« 【グルメ】サンマルコ 東武池袋店 | トップページ | 【グルメ】セイルノッツ、ふたたび »

2019年11月15日 (金)

【展示】「正倉院の世界―皇室がまもり伝えた美―」(東京国立博物館、東京・上野)

時間が経ってしまったので簡単に(現在11/29)。

20191115shosointen1

気が付いたらもう終了直前。
あわてて夜の鑑賞へと行ったら、平成館前には20分待ちの行列ができてて吃驚した。
そっか、考えてみたらタイムリーな展示なんだね。
タイトルにも「御即位記念特別展」て但し書きがあったわ。
こっちはそういうことは全然考えないからなー……。

中に入っても結構な人出なので、時間も90分くらいしかないし、今回は書のたぐいはすべてカットした。
まあこちとら一番の目当ては工芸品だからして。

御物はいろいろおもしろく、そして美しかった。
じつは11月4日でかなりの点数のホンモノがお帰りになってしまっていて、レプリカ展示が多かったのだが(とくに仮面類が残念だった)、そのレプリカもまた工芸技術の粋をきわめて作られた逸品ばかりだった。
あのおそろしく美しい琵琶なんか見てるだけでくらくらしちゃう。
しかしもちろん凄い人だかりなので、ゆっくりとは見られなかったのだった。

フェルトの大きな敷物(?)も凄かった(これはオリジナル)。
色柄も綺麗にわかるし、かなりの部分が無事に残っていた。
ひたすら虫との戦いだよね(1000年も虫と戦うってどんなだ……)。
あとで調べたらこれは後期展示だったようなので、後期に見に行ったのもまあ悪くなかったか。

香木はなんだかよくわからない世界であった(笑)。
蘭奢待(らんじゃたい)はこれまで足利義満、足利義教、足利義政、土岐頼武、織田信長、明治天皇らが切り取っている。
基本的に豪傑が切り取る感じなのかしら。
使ったらなくなっちゃうけど、使わなかったら意味ないし、ジレンマ(笑)。
まあ、使えばいいんじゃないかな、使わなければ価値もわからないわけだし。

最後のほうにあった「修理の記録」がまたおもしろかった。
いまだったら全部写真になるけど、明治期の記録は絵に描かれたもので、筆によって記されたさまがまず大らかに見える。
でもって、修理に使われた道具なんかを目にすると、「あ、あそこでこう描かれていたやつだ」とちゃんとわかるのがいい。

足が痛くて難儀だったけど、頑張って行ってよかった。
またいいものを見られるチャンスがありますように。

▼下の2点は写真撮影OKのコーナーにて。

20191115shosointen2

20191115shosointen3

▼月と東博。この建物大好き。

20191115shosointen4

 

|

« 【グルメ】サンマルコ 東武池袋店 | トップページ | 【グルメ】セイルノッツ、ふたたび »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 【グルメ】サンマルコ 東武池袋店 | トップページ | 【グルメ】セイルノッツ、ふたたび »