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2024年2月27日 (火)

【グルメ】ラ・ブラスリー~ニシンに始まりピーチメルバで終わった

時間が経ってしまったので簡単に(現在4/15)。

タワー館お取り潰しのため、ラ・ブラスリーも今年6月でその歴史に幕を閉じてしまうらしい。
閉店間際は駆け込み需要で混雑するだろうから、今のうちに味わっておこうと来店。
ラ・ブラスリーのこれまでのメニューの歴史をテーマとしたコースを注文した。

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シードル。

基本的に下戸なんだが、せっかくなのでこのくらい飲もうかな、と。
実はシードルが好き。
このシードルは甘すぎず辛すぎずとてもバランスが取れたお味で、しかもリンゴの風味がちゃんと感じられてよかった。

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前菜《“ラ ブラスリー風”海の幸のサラダ》。

海老のカクテルやニシンのマリネ、ホタテ貝のマリネ ビネグレット添えなど、「開店当時に提供していた海の幸を使って盛り合わせに」したオードブルだそう。
一つ一つは小さいながらもちゃんと「その味」がするところが凄い。
蟹なんか、こんなにちっちゃいのに濃厚に「蟹!」って味がする。
(でももーちょっと大きいといいなー……)

しかして衝撃だったのはニシンのマリネだった。
ちょこちょこと上に乗っかってる何かと一緒に食べると超絶美味。
よくグルメで「○と○のマリアージュ」みたいなふんわりした表現を見かけるけど、「味のマリアージュってコレだっ!!!!!」と叫びたくなるような見事な味の組み合わせだった。
単品で食べるより百倍美味しいんだもん。
このニシンの衝撃で、ほかの料理に対する印象は全部吹っ飛んだ(ほかも十分に美味しかったのだが)。

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魚料理《シャンピニョンを包んだソール・ファルシー》。

「ふっくらと火を通した舌平目の中にマッシュルームのデュクセル。ジロール茸やトランペット茸、ヴァンジョーヌソースとともに」という料理らしい。
まずもって「魚料理」とは思えないお姿(笑)。
「きのこ料理」だよね、この見た目だと。
どのきのこも自己主張がわりかし強くて、舌平目は埋もれていたかも。
いちおう舌平目がいるらしいってのはわかるけど。

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肉料理《仔牛ロース肉のカツレツ“コルドン・ブルー”》。

人気投票で上位を誇る、開店当時から提供していた復刻メニューだそう。
これが。
実に。
すごいボリュームで。
いや、体積としてはそこまですごいサイズじゃないんだけど。
とにかく食べ終わったときには「もう満腹で何もお代わりできない」って感じだった。
……バター、だな。
バターのせいでお腹が膨れたんだな。
凄い量のバターを使ってるに相違ない(そもそも揚げ物なわけだし)。
添えられたパスタや野菜も美味しくてパクパク食べちゃったけど、それらも結構バターたっぷりだったのではないかという疑惑が……。

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カフェオレ。

カフェオレはいつもと同じ、美味しくて飲みやすい。
お代わりもできるのが素敵。

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デザートの《ピーチ・メルバ》。

「桃のコンポートとバニラアイスクリームをラズベリーソースで仕上げた懐かしの一品」とのこと。
「懐かし」なの?
昔っっっっっっっっっからこの超絶美味なラズベリーソースが存在してたってことなの??
めちゃくちゃに美味しいんですけど、このデザート。
お代わりしたい。
3杯くらいお代わりしたい。
どうするとこんな美味しいデザートが現れてくるの?
しかもこれ、困ったことに定番メニューにないのである。
つまり、このコースでしか食べられないのである!
お代わりできない!!!(涙)
(このコース頼んでよかったー)

ダイナーさんでも出てきたことあるけど、このベリーソースって殺人的に美味だな。
どうやって作ってるんだろう。謎。

強烈な美味しさに、それまでのコースが全部吹っ飛んだ感じだった(注:ニシンを除く)。
いやはや、このコースはニシンに始まり、ピーチメルバに終わったのだった。

ラ ブラスリーフレンチ / 日比谷駅内幸町駅銀座駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7

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