【映画】「ブレット・トレイン」
時間が経ってしまったので簡単に(現在10/6)。
あらすじ
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車“ゆかり号”でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと“ゆかり号”に乗ってくる殺し屋たち。彼らに狙われ、降りたくても、降りられない! 最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たちを乗せたまま終着点・京都へと走る… やがて明らかになる乗り合わせた10人の過去と因縁。そして京都で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デス! 思いもよらない展開が連続するミステリー・アクション!
空想日本の空想新幹線が舞台。
ニンジャスレイヤーチックな「どこの東京だよ」とか「何の新幹線だよ」とか突っ込みたくなる表現満載の映画だった。
バイオレンスなんだけど、全編通して笑いが満載。
ちなみに原作者は伊坂幸太郎氏(原題『マリアビートル』だったか?)。
自分は読んでいないのでわからないが、一緒に見に行った友人は「ゴチャゴチャした現象が最後に向けて一点に収束していく感が伊坂っぽくて、構成が上手い」と云っていた。
以下、ネタバレだらけになりそうなので、まだ見ていない人はここでストップ。
ブラピは主人公というより狂言回しで、腕はいいのに超々情けない感じの殺し屋(?)を楽しそうに演じていた。
新幹線(仮)のトイレ内でウォッシュレットの水を飛ばしては喜んでいるシーンとか本当に楽しそうだった(ちなみに安全装置によりホンモノのウォッシュレットは一定以上の体重が座面にかからないと水は出ない仕様だよね)。
気の抜けたビール的な役どころは、「ザ・ロストシティ」のキャラがそのまま出てきたみたいだった(サンドラ・ブロックも出てるしね)。
もうイケメンじゃなくておとぼけ路線で行くことにしたの?
実はカッコイイ役どころよりこっち路線が好きだったり?(笑)
「キック・アス」を演じていた人が殺し屋のミカンを演じてて、相棒のレモンと二人でいい味を出していた。
「いい味」なんてやわらかい表現は合わないかも。
激烈に「可笑しかった」。
ミカンもいいけど、レモンが本当に可笑しかったナ、最後まで。
まあ、「カッコイイ」ところは全部真田広之が持っていってた(笑)。
殺陣とか道具の扱いとか実に上手いわ。
チャンバラをはじめ、映画自体が彼のおかげでかなり引き締まったと思う。
演出も面白かった。
わりかし時制が前後するんだけど、「わかりにくさ」がない。
ちゃんと一点に集約していって、最後のオチまでつけてて、非常に上手い演出だったと思う。
お水のペットボトルなんか、最高だった(何のことか知りたかったら映画を見てね)。
原作が大好きなのかも。
かなりしっかりと読み込んで作ったんじゃないかと思われる脚本で(まあ舞台はファンタジー日本だけど)、構成も一本道ではないところが逆に「ああ、そういうことだったの!」って観客の納得を引き出す結果になっていたと思う。
ところで、監督自身がちょい役でどこかに出ていたらしいのだが、役名を聞いてもどこに出てたどの人物だったのかどうしても思い出せない。
どこに出てたんだろう~?
気になる~。
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