【展示】「驚異と怪異」展(国立民族学博物館、大阪・万博記念公園前)
ものすご~く時間が経ってしまったので簡単に(現在1/10)。
鞭杆の名古屋講習会に参加したついでに、国立民族博物館(みんぱく)まで足を延ばした。
開催中の特別展「驚異と怪異」展に興味があったのだ。
新たなるペルーの幻獣を仕入れられるかと思って行ったけど、その点については、メンディビルの首長人形「大天使」と、チャビンデワンタルの「ランソン像」(レプリカ)しか出ておらず、残念至極。
まあ、それはそれとして、いろいろあって面白かった。
やはり圧倒的に水関連の怪異が多い気がする。
異界なんだろうな、海とか河とかって。
人魚も、「アンデルセンの人魚姫以前はこういう化け物ばっかりだよねー(日本に限らず世界中で割とそう)」というのを再認識できた(笑)。
いろいろと面白かったんだけど、もう時間が経ちすぎて感想を思い出せない……。
印象的だったのは、日本で作られていた「河童のミイラ」とか「人魚のミイラ」とか「猫鬼の頭骨」とかのまがいもの(笑)。
いやあ、素晴らしい出来栄えですわ。
知らない人が見たら絶対だまされちゃうレベルの完成度。
偽物だと知りつつもあまりの出来のよさに買って帰った宣教師もいたとかいないとか。
ちなみにこれら妖怪の遺骸は、広島の三次もののけミュージアムに収蔵されているらしい。
今度行ってみたいなあ。
あとは2階の「聞く」コーナーが工夫されてて興味深かった。
もうちょっと違う例も聞きたかったな~(欲張り)。
そして最後に五十嵐大介のイラストが。
半分はこれ目当てで来てるって話がある……。
残念ながら五十嵐大介がらみのお土産は一つもなかった(売り切れていたらしい)が、それなりに堪能した。
ファイナルファンタジーに出てくる幻獣の展示もなかなかよかった(笑)。
こういうキッチュなところに手が届く展示はいいね。
その後、常設展示内の企画展「アルテ・ポプラル」を見て、アメリカ(主に中南米)の常設展示も少し見た。
一つの地域に関してはそんなに大量の展示があるわけではないのだが、全体でものすごいボリュームだから、「この分野を見る」って決めていかないといくら時間があっても足りなくなりそう。
時間があれば、音楽分野なんかじっくり見たかったな~。
▼撮影した写真はこちらのアルバムでどうぞ(主に「アルテ・ポプラル」展)。
http://tomatian.cocolog-nifty.com/photos/201911minpaku/
それにしても、万博公園は広々していいところだ……と、云いたいところだが、足首をひねったのが完治していない自分にとっては、駅からみんぱくまでの距離はちょっと辛かった(素敵な公園であることは間違いない)。
家族連れにはいいところだろうが、年寄りにはあまりやさしくない気がする……。
アクセス面がもうちょっと何とかならんのじゃろうか……ならんじゃろうな、学術方面にばかりケチケチしい今の財務省では……。
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