【映画】「ヴァチカンのエクソシスト」
時間が経ってしまったので簡単に(現在12/27)。
評価が高くてすごく気になっていたんだけど、会社が忙しくてどうしても見に行けなかった作品。
新文芸坐でかかるというので、頑張って見に行ってみた。
なかなか面白かった。
以下、ネタバレが嫌な方はここでストップ。
どうしてあんなに評判がいいのかと思ってたけど、「バディもの」だからだね、きっと。
教皇庁から派遣されたベテラン司祭(ラッセル・クロウ)と、現地の教会を預かる若手司祭(ダニエル・ゾバット)とが、だんだんといいパートナーになっていく。
悪魔祓いの物語として見ることができる一方で、「バディ誕生」の物語としても見ることができるのだ。
続編はないだろうけど、あってもおかしくない構成で、まあ「のちの物語は自分で妄想してください」みたいな?
悪魔に取り憑かれた少年ヘンリーを演じる子役がかなり上手かった。
声(セリフ)は大人の俳優さんが担当しているんだけど、嫌らしく嘲笑う表情とかもう「絶品」。
ちなみに悪魔アスモデウスの声も相当に嫌らしくてよかった。
声担当のラルフ・アイネソンは「レディプレイヤーワン」で主人公の叔母さんの恋人を演じていた人らしい。
ラッセル・クロウはちょっと見ないうちにあんなオジチャンになっちゃって(笑)。
まあ、「信念のヒト」らしさが出ててよかった。
そしてめっちゃ強そうに見える「信念のヒト」でも、乗り越えることが難しい心の傷を抱えて生きているのだな、と、そういう部分も丁寧に描かれていた。
超常現象は出てくるが、スーパーウルトラな物品とか非現実的な能力とかに依存するのではなく(力のあるアイテムは出てくるけど)、自分自身の弱い心との戦いに重きがおかれていたため、エクソシストもの(そんなジャンルあり?)のなかでは、おためごかしやわざとらしさが鼻につくことのない作品に仕上がっていたと思う。
元の書籍にもちょっと興味が湧くぐらい、面白かった。
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