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2020年12月 4日 (金)

【展示】「河鍋暁斎の底力」展(東京ステーションギャラリー、東京・東京)

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/12)。

河鍋暁斎[かわなべ きょうさい/1831(天保2)~1889(明治22)]は、毎年のように展覧会が開かれる人気の絵師である。
が、この展覧会ではこれまでとは違って、本画(下絵を描き彩色を施した絵)も浮世絵(版画)も「完成作品」を一切扱わないのが面白かった。
展示されているのは、素描、下絵、画稿、宴席などにおいて即興で描かれた席画、絵手本など、むしろ「作品」とはみなされないものばかりだ。

実は見る側としても、完成作品よりも素描のほうが魅力的だったり、下絵のほうがワクワクしたりするんだよね(笑)。
特に浮世絵に関していえば、完成作品は彫り師や刷り師との合作なわけだから、画家本人の筆遣い・息遣いをダイレクトに見られるのは下絵までだろう(もちろんそれをもとに腕のいい彫り師が筆致を殺さないよう彫るわけなんだけど)。
本画(彩色された絵画作品)だって、あの当時は弟子との合作が多いから、暁斎オンリーってわけにはいかない。
主宰者の言葉を借りれば、「これに対して下絵や画稿類は100%暁斎の手になり、その卓越した筆力をまざまざと感じることができます。本展は、あえて本画を展示せず、暁斎の描写と表現の力量のみを、存分に味わっていただこう、というチャレンジングな試みなのです」ということである。

作品数は非常に多く、どれも非常に魅力的だった。
ちょっと時間が経ちすぎてるので細かい感想は書かない(書けない)けど、とにかく見ていくと「ああ、このひと、描かずにはいられない人種だ」っていうのがよくわかる(笑)。
そして上手い!!
画力が!! 凄い!!
オーソドックスなものから可笑しみの系譜までジャンルも幅広い。

文句なく面白かったので、ぜひに行かれることをおススメ。
別に暁斎のファンじゃなくても浮世絵のファンじゃなくても、絵が好きなら満足するはず。

ちなみに、この展覧会に来るために会社を早退したので、同僚たちのお土産に猫の絵のミニタオルを購入した。
あんまりかわいいんで自分にも買っちゃった(みんなお揃い(笑))。
そうしたら、同僚の一人が「自分の家で飼ってた猫に本当にそっくりだ」という。
彼女のご両親もお姉さんも、ミニタオルの写真をメールしたら「そっくり!」と口をそろえていたそうだ。
もちろん違う猫なんだけど(笑)、それだけ猫の特徴をつかんで描けてるってことだよね。
脱帽、である。

20201204kyosai

▼公式サイトはこちら。2月7日(日)まで開催中。
https://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/202011_kawanabe.html

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