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2001年12月11日 (火)

読書:『空飛び猫』

■著者/訳者名:アーシュラ・K・ル=グウィン/〔著〕 村上春樹/訳 S.D.シンドラー/絵
■出版社名:講談社(講談社文庫)
■発行年月:1996年04月

セルマ、ジェームズ、ロジャー、ハリエット……ジェーン=タビーお母さんから生まれた4匹の子猫たちにはなぜか翼が生えていました。4匹は危険で汚い都会から旅立ちますが…
翼があるって素敵なこと。でもそれがかえってアダになることもあります。

挿絵がいいです。漫画チックじゃないし、かといって写実的すぎもしない。あんまり写実的な絵だと、読んでいる側の想像力を発揮できなくなっちゃいますからね。

SFファンタジー界の巨匠、ル=グウィンがおそらくは子どもと猫たちのために書いた、淡々とした物語。
村上春樹もうまい訳をつけています。
春樹さんがあとがきで書かれているように、お母さんお父さんが声を出して子どもに読んであげるのがベスト(オトナが普通に目で読むだけだと20分もかかりません…)。お子さんのいる方はぜひ試してみてください。

ちなみに続編が2本あるようです。読んだらまたご報告しますね。

▼この本はこちら。


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