【展示】「文字なき文明の名もなき名工たち」(駒場博物館、東京・駒場東大前)
時間が経ってしまったので簡単に写真でご紹介(現在6/5)。
東京大学の駒場博物館で、アンデス文明関連の展示があるというので、えっちらおっちら行ってきた。
今回の展示は、「音を鳴らす」土器、すなわち「笛吹きボトル」について焦点を絞ってあるようだった。
土器自体の展示とともに、どうやって音が出るようになっているのかの説明パネルや、実際にいろんな笛吹きボトルを鳴らしている映像がある。
映像を見ると、どうもわざとじゃないかと思われるが、鳥のボトルなら鳥のさえずりのような音が出るようになっていて、ボトルごとに鳴る音が異なっているのが面白い。
なかには二段式の笛吹きボトルも(鳴る音も二段構え)。
そしてなんと!!
笛吹きボトルのレプリカを作ってあって、それを実際に自分で鳴らすことができる!!
これは楽しかった。
超おススメ(笑)。
↓こんな感じのテーブルがあって、空気入れを使っていろんな音を鳴らすことができるのだ!!(笛玉は自分の唇の下に当てて、尺八のように吹く)
↓笛吹きボトルがどうして鳴るのか、の、説明パネル。
↓土器をスキャンして、それを元にレプリカを作った話。
↓戦士像付き陶製トランペット(ペルー、モチェ王国期)。
↓カエル像付き双注口ボトル(コロンビアのカリーマ文化)。
↓フクロウ像付き鉢(ペルー、古典クピスニケ文化)。フクロウはとっても身近だったらしく、とっても多い意匠。
↓人物・鳥像付き鐙型ボトル(笛吹きボトル、ペルー、チムー王国期)。鳥を吹き矢で仕留めようと背伸びする人物と、どこ吹く風の鳥がなんともユーモラス(笑)。しかも音が鳴る。
↓獣人の土偶?(エクアドルのラ・トリータ文化)。アシカ?? あんた誰?(笑)
とても小さな展示だったけど、とにかく笛吹きボトルにさわれて体験できるのがいい。
「こういうものなんだ!」と実感できた。
入場無料、6月30日まで。
▼この展示のサイトはこちら
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0109_00132.html
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