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2020年1月の記事

2020年1月31日 (金)

【映画】「この世界の さらにいくつもの 片隅に」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/10)。
この日記では原則として漫画・アニメの感想は書かないことにしているが、これは例外の一つ。

前のバージョンを見て知っていたので(そして昨年中に原作漫画も読んだので)、しっかりと心構えができている状態で見に行ったけど、やっぱり泣けるところは泣くしかなかった。
それでも、前回のように、最後のほっこりエンディングを見ている間中だらだらと目から水が流れるのを止められずにいるような困った状態には陥らずに済んだ。

「例外として感想を書く」とか云ってみたけど、書けないや。
気になる人は、気にならない人も、見てください。
あるいは原作漫画を読んでください。
これは他人の感想を聞いてもしょうがない(いろいろ思うことはあるけれど書かないでおく)。
純文学と同等の叙情性、そして洞察が含まれているにもかかわらず、漫画またはアニメというエンターテイメント性によってせっかくとっつきやすくなっているのだから、たくさんの人に見てほしい。
(映画はきちんと原作の世界を描いていて、漫画に遜色ない出来栄え)

原作者のまなざしも、片渕監督のまなざしも、同じように優しい。
優しさに包まれた(でも厳しい)世界の片隅の物語が、世界中に広まることを願っている。

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2020年1月24日 (金)

【映画】「ジョジョ・ラビット」

時間が経ってしまったので簡単に(現在2/5)。
実はとってもツライ話なんだけど(題材が題材だから)、とにかく登場人物がみんなかわいくて、そこに救われて見続けることができちゃうという構造。
非常によくできた映画だった。
かなりおススメ。
ぜひ見てほしい。
とくに、『この世界の片隅に』を「いい」と思う方には非常におススメ(「日常」の側から戦争を描く、という点で同類だから)。
以下、ネタバレあるので、まだ観ていない方はここでストップ。


最初にも書いたけど、とにかく登場人物がかわいい。
ジョジョはかわいくて、ついつい応援したくなる。
10歳にもなって靴ひもを結べないなんて……と、最初は思ったけど、そういえば自分も蝶結びが大の苦手で、小さいころは結べなかったわ(都合の悪いことは忘れてたわ)。
あるとき、どうやってか正確に把握したら、それ以後は問題なく結べるようになったんだった。そうだった。
というわけで、ちょっと親近感(笑)。

友だちのヨーキーもすごくイイ。
一目見たら忘れない感じ。
しかも妙に冷めてるところと、子どもらしいところが同居している。
実はそんなにたくさん出てくるわけじゃないんだが、少ない出番でもジョジョとの友情がしっかり描かれており、なかなか凄い。

そしてジョジョの母ロージーのキュートでチャーミングなことったらない。
「こんなお母さんがいたら、いくらしかめっ面をしようとしても、笑顔になっちゃうよね」って感じのおっかさんなのだ。
みんな欲しいよね、あのお母さん(笑)。
さらにさらに、キャプテンK(クレンツェンドルフ大尉)がすごく可笑しい。
最初のころは割とダメダメな印象なんだけど、だんだん人となりがわかってくる。
可笑しみの裏に隠されたものがわかってきて、そうなると魅力の虜。
最後なんかもう……(以下自粛)。

ほかにもいろいろあったんだけど。
エルサはあんな境遇なのにユーモアと優しさを失わずにいて、それと怒りと寂しさを同居させたようなかわいい女の子だった、とか。
監督のタイカ・ワイティティ演じるアドルフ・ヒトラー(ジョジョのイマジナリーフレンド)も上手かったこととか。
最初のうちは単に「ジョジョの味方」として受容できるのだが、話が進むにつれ、その云っていること(ナチ的文脈)を許容できなくなってくる。
実は、観客もちょうどジョジョと同じメンタルを体験させられているのかも。
時期ごとに制服を変えたり、最後は自殺の傷跡があったり、装いにも芸の細かいところを見せていた。

そうそう、友人が云ってたことで一つ「なるほど」と思ったことが。
後半に出てくるゲシュタポの大尉は、まさに『天空の城ラピュタ』の「ムスカ」だろう、と。
あのヌルヌルした嫌らしい感じとか、正論ぽい喋りとか、口元は笑みをたたえているのに目が全然笑ってないところとか、全部ムスカだって。
確かに。
メガネも髪型も似てたし、彼こそ現実のムスカ!!(笑)
とゆーわけで、ムスカ実写版を見たい方はぜひどうぞ(笑)。

脚本も上手いし、必要以上に酷い描写は出てこないし(酷い現実は描かれている)、いろいろ考えさせられながらも、登場人物らの魅力にノックアウトされながら最後まで楽しんで見られる素晴らしい作品だった。

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【グルメ】日本橋だし場 はなれ

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/31)。
映画の前に腹ごしらえを、と、久しぶりに入った。

惣菜6点盛り
惣菜6点盛り、1120円(税込)。

上段左から、パストラミ、ひじき、揚げ出し豆腐、下段左から、切り干し大根、小松菜、高野豆腐。
味濃くはないのに、しっかり味わえて、ひとつひとつが違ってて、美味しい~。
惣菜盛り合わせもいいな。
いままで取ったことなかったけど、これはいいわ。
食べてて楽しい。

だし椀〈はなれ〉チキンとトマトのオニオンスープ
だし椀〈はなれ〉チキンとトマトのオニオンスープ、660円。

おだしと野菜のうま味がつまったトマト仕立ての和風オニオンスープ。
素材の味を楽しめるって意味で、自分の家で作る野菜スープにちょっと似てる。
スープもうみゃい!!
具材もうみゃい!!
いいなー。お椀も大きくて素敵。
外食でスープを頼んで満足することって、案外少ないのであるが、これは超満足。

このほかに、白米と昆布削り(260円)を二人分注文した。
大盛りを頼んでみたら、お茶碗に山盛りでやってきた。
久しぶりに見たわ、この山盛りの感じ。
そして白米がうみゃい!!
半端なくうみゃい!!
昆布削りと、卓上の鰹節と合わせるとさらにさらに。
でも何もなくてもご飯だけ食べられちゃうような美味しさである。
吃驚である(自分はご飯喰いじゃないのでそんなふうに思うのは珍しい)。

とても満足した。
ほかにもいろいろ食べてみたいメニューがあるので、またそのうちに行きたい。

日本橋だし場 はなれ割烹・小料理 / 三越前駅新日本橋駅小伝馬町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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2020年1月23日 (木)

【映画】「フォードvsフェラーリ」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/30)。
ネタバレが嫌なヒトはここでストップ。

概して、ケン・マイルズの魅力を物語るために作られた映画。
飾らない人柄で、芯は優しく人が好くて、でも相対的に見るとダメおやじ的というか、普通にお行儀よく生きるには適さないニンゲン。
最初は「えー…」と思っていても、そのうちその魅力の虜になる。
クリスチャン・ベイルが古き良きアメリカ人を熱演していて素晴らしかった。

マット・デイモン演じるシェルビーはもう一人の主人公だが、どちらかといえばケン・マイルズを物語るための狂言回しのように見えた。
映画のキャスト情報を見るとマットの名前のほうが先に挙がってるってことは、こっちが本来の主人公だったのかも。
ケン・マイルズに食われたかな。
シェルビーはシェルビーなりに魅力満載だけどね(額装スパナとか(笑))。

かほどにケン・マイルズは魅力的に見えた。
フォードには全然勝ってほしくないんだけど、ケン・マイルズは勝たせてやりたいと心から思うわけで(おそらく観客のほぼ全員が)。
だってフォード、お馬鹿なんだもん。
そりゃあフェラーリは提携を断るよね。
あんな、レース魂もわからんような輩じゃあなあ(ため息)。
くだらない自意識を優先してロマン(夢)とプライド(矜持)を地に捨てるとは恐れ入谷の鬼子母神。
ジュニアじゃなくてヘンリー・フォードその人だったら違っていたんだろうか。

もう書くことないや。
あとはほとんどクルマを走らせている場面ばかりで、感想を思いつかない。
クルマやレースが好きな人だったらいくらでも書けるんだろうけど(笑)。
描写は上手かったと思う。
何より各登場人物のキャラの立て方がうまい。
(あのフォードの馬鹿副社長にしても、しっかり憎まれ役に徹していたし)

そしてこのタイトルからは想像できないような、ノスタルジー溢れる佳い映画だった。

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2020年1月21日 (火)

【グルメ】しゃもきちで軍鶏の親子丼

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/29)。

かなり久しぶりに、ランチを食べに行った。
今日は絶対に軍鶏の親子丼、と、最初から決めていたのでさっさと注文。
ご飯は半分にしてもらった。

軍鶏の親子丼
軍鶏の親子丼、1200円。

お値段は張るけど、やっぱりただの親子丼より美味しいと思うんだよねえ。
鶏肉を噛みしめられるっていうか、鶏の味に飽きが来ないっていうか。
(普通の親子丼900円だと、食べてるうちに飽きてきちゃうのだ)

まあ、個人的にはもうちょっと卵がナマじゃないほうが好きなんだけど。
鶏が美味しいからいいか。
次は竜田揚げ定食にしてみてもいいかも。

ここのランチは美味しいが、野菜分がゼロなのがネックだな(笑)。

しゃもきち焼き鳥 / 西日暮里駅日暮里駅三河島駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3

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2020年1月17日 (金)

【映画】「パラサイト 半地下の家族」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/28)。
なんちゅうか……ある意味、オソロシイ映画だった。曰く言い難し。
ネタバレあるので、まだ観ていない方はここでストップ。


半地下で暮らす貧しい一家。
両親は無職、子どもらは受験に失敗。
ピザ屋の箱を組み立てて日銭を稼いでいる。
ひょんなことから息子が金持ちのお嬢さんの家庭教師をやることになり、それを利用して悪だくみを企てる。
お嬢さんの弟の家庭教師、家付きの運転手、家政婦と、次々に職を手に入れていく前半は、ピカレスクを楽しむように見ることができる(もちろんお互いに家族であることはナイショ)。

でもすべての職を手に入れ、幸せを甘受していたそのときに、お定まりの転落劇が開始するわけである。
この転落の仕方がちょっと思いつかないような仕掛けによるもので、凄かった。
家族は半地下の住人だったが、もっと暗い地下の住人がいたわけで。
そして事件を契機に、父親は地下の住人へと墜ちていく。
もちろん事は露見して、金持ち一家は去り、娘は死んで、母と息子は半地下に戻る(警察の監視付き)。

物語を締めるのは、息子の妄想で、私は「未来世紀ブラジル」しか思い出さなかった。
あそこまで心を折りにはこないけど、同類のような気がした。
凄い映画ではあった。
韓国の経済や社会事情については現実に暗いニュースばかり聞いているので、そのうえにこんな映画を見せられるともうどうしたらいいかわからない。

というような作品だったのに、同じものを観終わって出てきた若いにーちゃんズは「妹かわいいなー」という感想で盛り上がっていた。
いや、確かにかわいかったよ。でもそれだけ?
はらわたをむしり取られるような鈍い痛みとか、出口の見えない消化不良感とか、何も感じなかったの?
ま、いいけど。
うっかり「平和ボケ」という言葉を思い浮かべてしまったのはナイショである(トシとったな……)。

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2020年1月16日 (木)

【グルメ】コメダ珈琲店

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/27)。
映画の後で軽くご飯を食べようと入店。
90分制だと云われた。
よほど流行ってるんだな。

2人でいろいろ注文。
各座席に固定されたタブレットを使って自分で注文する方式だった。
他国語対応で、今後はこういうお店が増えるのかな。

カフェオーレ1.5倍
カフェオーレ1.5倍、670円(すべて税別価格)。

まあまあ飲みでがあるが、よくよく考えてみると若干お高い。
ザギンで飲むコーヒーみたいな。

ヤサイサラダ
ヤサイサラダ、610円。

ふつうに美味しかった。

みそカツパン
みそカツパン、940円。

でかかった(笑)。
トンカツ屋でもパン屋でもないのに、どちらも美味かった。
カツパンシリーズ、いいな、美味しくてお腹いっぱいになる。
でも一人では注文できない(でかすぎて)。

シロノワールプリン
シロノワールプリン、770円。

これも結構な大きさだった。
一人のときはミニサイズを頼むわけね。
プリンのカラメルの苦味が非常によくマッチしてて美味かった。

リロクラブのクーポンを使ったのだが、あとで気づいたところ、一人分しか割り引いてくれていなかった(同じグループで4名まで割引OKなのに)。
ゆえに「サービス面」はマイナス評価。

コメダ珈琲店 新宿靖国通り店喫茶店 / 新宿西口駅西武新宿駅新宿三丁目駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0

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【映画】「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/24)。
レーザーIMAXの3Dで鑑賞。
画像がパッキリと鮮明で、おススメである。
以下、ネタバレあるからまだ観ていない方はここでストップ。


年明け一発目に宇宙戦争(景気がイイのか悪いのか)。

全般的にあまり無駄のない構成で(無理は少々あったかも)、普通に満足した。
さすがにこれでルークとレイアとハン・ソロの物語は決着が着いた気がする。

そっかー、Pの孫かー、道理で力が強いわけだー。
てゆーか、結局血筋だったのかー。
そこんところはちょっと残念だった。
本当にただの貧民出身だったら(nobodyだったら)、ジェダイの新しい時代が拓けたと思うのに。
まあ主人公に葛藤させるために必要な設定だったのかな。

そういやフィンの出自も気になってたんだけど、こっちは明らかにされなかったな。
何もないのか?

ところで、作を追うごとにどんどんドロイドが増えていくのはなんでだ?(笑)
ドロイドの会話ってやっぱり可笑しくて楽しいから?
作品中一番の人気を誇るのに違いない。

今回一番美味しい役柄だったのは、裏切ってあっさり殺されちゃったハックス将軍だろう(笑)。
裏切りの理由が吃驚するほどちっちゃい!!
小さすぎるよ、キミ(笑)。
あとで聞いたら、この役者さん(ドーナル・グリーソン)は映画「ピーター・ラビット」でピーターと死闘を繰り広げたヤング・マグレガーだって?
美味しいわあ(笑)。

スター・ウォーズファンはしばらくSWロスにかかるんだろうか。
それともすでに新たなオーダーが密かに進行中なんだろうか。
いずれにせよ、40年かかってでも、一区切りついたのは喜ばしいことだ。

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2020年1月14日 (火)

【グルメ】いざかや 漁火(いさりび)

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/23)。

日替わりで、鶏の一枚揚げランチ900円を注文。

鶏肉の一枚揚げランチ
鶏肉の一枚揚げランチ、900円(ご飯少な目)。

鶏はふつうの美味しさ。
多忙なランチ時間を効率よく乗り切るため、一度揚げてあるものをもう一度揚げ直す方式なので、ちょっと油っぽかった。

サラダはシンプルで、自分の好きな醤油ドレッシングだったのでよかった。
小鉢のマグロ醤油漬けかなんかがかなり美味しかった。
やはり「刺し身定食」を頼むべきだっただろうか……(実際、刺し身定食を頼んでいる人は多かった)。
次回、暖かい日に食べてみよう。

いざかや 漁火居酒屋 / 西日暮里駅日暮里駅新三河島駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2

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2020年1月10日 (金)

【展示】「ミイラ展」(国立科学博物館、東京・上野)

時間が経ってしまったので簡単に(現在1/22)。

ペルーのレイメバンバ博物館のミイラも出品されているというので、観に行った。

会場は、「1.南北アメリカのミイラ」「2.古代エジプトのミイラ」「3.ヨーロッパのミイラ」「4.オセアニアと東アジアのミイラ」という4ブロックに分かれていた。
ペルーのミイラはもちろん最初のブロックにあったわけだが、「南北」って……南アメリカのミイラしかいなかった気がするんだけど……(しかもほぼペルー一色)。

チャンカイなど南海岸部のミイラは、そもそもは遺体を放っておくとミイラになっちゃうだけで、エジプトのようにミイラを作ろうとして作られたわけじゃない。
まあ、ミイラ化することがわかったうえで埋葬しているのだろうけど。
ミイラの肛門に蓋をしてあったのが面白かった。

一方、チャチャポヤ=インカ文化のミイラは、海岸でなくアマゾン側、レイメバンバのコンドル湖のそばにそそり立つ崖の中腹から出土している。
湿度が高そうで、実際に霧が立つような環境らしい。
ただ、崖の中腹の高度はちょうど風通しがよくて、腐敗せずにミイラにできたらしい(土地の人たちがそれを知っててやっていたのだろう、と)。
実は、このへんの話を昨年のシンポジウムで仕入れてあったので、それも踏まえて鑑賞できたのはよかった。
レイメバンバもコンドル湖も素敵なところなので行ってみたいが、クルマで8時間かかるとか(湖はさらに馬で行く必要があったかも)。

古代エジプトのブロックはさすがに見ごたえがあった。
ミイラの作り方のビデオも面白かったし。
ただ、これまでに見た展示の繰り返しっぽいのは否めない。

ヨーロッパのミイラは、まあ、「偶然ミイラになっちゃった」やつばかりだった。
ミイラ文化はあまりないらしい。

オセアニアは、かつてのペルーと同じように、死者と生者の距離が近いようだった。
ある土地では死んだ人はミイラ化され、決まった場所に安置されて、何年かそこから生きている人々を見守る。
遺体が崩壊しちゃったらお役目終了で埋葬しなおすのだろうか(このへんがちょっとわからなかった)。
他にも死者の頭蓋骨を用いてオブジェのように飾るとか、いろいろ。

さて、わが日本にもミイラはいるが、日本は多湿でミイラづくりに全く向かない環境である。
ペルーのように「転がしておくとミイラになる」などとはあり得ない。
したがってミイラの点数もごくわずか。
そのなかで、江戸時代の本草学者のミイラというのがあって、これが傑作だった。
ミイラとしての完成度(?)も高いし、何よりこの本草学者は「自分の考案した方法でミイラを作れるはず」といって自分自身で実験したのだそうだ。
それを証明するために、子孫に自らの墓を暴いてよろしいとお墨付きを与えている。
ミイラは全体に赤い色で、これは柿の種(ホンモノの柿の種、タンニンが含まれる)を死ぬ直前に大量に摂取したのだろうということだった。
まあ、立派なミイラになっちゃって、ミイラのくせにどや顔してるようにしか見えませんことよ(笑)。

本来はその次(最後)に展示されていた「即身仏」の方が目玉だったんだろうけど、われわれは本草学者のミイラにすっかりまいってしまったのだった(笑)。

▼本展示のサイトはこちら。展示は2月24日(月・祝)まで。
https://www.tbs.co.jp/miira2019/

★追記: お土産販売コーナーのグッズはなんだかとても充実していた(笑)。

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