読書:『空飛び猫』
■著者/訳者名:アーシュラ・K・ル=グウィン/〔著〕 村上春樹/訳 S.D.シンドラー/絵
■出版社名:講談社(講談社文庫)
■発行年月:1996年04月
セルマ、ジェームズ、ロジャー、ハリエット……ジェーン=タビーお母さんから生まれた4匹の子猫たちにはなぜか翼が生えていました。4匹は危険で汚い都会から旅立ちますが…
翼があるって素敵なこと。でもそれがかえってアダになることもあります。
挿絵がいいです。漫画チックじゃないし、かといって写実的すぎもしない。あんまり写実的な絵だと、読んでいる側の想像力を発揮できなくなっちゃいますからね。
SFファンタジー界の巨匠、ル=グウィンがおそらくは子どもと猫たちのために書いた、淡々とした物語。
村上春樹もうまい訳をつけています。
春樹さんがあとがきで書かれているように、お母さんお父さんが声を出して子どもに読んであげるのがベスト(オトナが普通に目で読むだけだと20分もかかりません…)。お子さんのいる方はぜひ試してみてください。
ちなみに続編が2本あるようです。読んだらまたご報告しますね。
▼この本はこちら。
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