映画・テレビ

2020年3月12日 (木)

【映画】「バーフバリ 伝説誕生」完全版

時間が経ってしまったので行った記録だけ(現在3/25)。

このタイミングで「完全版」をやるというので、バーフバリ大好きな友人と一緒に観に行った。
2年ぶりだあ。

完全版では、盗賊の砦でバーフバリ(父)が美女たちとウハウハ踊るシーンが追加されていた、とゆーかカットされていなかった。
うん、確かに物語に全然関係ないわ、そりゃカットされるわ(笑)。

水中で刺青入れるとか殺人戦車とか空飛ぶ大布とか、相も変わらずいろいろ突っ込みどころ満載なんだけど、楽しく見られました。
カッタッパのスライディング土下座も久々に見たぜ。やっぱいいわぁ~(笑)。
そして笑い転げていたのとスケール感とストレス発散したのとで、免疫力が上がった気がする。

そういやこの映画を観る前は、「ホビットの冒険」のガラドリエル様が一番コワいと思ってたんだよなー。
でもこの映画を観て、デーヴァセーナが一番コワいと思った。
今回も超コワかった。
シヴァガミも育ての母もコワいけど、デーヴァセーナが一等コワい。
どうして向こうの女優さんはみんなまばたきしないんだ……コワい……。
(それにつけても、いまだに男尊女卑をぬぐえない社会にあって、そのくせ「強い女」ばかり出したがるのはどういうわけなんだ、インド映画……)

後編は時間が合わなくて見られなかったけど、また機会がめぐってくるんじゃないかと思ってる。
ああ、面白かった。

| | コメント (0)

2020年2月13日 (木)

【映画】「前田建設ファンタジー営業部」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/21)。

出来のいいエンターテイメント映画。
笑った笑った。
ぜひ笑うために見に行ってほしい(こんなご時世だし、笑って吹っ飛ばせ!)。
「翔んで埼玉」を好きだった人にはかなりおススメである。
ローカルネタはないけど、同じようにウケるんじゃないかと(笑)。

ネタバレあるので、まだ観てない方はここでストップ。
大筋はみんな知ってるわけだしネタバレしたところでどうってことない気もするが、先入観を持たずに見に行って、自分なりに楽しんだほうがイイ。


広報部長がなんだかわけのわからん面倒くさそうな人物で、可笑しかった。
昔はこういう人、必ず社内にいたよね。
今は数が減ったかも。
とらえどころがなくて、別に容姿がいいわけでもキレ者というわけでもないのに、どういうわけだか客(あるいは上司)のあしらいは超上手い、みたいな。

個人的には、最初はまるで乗り気じゃなかった若いモンたちが、それぞれが現場に触れたことでコペルニクス的転回を起こしちゃって、技術に対する態度がガラリと変わってしまうところが好き。
やっぱ現物って強いよなあ~。
掘削用のでっかい重機(しかも稼動中)を目で見たら「超」のつきそうな衝撃を受けるだろうし、どでかいダム(しかも結構美しい)を実際に見ながら苦労話とともに「うちの会社が作ったんだ」って云われたらそりゃあ気持ちがアガりまくるでしょ。

あとは、他社にまで話を広げるところも好き。
ホンキ度がよくわかるし、それを受けとめてちゃんと返しちゃう他社さんも好き(笑)。
これらはみんな、建設に夢を持ってる人たちだから、反応するんだよね。
空想世界だろうがなんだろうが、「オレら、こんな凄いことできるぜ!」ってワクワクする気持ちがあるから。
今はどーなんだろ……。

ところで最後にデスラー出ちゃってたけど、どーすんの、これ。
第二弾、やるの?
やるなら見に行くけど(笑)。

それにしても、掘削自体よりも、土の処分にかかる費用のほうが高いなんて、私も吃驚した。
いろいろあるね、建設業界。

20200213maedafantasy
マジンガーZの資料本(左)と、格納庫の簡易模型(右)。


| | コメント (0)

2020年1月31日 (金)

【映画】「この世界の さらにいくつもの 片隅に」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/10)。
この日記では原則として漫画・アニメの感想は書かないことにしているが、これは例外の一つ。

前のバージョンを見て知っていたので(そして昨年中に原作漫画も読んだので)、しっかりと心構えができている状態で見に行ったけど、やっぱり泣けるところは泣くしかなかった。
それでも、前回のように、最後のほっこりエンディングを見ている間中だらだらと目から水が流れるのを止められずにいるような困った状態には陥らずに済んだ。

「例外として感想を書く」とか云ってみたけど、書けないや。
気になる人は、気にならない人も、見てください。
あるいは原作漫画を読んでください。
これは他人の感想を聞いてもしょうがない(いろいろ思うことはあるけれど書かないでおく)。
純文学と同等の叙情性、そして洞察が含まれているにもかかわらず、漫画またはアニメというエンターテイメント性によってせっかくとっつきやすくなっているのだから、たくさんの人に見てほしい。
(映画はきちんと原作の世界を描いていて、漫画に遜色ない出来栄え)

原作者のまなざしも、片渕監督のまなざしも、同じように優しい。
優しさに包まれた(でも厳しい)世界の片隅の物語が、世界中に広まることを願っている。

| | コメント (0)

2020年1月24日 (金)

【映画】「ジョジョ・ラビット」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/5)。
実はとってもツライ話なんだけど(題材が題材だから)、とにかく登場人物がみんなかわいくて、そこに救われて見続けることができちゃうという構造。
非常によくできた映画だった。
かなりおススメ。
ぜひ見てほしい。
とくに、『この世界の片隅に』を「いい」と思う方には非常におススメ(「日常」の側から戦争を描く、という点で同類だから)。
以下、ネタバレあるので、まだ観ていない方はここでストップ。


最初にも書いたけど、とにかく登場人物がかわいい。
ジョジョはかわいくて、ついつい応援したくなる。
10歳にもなって靴ひもを結べないなんて……と、最初は思ったけど、そういえば自分も蝶結びが大の苦手で、小さいころは結べなかったわ(都合の悪いことは忘れてたわ)。
あるとき、どうやってか正確に把握したら、それ以後は問題なく結べるようになったんだった。そうだった。
というわけで、ちょっと親近感(笑)。

友だちのヨーキーもすごくイイ。
一目見たら忘れない感じ。
しかも妙に冷めてるところと、子どもらしいところが同居している。
実はそんなにたくさん出てくるわけじゃないんだが、少ない出番でもジョジョとの友情がしっかり描かれており、なかなか凄い。

そしてジョジョの母ロージーのキュートでチャーミングなことったらない。
「こんなお母さんがいたら、いくらしかめっ面をしようとしても、笑顔になっちゃうよね」って感じのおっかさんなのだ。
みんな欲しいよね、あのお母さん(笑)。
さらにさらに、キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)がすごく可笑しい。
最初のころは割とダメダメな印象なんだけど、だんだん人となりがわかってくる。
可笑しみの裏に隠されたものがわかってきて、そうなると魅力の虜。
最後なんかもう……(以下自粛)。

ほかにもいろいろあったんだけど。
エルサはあんな境遇なのにユーモアと優しさを失わずにいて、それと怒りと寂しさを同居させたようなかわいい女の子だった、とか。
監督のタイカ・ワイティティ演じるアドルフ・ヒトラー(ジョジョのイマジナリーフレンド)も上手かったこととか。
最初のうちは単に「ジョジョの味方」として受容できるのだが、話が進むにつれ、その云っていること(ナチ的文脈)を許容できなくなってくる。
実は、観客もちょうどジョジョと同じメンタルを体験させられているのかも。
時期ごとに制服を変えたり、最後は自殺の傷跡があったり、装いにも芸の細かいところを見せていた。

そうそう、友人が云ってたことで一つ「なるほど」と思ったことが。
後半に出てくるゲシュタポの大尉は、まさに『天空の城ラピュタ』の「ムスカ」だろう、と。
あのヌルヌルした嫌らしい感じとか、正論ぽい喋りとか、口元は笑みをたたえているのに目が全然笑ってないところとか、全部ムスカだって。
確かに。
メガネも髪型も似てたし、彼こそ現実のムスカ!!(笑)
とゆーわけで、ムスカ実写版を見たい方はぜひどうぞ(笑)。

脚本も上手いし、必要以上に酷い描写は出てこないし(酷い現実は描かれている)、いろいろ考えさせられながらも、登場人物らの魅力にノックアウトされながら最後まで楽しんで見られる素晴らしい作品だった。

| | コメント (0)

2020年1月23日 (木)

【映画】「フォードvsフェラーリ」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/30)。
ネタバレが嫌なヒトはここでストップ。

概して、ケン・マイルズの魅力を物語るために作られた映画。
飾らない人柄で、芯は優しく人が好くて、でも相対的に見るとダメおやじ的というか、普通にお行儀よく生きるには適さないニンゲン。
最初は「えー…」と思っていても、そのうちその魅力の虜になる。
クリスチャン・ベイルが古き良きアメリカ人を熱演していて素晴らしかった。

マット・デイモン演じるシェルビーはもう一人の主人公だが、どちらかといえばケン・マイルズを物語るための狂言回しのように見えた。
映画のキャスト情報を見るとマットの名前のほうが先に挙がってるってことは、こっちが本来の主人公だったのかも。
ケン・マイルズに食われたかな。
シェルビーはシェルビーなりに魅力満載だけどね(額装スパナとか(笑))。

かほどにケン・マイルズは魅力的に見えた。
フォードには全然勝ってほしくないんだけど、ケン・マイルズは勝たせてやりたいと心から思うわけで(おそらく観客のほぼ全員が)。
だってフォード、お馬鹿なんだもん。
そりゃあフェラーリは提携を断るよね。
あんな、レース魂もわからんような輩じゃあなあ(ため息)。
くだらない自意識を優先してロマン(夢)とプライド(矜持)を地に捨てるとは恐れ入谷の鬼子母神。
ジュニアじゃなくてヘンリー・フォードその人だったら違っていたんだろうか。

もう書くことないや。
あとはほとんどクルマを走らせている場面ばかりで、感想を思いつかない。
クルマやレースが好きな人だったらいくらでも書けるんだろうけど(笑)。
描写は上手かったと思う。
何より各登場人物のキャラの立て方がうまい。
(あのフォードの馬鹿副社長にしても、しっかり憎まれ役に徹していたし)

そしてこのタイトルからは想像できないような、ノスタルジー溢れる佳い映画だった。

| | コメント (0)

2020年1月17日 (金)

【映画】「パラサイト 半地下の家族」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/28)。
なんちゅうか……ある意味、オソロシイ映画だった。曰く言い難し。
ネタバレあるので、まだ観ていない方はここでストップ。


半地下で暮らす貧しい一家。
両親は無職、子どもらは受験に失敗。
ピザ屋の箱を組み立てて日銭を稼いでいる。
ひょんなことから息子が金持ちのお嬢さんの家庭教師をやることになり、それを利用して悪だくみを企てる。
お嬢さんの弟の家庭教師、家付きの運転手、家政婦と、次々に職を手に入れていく前半は、ピカレスクを楽しむように見ることができる(もちろんお互いに家族であることはナイショ)。

でもすべての職を手に入れ、幸せを甘受していたそのときに、お定まりの転落劇が開始するわけである。
この転落の仕方がちょっと思いつかないような仕掛けによるもので、凄かった。
家族は半地下の住人だったが、もっと暗い地下の住人がいたわけで。
そして事件を契機に、父親は地下の住人へと墜ちていく。
もちろん事は露見して、金持ち一家は去り、娘は死んで、母と息子は半地下に戻る(警察の監視付き)。

物語を締めるのは、息子の妄想で、私は「未来世紀ブラジル」しか思い出さなかった。
あそこまで心を折りにはこないけど、同類のような気がした。
凄い映画ではあった。
韓国の経済や社会事情については現実に暗いニュースばかり聞いているので、そのうえにこんな映画を見せられるともうどうしたらいいかわからない。

というような作品だったのに、同じものを観終わって出てきた若いにーちゃんズは「妹かわいいなー」という感想で盛り上がっていた。
いや、確かにかわいかったよ。でもそれだけ?
はらわたをむしり取られるような鈍い痛みとか、出口の見えない消化不良感とか、何も感じなかったの?
ま、いいけど。
うっかり「平和ボケ」という言葉を思い浮かべてしまったのはナイショである(トシとったな……)。

| | コメント (0)

2020年1月16日 (木)

【映画】「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/24)。
レーザーIMAXの3Dで鑑賞。
画像がパッキリと鮮明で、おススメである。
以下、ネタバレあるからまだ観ていない方はここでストップ。


年明け一発目に宇宙戦争(景気がイイのか悪いのか)。

全般的にあまり無駄のない構成で(無理は少々あったかも)、普通に満足した。
さすがにこれでルークとレイアとハン・ソロの物語は決着が着いた気がする。

そっかー、Pの孫かー、道理で力が強いわけだー。
てゆーか、結局血筋だったのかー。
そこんところはちょっと残念だった。
本当にただの貧民出身だったら(nobodyだったら)、ジェダイの新しい時代が拓けたと思うのに。
まあ主人公に葛藤させるために必要な設定だったのかな。

そういやフィンの出自も気になってたんだけど、こっちは明らかにされなかったな。
何もないのか?

ところで、作を追うごとにどんどんドロイドが増えていくのはなんでだ?(笑)
ドロイドの会話ってやっぱり可笑しくて楽しいから?
作品中一番の人気を誇るのに違いない。

今回一番美味しい役柄だったのは、裏切ってあっさり殺されちゃったハックス将軍だろう(笑)。
裏切りの理由が吃驚するほどちっちゃい!!
小さすぎるよ、キミ(笑)。
あとで聞いたら、この役者さん(ドーナル・グリーソン)は映画「ピーター・ラビット」でピーターと死闘を繰り広げたヤング・マグレガーだって?
美味しいわあ(笑)。

スター・ウォーズファンはしばらくSWロスにかかるんだろうか。
それともすでに新たなオーダーが密かに進行中なんだろうか。
いずれにせよ、40年かかってでも、一区切りついたのは喜ばしいことだ。

| | コメント (0)

2019年10月31日 (木)

【映画】「ボーダー」

時間が経ってしまったので簡単に(現在11/7)。

紹介文に「ダークファンタジー」と書かれていて、「ほう、そうか」と安易に考えていたら、真正のダークファンタジーだった。
むしろ、ほかに云いようがないという意味でのダークファンタジーかも。
こんな話だったとは。びっくりした。
というわけで、ネタバレがあるのでまだ観ていない方はここでストップ。
ただ一つだけ云っておくと、独りで見るのはあまりおススメしない(「恐怖」の作品ではないが、「畏怖」というオソロしさに襲われるかもしれないので)。
あと、「映画を見終わったあとは幸福になりたい」という人にもあまりお勧めしない。
「ひとあじ違う映画が好き」な人向け。


何しろ俳優さんたちが大変そうだった。
冷たい水に浸かってきゃっきゃうふふしなきゃいけなかったり、裸足で森をがしがし歩かなきゃいけなかったり、それを全部自然に楽しそうな風情で演らなきゃいけないんだから、えらい大変だ。
あと、虫。
昆虫食。
まあこれはCGであとから描き変えたかな~と思うけど、真に迫っていたし、もしも本物を……いやいや考えるのはよそう。

「どこの異世界人だろう」と思ってたら地上の種族だった。
でもニンゲンじゃない。
それがわかったあとのヒロインの解放されっぷりが、抑えた演技からでも伝わってくるようだった。
しかしあとで友人に指摘されたことだが、これってスウェーデンつまり北欧の映画なわけで、そこで登場するトロルってことは某●ーミンと同種族なの??
その点が一番ショックだったかも(笑)。

こういった「ちょっと違う」ヒトがあなたの隣にいたら、それはもしかするとチェンジリングの被害者かもしれない。
ああ、向こうの妖精って(あえて「妖精」と云う)、全然可愛くないし、オソロシイ。
向こうの人の自然観って、やっぱり敵対的で、理解しえないもの、断絶しているもの、なんだろうか。
ヒトとトロルの関係もそれに準ずる印象を受けた。
置き去りにされたトロルの子らもさぞかし人間社会では暮らしにくかろう。

「ちょっと違う」感覚、つまりちょっとした違和感がいくつもいくつも積み重なっていって、それらが最大の謎(ヒロインは何者であるか)と一緒に解決されていく手法は上手かった。
途中の、それら違和感にまつわるキモチワルイ感じの描写も優れていた(見てて嫌だった(笑))。
まさに「ダークファンタジー」だった。

| | コメント (0)

2019年10月 9日 (水)

【映画】「ジョン・ウィック:パラベラム」

「ジョン・ウィック」シリーズ3作目。
面白かったと思う。
アクションシーンは凄く目が疲れるけど(笑)。
以下、ネタバレあるのでまだの方はここでストップ。


殺し屋はみんな犬を殺されるとキレるものらしい。
身に覚えのあるJW(ジョン・ウィック)が文句を云えず、「わかってる」みたいに返したのがおかしかった。
そして犬のアクションは凄かった(見ててかなりコワい)。
馬も凄かったなあ。
犬だの馬だのを使ったアクションはいったいどーやって撮ったんだろう?
すごくキケンそうな匂いがするんですけど。
まあ、バイクもキケンではあるけど、動物よりはコントロール可能だし。

日本人(日系?)の殺し屋が出てくるんだけど、ハリウッド的日本で、「もうちょっと真面目に監修したらどーよ」って部分が多かったのは残念だった。
だいたい日本語のセリフ部分は吹き替えてやれよ~。
場内でみんな笑っちゃっただろー……決め台詞なのに。
そしてどーやら日本人はオタクとして描かれてしまうらしい。
うーん。
間違いじゃないかもしれないが。
ニンジャは間違ってます(笑)。
もっとも国内でも認識を間違えてるから、もうどうでもいいかぁ。

この映画の一番いいところは、死んでいくやつらがみんな悪人だってところだな(殺し屋とかギャングとか)。
一般ぴーぽーなのはJWの飼い犬くらいだ(ハル・ベリーの飼い犬は一般じゃあない)。
ほかはみんな死んでくれて構わない。
もちろん殺人は「悪」だけど、そこを見る映画じゃないしな。

それにしてもキアヌ様のアクションは凄かった。
ノースタントって、ハンパじゃないわ。
100%あり得ないけど、なろうと思えば殺し屋にもなれそう。
ナイフさばきとかもキレッキレだったし。
同じナイフでも賞金目当てのやんちゃな奴らが扱うのと違って、JWは急所にしか投げない。
それも一箇所ではなく複数箇所に、テンポよく。
芸術的だった。

最後の場面が終わった瞬間、「終わらないのかよ!」と口に出してしまった。
3部作で終了だと思ったのに~。
まだまだ続く、JW。
悪ノリが酷い。
まあ、悪ノリ以外では作れない映画だよな。

| | コメント (1)

2019年9月24日 (火)

【映画】「アド・アストラ」

時間が経ってしまったので簡単に(現在10/3)。

「2001年宇宙の旅」みたいな映画を21世紀のテクノロジーで作ってみた、って感じの作品だった。
ええと、ネタバレあるかもしれないので、まだ観ていない人はここでストップ。
これはネタバレしないほうがいい映画。
(そして感想を書くのが難しい映画でもある……)


人物の顔の大アップが非常に多かった。
顔がスクリーンの縦におさまらないくらいの大アップ。
しかもショットが結構長い。
これは「ミクロコスモス(ヒトの心)を撮ってるぞ」ってことだったんだろうか。

ええと、解釈が間違ってたらごめんなさい。
パパは結局、マクロコスモス(太陽系あるいは大宇宙)における孤独に絶望し、その事実(孤独)を人々に知らせまいとして地球に帰らない決断をした。
でもその絶望を共有できない他の乗組員たちは、地球へ帰ろうとして反乱を起こし、それが宇宙船のエンジン暴走?に帰結し、「サージ」という超絶危険な現象の原因となったようだった。
パパはマクロコスモスしか見ていなかった。
ふつうの人々はミクロコスモス(隣人)も見るから、マクロコスモスでの孤独が確立したからってそこまで絶望しない気がする(そりゃ反乱も起こるわ)。
息子は、パパがマクロコスモスしか見ていなかったことに気づき、自分にとってはミクロコスモス(隣人)も大切なコスモス(世界)であり、それと向き合うことを決心する(ので、一人きりの飛行という孤独にも耐えて地球に帰還する)。
っていう話だった?

それにしても。
トミー・リー・ジョーンズったら、「スペース★カウボーイ」に引き続き、「アド・アストラ」でも最後に宇宙の藻屑と消える運命とは、ね。
同じく「スペース★カウボーイ」に出演していたドナルド・サザーランドも共演していて、何かの符牒かと勘繰りたくなっちゃった(まあ、あちらはハリウッドらしい根明なハナシだったけど)。

そしてブラピ演じる主人公の宇宙飛行士の強さ(動じなさ)が、「狂気」と紙一重のように映った。
あれもマクロコスモス的な俯瞰をしていたからなのかなあ。
そうであれば、ミクロコスモスと向き合うようになると、ちょっとは弱くなるのかなあ。
自分にとっては、宇宙(マクロコスモス)の映像よりも、ヒトの心象(ミクロコスモス)の方が印象深い作品だった。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧