【映画】「オッペンハイマー」
時間が経ってしまったので簡単に(現在5/16)。
米アカデミー賞総なめの作品を見てきた。
なかなかに面白かった。
3時間の長い映画だが、冗長さはなかった。
「あっという間」とは思わなかったが、適切な長さだと感じた。
濃密で、満足できる内容だった。
オッペンハイマーを演じたキリアン・マーフィーは、どうもカメレオンなんじゃないかという予感(演じる役柄に応じて豹変するタイプ?)。
マット・デイモンは見るからにマット・デイモンだったが(米軍将校グローヴス役)、相変わらず上手いというか魅力的というか。
19世紀末から20世紀初頭の綺羅星のような物理学者たちが次から次へと登場してくるので、科学史が好きな人にはそれだけでたまらないかも。
ちなみに「ファインマンはどこにいるんだろ」と思っていたら、ボンゴを打ってただけだった(確かに名手だけども、そこ?)。
映画としては時勢がかなり行ったり来たりするので、最初はわかりにくかった。
特にロバート・ダウニーJr.演じるストローズのモノクロ映像がいったいいつの何の話なのかがなかなかわからなかった(予備知識なくてすみません)。
ストローズは「この顔、どこかで見た。この顔、どこかで見た」とずーっと思いながらどーしても名前が出てこず、帰ってネットで調べるまでわからなかった(笑)。
言われてみればなるほど。
でも結構イメージが違うよね?
それにしてもオッペンハイマーがあんなに女癖の悪い人間だとは知らなかった(そこ?)。
とりあえず、観てよかった。
人間としてのオッペンハイマーについては知らないことのほうが多かったので、勉強にもなってしまったかも。
最近のコメント