あとは鶏一羽まるごとのロティサリーチキン。
胸肉部分がしっとりしていて、とても食べやすかった。
丸ごとグリルだと、たいてい胸肉がパサついて食べるのに苦労するものだが全然問題なし。
むしろ、進んで胸肉を取って食べてたかも。
この鶏さん、美味しいんだけど、ちょっとお味がしょっぱかったかな。
味の濃いのが苦手な人にはお勧めしない。

20130407tsuiteruchicken


他にもパスタとかエスカルゴとかいろいろ食べた。
どれも普通に美味しかった。

ドリンクは飲み放題になっていたのかな?
もっぱら赤ワインを飲んでいましたが、これもわりと飲みやすくてよかった。
かえって、かぱかぱ飲んじゃって危険な感じだった。

お店を出る間際に、向こうのテーブルにローソクを立てたお皿が運ばれていって、店員さんがバースデーソングを歌い始めた。
お誕生日を迎えた人がいるらしい。
店員さんだけじゃなく店内のお客さんも合わせて歌ったりして、最後は全員から拍手でお祝いされていた。
こういうのはいいね。

20130407tsuiterushelf

↑お肉を熟成させている冷蔵棚↑


さて、肝心の会合は、久しぶりに会えた人が多くて楽しかった(特にTさん、何年ぶりだろう?)。
思い出話も最近の話もたくさんした。
まぁ、また何かあったら集まれるといいかもね。
M坊さん、賞金稼いで目標額に達したらパーティー開いて呼んでください(笑)。
Oさん、道中気を付けて(実家に)お帰り下さい。


ツイテル

夜総合点★★★☆☆ 3.5



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2013年4月 1日 (月)

【グルメ】翠海(阿佐ヶ谷)で中華料理

食べたのは昨日だけど、こちらで。
食べるのに忙しくて写真がほとんどない(笑)。
まぁ「美味しかった」という記録だけ。

昨日、交流会が終わったあとで、とあるグループのプチ打ち上げに運よく参加させてもらえることになった。
大先生お奨めの中華料理屋が阿佐ヶ谷にあるとか。
電車を乗り継いで、阿佐ヶ谷までやってきた。

お店は「翠海」。ほぼ駅前。
17時ごろには着いてしまって、お願いして早めに中に入れてもらった(予約は17時半だったらしい)。
お酒は好きに頼むとして、面倒のない「3,000円 コース」を全員注文。
おひとり、電車の時間があるから19時までに出なければいけないという方がいらして、「どんどん出してください」と頼んだら、料理が次から次へとやってきた。
いやぁ、なかなかの量で、どれも美味しかった。

ちなみに3000円コースはこんな感じ。

  • 前菜四品(この中にあった「鶏砂肝の五香煮込み」がめちゃめちゃ美味しかった。私は飲んべじゃないけど、呑み助はたぶん酒のつまみに手が止まらなくなるはず(笑)。おススメ♪)
  • 豆腐と薺菜(なずな)の上湯スープ
  • 海鮮入り八宝菜
  • 黒酢の酢豚(黒酢なうえに黒糖!)
  • 旬の野菜炒め(豆苗でした)
  • 五目チャーハン または 焼きそば(炒飯でした。中華料理屋の美味なる炒飯♪)
  • 自家製デザート(杏仁豆腐。クリーム系じゃなくてサッパリ系)
20130331suikai


とても食べやすいので「広東かしら」と思っていたんだけど、あとで食べログの口コミを見たら「麻婆丼が激辛」とあったので、いったいどちらなのやら不明(笑)。
まぁでもとにかく美味しかった。
思ったよりずっと安上がりだったし(お酒代を入れても一人4000円くらい)。
いいお店を教えてもらえたなぁ、という感じだ。

お店のスタッフもとても親切だった。
隣のおじさんが「紹興酒の陶器の瓶を持ち帰りたい」と頼んだら、ニコニコとビニールの手提げ袋を用意してくれたりして。

帰りは丸ノ内線3人組で、南阿佐ヶ谷方面までおしゃべりしながら歩いた(腹ごなし)。
これも楽しかった。

厚かましくも参加させてもらってよかったなぁ。


中国料理 翠海

夜総合点★★★☆☆ 3.8



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