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2024年1月18日 (木)

【映画】「首」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/14)。
ネタバレあるけど……読んだところで、実際に自分で見なければあの強烈さはわからないと思うので、未見の人が読んでも読まなくても問題なし(読んでもたぶん訳がわからないと思われる)。

すっげードライ。
お涙頂戴の箇所が一つとしてない。
出てくる奴らはみんなクソ野郎ばかりだし(いやホント)。
すぐ死ぬし。
あっという間に死ぬし(弓コワイ)。
人命使い捨てだし。
タランティーノが見たら狂喜乱舞しそうな映画だった。

そして何から何までが茶番だ(作品が、じゃなくて、作品中で登場人物たちがやってることがすべて)。
衆道もバリバリで狂気の世界のように感じられる(衆道最盛期……)。
「裏切ったな」じゃなくて「あいつに抱かれたんだな?(=浮気した、変心した)」ってセリフが出てきちゃうのだ。
アイツらなんなの?
下賤のアタシには「侍の好いた惚れた」はわからん(LGBTとかゆーハナシじゃあない)。
BL好きの人が見たら一気に脱落しそう……まあ昔から腐女子はガチBLキライとゆーし……。

じゃあ侍じゃない百姓あがりの秀吉なら理解できるかってーと、これがまた……(笑)。
ひでー男で……(笑)。
確かに共感できるところもあるよ、毛利の切腹前の「一差し」なんかうっかり「何やっとんじゃ」って自分も思っちゃったし。
でも自分しか大事じゃなくて、志も別に高くなくて、それが証拠に最後の大どんでん返しのところでも率先して行くわけじゃなくって官兵衛と秀長に「お前ら行ってこいよ、俺はここで待ってる」みたいにやらせようとする秀吉、サイテーだよ(笑)。

タヌキおやじ(家康)の影武者消費っぷりも笑えた。
何人もどんどこ殺されるもんだから、だんだんぞんざいになっていって、敵方も顔を見るだけで「偽者」ってわかっちゃうという(偽者だってどのみち殺すけど)。

見るだに「この世界は狂ってる」と思わされるワケだが、それでいてすごくリアル。
もうダメ。
この強烈なリアリティに太刀打ちできるものは出てきそうにない。
今後、戦国時代を扱ったどんな作品を見ても読んでも「でも結局ああいう奴等(世界)だからなー」で上書きされちゃう、絶対(例:どれだけカッコイイ織田信長が出てきても「しょせんアレだし」となって冷めるな、絶対)。
久しぶりに自分のリアリティを書き換える作品だったわ。
お涙頂戴好きの日米じゃ無理だろうから、カンヌとか金熊とか総なめしてほしい(←無茶ぶり)。

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