文化・芸術

2023年8月30日 (水)

【舞台】CHAiroi PLIN presents おどるシェイクスピア「BALLO~ロミオとジュリエット~」(LINE CUBE SHIBUYA、東京・渋谷)

時間が経ってしまったのでごくごく簡単に(現在10/12)。

なかなか面白かった。
やっぱり演出が上手いんだな。
まあ好みの面では若干むにゃむにゃだが、それでもちゃんと伝わってくるし、現代への投影の仕方が上手くてリアル感あるし、演出力はかなり高そう。

もちろん個々の登場人物のダンスや演技も熱があって(とにかく頑張ってるし一定以上のレベルを担保)、下手を打つ部分がないのは見ていて楽ちん。
下手さが出てくると見ていて時間が過ぎるのが遅くなるが、ここの公演は割とあっという間に時間が過ぎるのでありがたい。

コンドルズの面々は(自分は彼らを見に行ってるわけだが)、コンドルズ公演のコントで鍛えられているからかなり呑気に見られてよきかな。

まあとりあえず今後もチャンスがあれば追っかけてみるかーくらいのモチベは舞台を見たあとに毎回生まれるのであった。
わりと凄いことだ(だって自分、コンドルズファンとはいえ、けっこーものぐさで、本来ダンスなんか素人だし、そーゆー門外漢に「行ってみるかー」と思わせるってなかなか凄いよ)。

▼おまけの画像(終了後の舞台)

Img_9727

Img_9728

| | コメント (0)

2023年8月13日 (日)

【イベント】夏の祭典 C102

時間が経ってしまったので簡単に(現在10/5)。
当日ご来場いただいた皆様にはありがとうございました。

徐々に人出が戻ってきてはいるが、一般参加者は事前のチケット購入が必要になったので、無目的に来場する人が減った気がする。
だいたいみんな「どこのサークルを見る」って決めてて、ぶらつくお客さんがとても少ない。
(自分にとってはイタイ)

それでも、コロナ以来久しぶりに常連さんが来てくれたり、運よくTシャツが何枚か売れたりして、最近の「大々々赤字です」というのはちょっと脱したかも。

次回は頑張ってベルギー旅行記を出さなければ。
(売れないこと請け合いだけど……)

▼おまけの写真たち。

Img_9666
自分のブース。

Img_9664
「ネコの神」のTシャツ2種類。

Img_9660
新作「お菓子な地上絵」のTシャツ。

Img_9662
「お菓子な地上絵」の缶バッジ2種類。

※「お菓子な地上絵」はパラカス文化(ナスカの前に栄えた文化)の地上絵をフィーチャー。
SNSで有名な「ネコ」と「宇宙飛行士(諸説あり)」は缶バッジとしても製作した。

 

 

| | コメント (0)

2023年7月 7日 (金)

【展示】「古代メキシコ展~マヤ、アステカ、テオティワカン」(東京国立博物館、東京・上野)

時間が経ってしまったので簡単に(現在8/30)。
なかなか面白かった。
一見の価値あり。
そして写真撮影がほぼ全点に許されているのが非常にうれしい。素晴らしい。

あまり細かいことを書いてもしょうがないので、とりあえず写真(選別)でご紹介。
残り期間わずかだが、興味をもったらぜひ行ってみて。
テオティワカンやテンプロ・マヨール(アステカ)の最新の発掘成果がずらりと並んでおります。

Img_9504

Img_9382
貴人の土偶(マヤ文明)。よくできている。
写実とデフォルメのバランスが絶妙。

Img_9383
装飾ドクロ(アステカ文明)。ほんとに好きだよね、頭蓋骨。

Img_9390
球技をする人の土偶(マヤ文明)。お相撲さんみたい。
神儀としての競技という意味では同じなのか。
ちなみに腰回しはかなり重そう(石製か木製か)。

Img_9392
テクパトル(儀礼用ナイフ、アステカ文明)。
目だけならまだしも歯が! 歯が!!

Img_9411
トランペット(テオティワカン文明)。
テオティワカンって内陸だよなあ。
海岸部からの流通があったってことだよなあ。
まあ、当時の「一大センター」だったっぽいし。
ちなみにこれもストロンブス貝だろうか?

Img_9414
「嵐の神の土器」?(テオティワカン文明?)
すごく素敵な造形。

Img_9428
Img_9430
支配者層の土偶(マヤ文明)。よくできてる。
そのまま動きそう。

Img_9443
Img_9444
織物をする女性の土偶(マヤ文明)。
織り機の先に鳥が留まっててかわいい。

Img_9460
香炉台(マヤ文明、パレンケ)。かなり大きい。

Img_9463
Img_9466
《赤の女王》棺内再現展示(マヤ文明、パレンケ)。
女王(王妃)のマスクはクジャク石製なので光沢がなくなってる。
王様のマスクはヒスイ製らしいのに、どうして女王はクジャク石?

Img_9475
マスク(テオティワカン文明)。
メシカ(アステカ)人はこれを真似てさらに装飾性を持たせたとか。

Img_9473
アタランテ(トルテカ文明)だったか?
一所懸命上を支えている様子からギリシャ神話のアトランティスの名をもらって、そのまんま。
もとの言語では何と名乗っていたのだろう。

Img_9474
チャクモール(トルテカ・マヤ文明、チチェン・イツァ)。
心臓を捧げました。
実際に中央の置くところは赤くなってたような気がする。

Img_9480
トラロク神のツボ(アステカ文明)。
自分はトラロック像ではメキシコの博物館前に立ってる石像が一番好き。
(でも酸性雨にやられちゃってかわいそうなことになってるらしい…雨の神なのに…)

Img_9499
ペンダント(アステカ文明)。
貴重な黄金製。やはりこちらは「石の文化」という印象。
(南米に行くと黄金だらけだが)

 

 

| | コメント (0)

2023年6月23日 (金)

【舞台】NODA★MAP「兎、波を走る」(東京芸術劇場、東京・池袋)

時間が経ってしまったので簡単に(現在7/31)。

カタルシスってこういうのだよなあ。
これから見に行く予定のある方はここでストップ。


娘を探している母親が出てくる。
「お母さん」に会いたい娘が出てくる。
アリスに自分を追いかけさせるウサギが出てくる。
解体寸前の遊園地の女主人と脚本家も出てくる。
時勢も次元も混乱したまま、不条理劇のような言葉遊びのような顔をして舞台は進み、やがて「何が語られているのか」が明かされる。
なぜ、どうやって娘はいなくなったのか。
その方法をウサギが淡々と語るときの背筋が凍りつく恐怖。
あとはただ、悲しみ、悲しみ、悲しみ。
探し続ける母親。
涙が止まらなくなる。

忘却は罪だ。
一番罪深いのはウサギを作り出す奴らだが、それは措いても、我々の忘却もまた罪なのだった。
見た人間は全員そのメッセージを受け取っただろう。

最近の野田の演出はちょっと凄い。「凄い」としか云いようが(語彙力……)。

Img_9354

Img_9355

| | コメント (0)

2023年5月28日 (日)

【コンサート】加古隆 50thアニヴァーサリーコンサート(サントリーホール、東京・溜池山王)

時間が経ってしまったのですごく簡単に(現在7/18)。

何かの拍子にリサイタルがあることを知り、「一度は生を聴きに行こうかな」とチケットをポチってしまった。
例の「映像の世紀」のテーマ曲《パリは燃えているか》を生で聴こう、と。
「映像の世紀」は当時よく見た。
よくできた、興味深い番組だったと思う。
番組の最後になると胸をかきむしられるように感じて、「これは映像のせいなのか、それともこの音楽のせいなのか」と毎回悩んでいた(結局わからない)。

 Part1/巴里の日
 Part2/ポエジー
 Part3/クァルテットの誕生
 Part4/映像の世紀~パリは燃えているか

ピアノはやはり美しい。
生で聴けばなおさら。
何度も繰り返し聞きたくなるのを我慢して会場を去った。
美しかった。
そして《パリは燃えているか》はやはり泣きたくなるような名曲だった。

| | コメント (0)

2023年5月27日 (土)

【舞台】コンドルズ公演「POP LIFE」(埼玉会館、埼玉・浦和)

時間が経ってしまったのでものすご~く簡単に(現在7/10)。

端的に「面白かった」!
今回はこれしか感想がないや。 
やっぱり「全員で作ってる感」が強いと、文句なく「面白い」と感じられるんだな。
最初から最後まで楽しかったよ。

コントもかなりのケッサクだった。
若手メンバーの「未来の姿」を古株メンバーが演じて、それを見せられた若手メンバーの悲哀(の演技?)がリアルで笑えた。

埼玉会館は浦和で、アクセス的にはこちらの方が楽だなぁ(笑)。
でもここ、本来は音楽ホールだよね?
舞台としてのフレキシビリティはきっと芸術劇場の方が高いんだよね?
芸術劇場の改装が終わったらまた与野本町まで頑張って見に行くべきなのか。

とりあえず次回も楽しみ。

Img_9186

| | コメント (0)

2023年2月24日 (金)

【舞台】「ジョン王」(埼玉会館、埼玉・浦和)

時間が経ってしまったので簡単に(現在3/30)。
というか、当日ツイートしたことをそのまま書くだけに近いかも。
そしてこれはシロートの個人的呟きにつきネガティブなことが書かれてても目くじら立てないようにお願いします(心の中で「フッ、これだからシロートは何もわかっていないな」くらいに思ってください)。

まずもって3時間半は冗長だと思う。
まだ原作を読んでいないので何とも云えないが、もうちょっと捨てるところがあったんじゃないか?

本作はなぜか歌唱を多用していて、中途半端なミュージカルのようだった。
別にミュージカルがいけないと云うつもりはない。
こちとらつかこうへいで歌と踊りの洗礼は受けてるし、最近時々見に行く鹿殺しだって歌をよく演出に利用するが、苦痛に感じることはほとんどない。
彼らの場合は歌と同時に舞台上が動くからだ(たとえ人が動かなくても舞台上にエネルギーの流れが感じられる)。
本作は動いておらず、退屈だった。
ただ停まって、役者が歌を歌うだけ。
オペラなら「歌を聴きに来ている」わけでそのやり方も通ろうが、オペラじゃないので。

そしてカタルシスはなかった。
もちろん「ない」舞台があってもおかしくないけど、シェイクスピアを見る以上は「ある」ことを期待しちゃうわけで。
最後に立たずにいられなくなるようなものはなかった。
最後の最後にはグッときそうになった瞬間があったが(そりゃみんなウクライナ危機ではいろいろ考えるよね)、時間のかけすぎなのと結局何も動かなかったのとで、そのまま何事もなく終わった。
終わってみれば「なにもうごかない」感じは通底していた。

役者はみな力量ある人ばかりだったが。
主役は云うに及ばず(なのでいちいち言及しない)。
ほかには個人的にパンダルフとヒューバートがよかったな。

ジョン王はジョン王というより役者本人のようだった(別に個人的な知り合いじゃないけどそう感じた)。
そのため前半の神をも畏れぬやんちゃぶりと後半の小心具合に落差がなく、連続していて(「ずっと同じ人だ」って感じ)変化がわからなかった。
そういう演出ならしょうがないが、個人的には面白くなかったかも(まあ、趣味の問題かも)。

やはりどんなに上手な役者さんでも、舞台上で演じつつ全体を客観的に見ることは相当難しいんじゃないかと思う(野田秀樹みたいなレアケースを除いて)。
だから多くの演出家は舞台に立たないんじゃないかな。
自分の企図に少しでも近づけるために、舞台表現を相対化し俯瞰して見なければならないから。
その点は考えたほうがいいんじゃないのかなあ(タイトルロールと演出家の掛け持ちはどうよ……)。

埼玉会館はいい劇場だった。
思っていたより遠くなかったから、また機会があれば行きたいかも。
とにかく埼玉シェイクスピアシリーズの最後を見られて、よかった。

2473c4a989c7435f9018049743cf422c

| | コメント (0)

2022年12月11日 (日)

【展示】【グルメ】ギャラリーゑいじうのハムトーストと「スズキコージ《斑鳩民謡画祭》展」

時間が経ってしまったので簡単に(現在12/28)。

カレンダー展の搬出を利用して友人と久しぶりに会うことになった。
ちょうどこの日は年末の風物詩である「スズキコージ展」も開催されていて、1階には例年通り巨大な絵がかかっていた(タコが好き)。

D26535e3cb814847af53006a19f02e9f

そちらを鑑賞しながら(贅沢~)、軽食もいただくことに。

744866e45ff44e708cd5ab5706e61e2e

8cfa2952d1aa431aa8a276c777e4f359
ハムトースト450円とアイスカフェオレ500円。

ハムトーストサンドにはゆで卵も付いてきて、すごくお得な感じ。
トーストもハムも美味しかった。
レタス、シャキシャキ~。

小皿のきゅうりは「ぬか漬けだったら食べられないな~」と思っていたが(漬け物がキライ)、なんだかパリポリ食べられてしまった。
浅漬けだった?
ただの塩もみきゅうりではなかったからお漬物ではあるはずだよね?
でも美味しかった。

アイスカフェオレはいつもどおり美味しくてたっぷり。
長々とおしゃべりしていたので、たっぷりあって助かった。

友人とは本当に久しぶりに会って、さんざんしゃべって楽しんだ。
最後にスズキコージさんのマスキングテープを400円で購入。
まだもったいなくて使えていないけど。
久しぶりにのんびりした時間を過ごせて楽しかった。

▼2階のギャラリー《斑鳩民謡画祭》をちょこっと写真でご紹介。1月もやってます。

A9de5fd677934376ab5c2d7ceeca257f

49db5edf32e84ee1adb5d2c9f0e1011f

01d0ee8c37984e478af7afd6cea01b8c

E133bc936aaf49b59f6dfb4b5c654798

7d3fd2c27af24143ba1afccc4c7df476

E9112e9463384c0c889ee013b151cd7b

44c32f52568c4dcc93f6dd99dfdb608f

1eac2ae6457a4c93ae04c1caa7ea06c7

coffee & gallery ゑいじう その他 / 曙橋駅四谷三丁目駅牛込柳町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5

| | コメント (0)

2022年12月 2日 (金)

【展示】特別展「国宝~東京国立博物館のすべて」(東京国立博物館、東京・上野)

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/6)。

A2d28622e21546069018fbd220630384

「すべて見せます」というので、頑張って入場枠を予約して行ってみたが、すでに見たことのある品々が多かった。
そりゃそうか。
国宝展はほぼ毎年見てるもんね。
それでもさすがに全部に見覚えがあるわけではなく(忘れてる可能性もあるが)、新鮮に感じられたものもあった。

最初の絵画と書道の部分はかなりすっ飛ばしてしまった(すごい混んでるんだもん)。
絵巻物はすでに一度ないし複数回見たことのあるやつが多かった。

考古学パートでは銅鐸や銅剣を見て、以前、ずらっと並んだ多数の銅鐸・銅剣を見たことを思い出した(たぶん同じ出土品)。
あれの調査って今はどうなってるんだろう。
途中経過とかまた展示してくれないかな。

刀剣のパートは女子がいっぱいだった。
昔は閑散としてたのに(笑)。
自分はそういうのではないけれど、ここで「銘 吉光(名物 厚藤四郎)」と出会えたのは今回のハイライトだった。
すごく美しくてカッコイイ。
これは欲しくなるヤツ。
ほかの刀剣は「ああ、きれいだね」で終わるんだけど(スミマセン不調法で)、「銘 吉光(名物 厚藤四郎)」だけは「手元に欲しい!」と思って二度見しちゃった。
入場枠を取るの、チョー大変だったけど、頑張って見に来てよかった!

途中、アンコール・トムの仏像もあって「これも国宝なんだ」とちょっと驚いた。
そういえば一番最後のパートには、いわゆる美術作品のほかに、遮光器土器があったり自在龍置物があったり赤威し胴丸があったり、なんだかバラエティに富んでいて、国宝ってお堅い芸術一辺倒じゃないんだなと思った。
そうそう、酒井抱一の夏秋草図屏風が展示されていて、堪能した。
同じ琳派でも尾形光琳や本阿弥光悦よりも、この人や鈴木其一の作品が好き。
でも結構海外に作品が流出してるっぽいイメージがある。
久しぶりに見られて僥倖でした。

あとは一番最後に「写真を撮っていいよ」というパートがあり、見返り美人図と金剛力士の写真を撮った。
「行った」という証拠写真である。

Df008ec10565400dab1106d6cfcac71c13399012f4154c4fa72a20e76de6b736

物販スペースはものすごいレジ待ち行列で、ざっと商品を見て楽しんだものの、とてもじゃないが並んで購入する気にはならなかった。

まあまあ、総じて面白かった、かな。

 

| | コメント (0)

2022年11月23日 (水)

【展示】「アミエとキリエ」(ブックハウスカフェ、東京・神保町)

時間が経ってしまったので簡単に(現在12/14)。

友人が神保町の本屋さんに作品を出展しているので見に行くことに。
ちょうど今日は制作現場をライブ放送するとの情報をギャラリーゑいじうさんで教えてもらい、「うまくいけばそのライブ後に話せるかも?」という淡い期待をもってレッツゴー。

児童文学中心の本屋さんらしく、親子連れも多かった。
制作ライブが16時からだというので17時にうかがったが、まだまだライブ中だったので、友人たちの展示(即売)コーナーを見たあと、本屋を見て過ごした。
『指輪』も『ハリー・ポッター』もずらりと並んでいる。
しかもバージョン違いも揃ってる(同じ本でも岩波から出たやつと評論社から出たやつがある、みたいな)。
こんな本屋さんがあるなんて知らなかったな~。

ちなみにライブが終わったあとも残念ながら友人とはほとんど話せず、おしゃべりは次の機会に先送りとなった。

▼展示即売コーナーの数少ない作品たち(ほぼ売れてしまっている……)。

98d005d6dbef430e96163ef3e023c3b7
友人の作品、立体の鳥たち。ペーパークラフトである。
超絶かわいいんだよね~。当然全部売約済み。

B9adffa442974e29bad1078a4565e83d
「アミエとキリエ」のコーナー(写真の棚の上に立体の鳥さんがいる)。
搬入するそばから売れてっちゃうのでわりとスカスカ(笑)。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧