学問・資格

2016年4月15日 (金)

【展示】「恐竜博2016」(国立科学博物館、東京・上野)


時間が経ってしまったので、簡単に(現在5/11)。

スタンスのはっきりしたうまい展示だった。
最初から「キーワードは7つ!」というのを前面に押し出して、今回の展示で伝えたいことに、お客の注目が集まるようにしてあった。
(ちなみにその7つのキーワードは、「起源」「植物食」「飛翔」「水中進出」「赤ちゃん」「恒温」「鳴き声」だった)

自分が気に入ったのは、恐竜の大きさの展示表現。
チレサウルスだったかカマラサウルスだったか、子どもの骨格標本が展示されており、説明ボードに「親はこの○倍の大きさ」みたく書かれていた。
実はこれだけだとよくわからないんだけど、そのすぐそばの壁に親の輪郭がペイントされていて、どのくらい巨大化がわかるようになっていた。
こういう展示が今回は上手かったよなぁ。
「赤ちゃん」のコーナーでも、カスモサウルスの赤ちゃんの骨と、大人の骨格標本がそばに置かれて比較できるようになっていたし。

全体に、ビデオも含めて見るモノが多すぎず少なすぎず、テーマも絞られていて「うまい展示」だと思わされた。
恐竜分野の先生は、こういう展示の企画に慣れているのかも。
個人的には、クリーニング・ラボが作業者風邪によりお休みで残念だった。
映像だけでも気が遠くなるような作業なんである。ちょっと見たかったな。
(それが全部ボランティアなんだから、別の意味でも気が遠くなりそう)

いろいろあったが、実は全体を通して一番感じられたのは、「恐竜研究っていろいろ進化してるんだよ、面白いでしょ。君も一緒に恐竜の研究しない?」ってゆー、子どもたちに対する強烈なスカウト精神だった(笑)。
その意味でも、子ども向けインターフェースを十分に考慮した、いい展示だったと思う。

以下、写真。下3点が「赤ちゃん」コーナーでのカスモサウルスの赤ちゃんと大人の展示。

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2016年2月12日 (金)

【展示】『ワイン展』(国立科学博物館、東京・上野)


時間が経ってしまったので、簡単に記録だけ(現在3/10)。

まあまあな展示だった。
ぶどうを踏むコーナーなど、そこそこ楽しめるようになってはいるけど、いまひとつ「奥行きが足りない」感じだったかな。
力点がない、とゆーか。

もうちょっといずれかにおいてパッションを提示してもらえるとよかった。
「ぶどうは他の果物と比べてものすごく虫害がたいへんで、それをやっつけるのにこんな人の情熱が!」とか、「こんな知恵が昔からあるが科学的にも正しい!」とか、「ぶどう農家(またはワイン生産者)は『ぶどうとお話する』!」とか、「ここがスゴイ、知ってもらいたい」って押し出される部分がないと。
訴求しないデス。

物販コーナーがいつもとまるで違ってて笑った。
ワイン売り場になっとる(笑)。

まぁ、身近な食材を掘り下げよう的なスタンスはイイと思うので、試行錯誤しながら続けてもらえますように。

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2014年5月31日 (土)

【展示】「医は仁術」展(科学博物館、東京・上野) #科博 #医は仁術


ゲーム仲間と大挙して(といっても全部で6人だが)、科博の「医は仁術」展に行ってきた。

地味な内容だからガラガラだろうと思っていたのに、結構たくさんの人が見に来ていた。
どこかテレビで取り上げたのかな?
まぁ、TBSとタッグを組んでやってるようだし。

主に、江戸時代の医学書(それこそ解体新書とか)やら手術キットやら模型やら。
解剖図がたくさん残されていて、結構びっくり。
最初は墨一色だったのが、カラー彩色になり、解剖の際にも尿道だかどこだかに墨汁を流してそれがどうなるかを描いてみたり、どんどんレベルがあがっていくのが面白い。
下賜された遺体の、斬首のありようまで記録されていたりする。
何から何まで「知識」なんだな。
すごい情熱。

あ~、でも私は残念ながら医者にはなれないな~。
頭脳的にもついていけないけど、こーゆーの得意じゃないことがこっそり判明。
さすがに「解剖なんて野蛮だ」などとゆー野蛮なセリフを吐いたりはしませんが。

薬箱が細かくて楽しそうだった(いや、実際は真剣に調合するんだろうけど)。
手術道具は、工具の兄弟分みたいでちょっと怖かった。
でも考えてみたら、現代の外科手術用具だって、切れ味がよくなってはいるだろうけど、工具と似たようなもんだよなぁ。

医学生が勉強するためのサンプルがいろいろ面白かった。
お産を勉強するためのお産人形とか。
すべて木製の骨格標本、「奥田木骨」とか(精度もよくカッコいい)。
図鑑も見逃せない。
身近な植物動物は微細に描かれているのに、カブトガニだけ子どもが描いたマンガみたいでおかしかったりして(実例がなかったんだよね)。

「行政など(お偉いさん)にとっても昔から医は仁術だった」と云われるとかなり抵抗があるが(真に高度な医療はやっぱり金のある奴にしか受けられんわけだし、小石川養生所だって市井からの投書がなきゃできとらんわけで)、その点を除けばまずまずの展示だった。
最後の方に展示されていた3Dプリンタによる臓器模型も興味深かった。
ここまできたか、3Dプリンタ。
積み上げて成型したものとはとても思えない出来栄え。
(ただ、本来はここって「昔の模型」と「現代テクノロジーによる模型」との対比になるべきなんだけど、「昔の模型」がそれなりに品質が高いもんだから、そーゆー対比力が弱いのが難点だったかも(笑))

「解体新書クッキー」とかって売ってないかと思ったけど、そーゆーお菓子類は一切なくて残念だった(笑)。
前回の恐竜展の「ゴビの月」に引き続き、「仁の月」でもあるかと期待していたのだが。
目玉のおもちゃを売るなら、目玉の飴玉くらい売ればいいのにな(ブラックすぎる?)。

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2014年5月28日 (水)

【グルメ】高島屋の「大学は美味しい!」展に行ってみた


昨年だか一昨年だか、たまたま行ってみたら面白かったので、今年も行ってみました。
いろいろあって面白かった。
提携している企業の手慣れたおじさんおばさんが売り子をしている大学もあるんだけど、学生自身が店番をしているところが多く、客引きもなんだか大学祭みたいな雰囲気。

いろいろ食べたり買ったり。

・筑波大学のブディーノデリーゾ(玄米粉のプリン)
マイクロウェットミリング製法とかゆー粉砕液化技術を使って、玄米を微細に粉砕し、プリンっぽいスイーツにしてある。
もちもちしてなかなか美味しかった。
脂質がなく、ヘルシーそう。

・立教大学のクリームチーズジェラート
観光学部による試み。観光学部があるんだ、立教って。びっくり。
ジェラートはとても濃厚だった(クリームチーズのままに近かったよーな……)。
確かにこれならワインに合うかも。
https://www.facebook.com/shigaproject

・大分大学のすっぽんジュレ
ここは、提携の企業さんが出展していた。
すっぽんジュレは動物っぽい匂いが全くせず、美味しかった。

・千葉大学のノンメタポーク豚丼
ノンメタポークは、消費者じゃなくて、豚さんがメタボじゃないよという意味だそう。
http://nonmetapork.com/
学生さんが元気よかった。
残念ながらこのあと用事があるので肉類を買うわけにいかず、せめて豚丼でも食べることに。
イートインへ移動して豚丼を注文。美味しかった~。


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ちなみにその食事処は、実に殺風景で、昔の学食のようだった(笑)。
「学食」って看板でも掲げておけばいいのに(今の学生さんにはわからんかもしれんが)。

・新潟大学の無添加ベーコンのアマトリチャーナ
これは買って帰ってあとで食べたところ、売り文句どおりモチモチしてて、なかなか美味しかった。
ゆで時間が、2分半と短いのも楽でいい(生パスタだからな~)。
新潟県産コシヒカリの米粉を30%配合した「米粉入り生パスタ エチゴッティ」。
ネットでも通販しているらしい。


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※粉チーズはパッケージに含まれてません。

・新潟産業大学のとびっきりの網代焼
小判型の小さいおせんべいである。かなりの危険物。
食べ始めたら止まらないから(笑)。

・早稲田大学のソフトスチーム加工玄米(早稲田米)
玄米のくせにほぼ発芽玄米のような感じだった(つまり調理しやすく食べやすい)。
http://akitakomachi.co.jp/wasedamai/

・宇都宮大学のたまり漬けチーズ
確か宇都宮大学だったと思うんだけど……大学が持ってる牧場としては日本一の広さを誇るとか云ってたよーな……。
その牧場で搾った牛乳でマスカルポーネを作り、さらにそれをたまり漬けにしてある。
お酒のおつまみによさそうなお味。
酒は飲まないけど、チーズは好きなので購入してしまった(ちょっとお高いがしょうがない)。

・宮崎大学の日向夏ソフトクリーム
最後に荷物の整理士がてら一息いれようと、椅子に座ったところ、目の前に売り場が(笑)。
ちょうどいいからと、締めに購入した。
日向夏(またはニューサマーオレンジ)らしい、ちょっとほろ苦くてさっぱりしてて、でも甘くて美味しいアイスだった。

他にも買わなかったけど気になったものがいっぱい(売り切れてて買えなかったものもあった)。
佐賀大学のさがんルビー(国産グレープフルーツ)とか、慶應義塾大学の赤城牛とか、青森大学のがまずみ製品とか。

来年も楽しみ。

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2003年4月28日 (月)

教育訓練給付制度

一定の条件を満たす雇用保険の被保険者が、教育訓練施設(英会話学校とか)に支払った教育訓練経費(つまり授業料)の一部がハローワーク(公共職業安定所)より支給される制度。
5月から法改正になって、支給額が大幅に引き下げられる。
これまで「最大80%、限度額30万」だったのが、「最大40%、限度額20万」になっちゃうらしい。
とゆーわけで、この4月は「駆け込み入学」が多いのだそうだ。

私もしてきました、「駆け込み」(笑)。
ホントですって。
そう、やっぱり使えるものは使わなくては!!
ちょうどこの4月で雇用5年を経過したところなので、先週の土曜日にとある学校へ行って入学を申込み、本日最初の授業を受けた(旧制度を適用するには、4月中にコースを始めることが条件となる)。
ものすごい駆け込みだった(笑)。
さあ、これから頑張るぞ!

………まぁ、てきとーに頑張ろう(だって気負いすぎると続かなくなるからさ~)。

※ちなみに申込み時点では、支払いは自分です。受講修了(終了ではなく修了)となった時点でハローワークに申請すると、キャッシュバックを受けられるとゆー仕組みみたいです。

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2003年1月18日 (土)

退官記念パーティ

本日はお世話になった大学教授の退官記念パーティがあった。
本来は出社日なのだが、当然休暇を取って、おめかししてレッツゴー。

行ってみたらばまるで同窓会。いるはいるは、懐かしい面々が。
同期生や先輩後輩はもちろん、先生方もず~っとお会いしていなかったから、皆さん懐かしい。
2~3名を除いて、ほとんどの知り合いに会えたような気がする。

もちろんちゃんと当の先生にもご挨拶した。
1時間くらい余裕を持って行ったので、会の始まる前にいくらかお喋りすることもできた。
先生は相変わらず素敵な服装をしていた。

パーティはごくごくオーソドックスな進行だった。
立食形式で、歓談の合間に数名の談話が入る。
今回はかなりいろんなひととお喋りできて、楽しかった。
おっと、主眼はもちろん退官なさる先生を感謝を持ってお送りすることですが。

それにしても、大学時代にお世話になった教授方のうち、残っているのはあと4人。
そのうち、一番お世話になった先生は来年でご退官だし、もうあの大学とも縁が切れるような気がして、かなり淋しい(大学と縁が切れるのが淋しいんじゃなくて、知ってる教授がいなくなっちゃうのが淋しいの)。

最後に二次会にも参加して、某先輩と「最終講義をやるべきか」などについて酔っ払いの議論を交わし、「じゃあ私は文章を書いてもらうようプッシュしますから、先輩は講義してもらうようプッシュしてください」とわけのわからない取り決めを交わして別れた。
●●先生、来年は五月蝿いのが嘴突っ込みますので、覚悟しておいてください。

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2002年7月31日 (水)

レイアウトの基礎

夕方から2時間半、会社のお金で(わ~い)レイアウト講座に出てみた。
私は編集グループにいるけれど(しかもこの程度の技量でマネージャーなんてやってるけど(汗))、
実は編集について専門学校なんかで学んできたわけじゃない。
だから今回の講座は非常に面白くてタメになった。

講師の先生がなかなか、科学的な数値なんかを出してきて、たとえば「だから雑誌は1行あたり15字~25字がいいんだ」というような提言をなさる、裏付けのあるデザイン論を展開してくれるので、説得力があった。
そっか。そうだよね。新聞だって、字が大きければ見やすいってわけじゃないんだ。
行あたりの字数が少なすぎれば、逆に読んでて疲れちゃうんだ。納得。

ただ、私のように学校で学習していない人間にはよかったが、一緒に行った同僚には、モロに「復習した~」となったようだ(笑)。
本当はもうちょっと「DTP時代に、編集ではどういうところを気をつければいいか」みたいな「DTP」がらみの話を聞きたかったんだけど。

まぁ……DTPはやっぱり……どの工程にとっても「ガン」のようですな(笑)。
あいつらのせいでどの現場でも「プロ」が育たなくなっちゃったわけで、「チェック機構がうまく働かず自分の仕事は増える」というのは、編集だけでなくデザインの担当者も頭を悩ませる問題のようだった。

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2002年4月17日 (水)

ISO

今日は会社でISOの審査があった。
1年前から「会社でISO取るぞ~!」という目標はたてていた。
が、実際に動き出したのはまぁ3,4ヶ月前からかな(笑)。
特に最後の2ヶ月間の追い込みは大変だった。
だからさ~、もうちょっと余裕を持って用意しようよ~。

とりあえず審査は無事に終わり、2件の是正報告を出せば資格取得とゆーかISO基準を守っている企業として登録してもらえそうである。
これで晴れて国際規格に準じた企業に!!(笑)
よかったよかった。一安心。

でも本当は取得後が大変なんだよね。システムの改良と維持。2年ごとの再審査。
は~‥‥また書類が増えてしまう(笑)。

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2002年4月 9日 (火)

質から量へ

今日はちょっと難しい(?)話。

近頃では「無限」はすっかり「無際限」の意味になってしまったようだ。
無際限、つまり果てのないこと、だ。
三次元空間的に果てしがないこと。
あるいは数限りないこと。
いずれにせよ、ここで言われる無限(無際限)とは、量的なものだ。

その昔、無限とは「何にも規定されない」ことを指した(だからホントは「もの」とか「こと」とかも付けられない(汗))。
規定とは限定と言ってもいい。
限定っちゅーのは、たとえばあなたがその辺の人を見て「人間だ」と判断するとする。
このとき、あなたはその辺の人を「爬虫類ではない」と「限定」している。

あるいは、オレンジ色の花を指して、友人が「あの赤い花はきれい」と言ったとする。
このとき、友人は花のことを「赤い」と限定し「黄色くない」と限定しているわけだ。

あなたが机で仕事をするとき、目の前のものを「机である」「作業台である」とすでに判断している。
それは「すべり台ではない」し、「ベッドではない」と限定している。

いちいち「●●ではない」と考える必要はないのだが(笑)、この形式を取ったほうが「限定」ってどんなことなのかがわかりやすいのだ。

で、「無限」はもともと「無限定」だった。
そんなもの、この世で考えられますか? なかなか考えられないはずですね。
「言語で語りうる」ことを最上とするギリシア人は「無限定=不完全」と同一視して、置き去りにしてしまったけれど、
時代が進むと逆に「何にも限定されない>>何ものでもあり何ものでもない>>神サマ~」ということになって重宝がられるようになる。
さらに時代が下って、近代で量的な空間認識が確立され、mathematicaでも幾何学から代数学へ主流が移行して極限の概念が規定されると、最初に述べたような「量的無限」が現れてくるのだが‥。

とにかく言いたかったのは、一昔前までの「無限」というのは、量的なものではなくて「質的」な意味のものだったということ。
数量が限りないわけではなくて、それ以前にそのものの性質を何一つ限定できない。
それが何ものであるかをまず言うことができない(量なんて数えられるわけがない)。そういう存在。

私にとってはどっちかってゆーとこの「質的無限」のほうが「無限」なのであるが、もはや死に絶えつつあるようだ。
代数学とデカルトの勝利というべきか(三次元的空間を最初にきちんと定義したのはたぶんデカルト)。
でもちょっと淋しい。

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