【映画】「かがみの孤城」
時間が経ってしまったので簡単に(現在3/10)。
アニメについては感想を書かないことにしているが、この作品はキッチュではなくノスタルジックに属すると思うのでちょっとだけ。
面白かった。
期待をはるかに超える出来栄え。
とても正統な児童文学アニメだった(若者に見てほしいが、大人が見ても十分堪える作品)。
仕掛け(孤城)は非日常的ながら、ほとんどが普通の中学生の日常を淡々と描くもので、目を引くような映像やら効果やらはほとんどない。
それでも「つまらない」とはただの一瞬も思わなかった。
途中で物語の構造はなんとなくわかってくる。
だからといって少年少女一人ひとりの苦しみや悲しみはスクリーンで提示されるまで全くわからないわけで、ひたすらそれを待つ。
その果てにカタルシスがある。
一般的なウリに弱い作品だけど(人気原作付きじゃない、推し活的ファンを作るキャラ立てじゃない、そして声優で集客する作品じゃない)、こういう佳品はもっと評価されるといいな。
「アイの歌声を聴かせて」と同じくらい、他人におススメしたくなるアニメだった。
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