【舞台】「渡りきらぬ橋」(座・高円寺、東京・高円寺)
ものすご~く時間が経ってしまったので簡単に(現在8/2)。
縁あって観に行った舞台。
いい脚本だった。
オールメールプログラム(役者が全員男優)というのがまた面白かった。
まあこちとら蜷川シェイクスピアでオールメールは散々見ておるわけですが。
女性役の男優たちはしぐさなどに非常に気を使って演技されており、好感がもてた。
特に上手かったのは、生田花世役の小嶋尚樹さんだ。
全く違和感がなかった。
本当に女性役は初めてなの??
他の人は、もうちょっと声の置き方をやわらかくするといいかもな~と思った。
とにかくいい脚本だった。
他の演出家にも挑戦してほしい、いろいろできそうな可能性の詰まった脚本だと思う。
演出も工夫されていたし(なんか賞をとったらしい、オメデトウござりまする)、初めてのオールメールにしてはいい出来栄えだと思うものの、女性役の発声がちと単調というか男っぽいというか、そういう傾向があった気がする。
たとえば、最後の方で長谷川時雨が「あーっ!」と叫ぶ場面、普通に(男性的に)大きな声で叫ぶのではなくて、頭のてっぺんから出るような高めのか細い声で長く引きずるように発声していたら、もっとぞーっとするような印象が与えられたのじゃないかと思う。
そういう声の置き方のバリエーション(に対する演出)はもっと増えるといいな。
まあ、素人のたわごとなんで、あまりお気になさらず。でも言語化はしないと生きていけない性分なので。勘弁してください。
総じて見やすく(←これ結構重要)、過不足もなく、いい舞台だった。
私も、「長谷川時雨」についてはこの舞台で初めて知ったので、観られて本当によかった。
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