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2019年3月 4日 (月)

【映画】「移動都市:モータル・エンジン」


時間が経ってしまったのですご~く簡単に(現在3/22)。

なかなか面白かった。
友人が「スター・ウォーズとロード・オブ・ザ・リングを足して二で割ったような映画」と云っていたが、云い得て妙である。
このへんの作品が好きな人にはおススメ。
しかし何よりも、全国の重機マニア必見の映画であった(笑)。
以下、ネタバレがあるかもしれないので、まだの方はここでストップ(あまり書かないけど、この映画は何も知らずに見た方が面白い)。


終末世界という舞台はマッドマックスのようでありながら、人々のたたずまいはロード・オブ・ザ・リングだった(マッドマックスほどガツガツしてない)。
ピーター・ジャクソンだからかな(笑)。
しかし、人物よりも世界観で押してくる作品のような気がした。
人物も魅力的ではあるんだけど、その「世界」の圧倒されるような存在力の前には小さくなってしまう感じ。

総じて「CG凄い」な映画でもあった。
まずもって背景は屋内も屋外もほとんどCGだろう。
役者さんはヒューゴ・ウィービング以外にはあまり有名じゃない人が多く、「予算のほぼすべてをCGに回したのね」と思わず勘ぐりたくなる(笑)。
あの、都市の足跡(轍の跡)が凄かったよなあああ。

ちなみに友人はムカデメカにご執心だった。
メカやギミックの映像ならびに設定の見せ方はすべて、中二病をこじらせちゃう要素満載のものばかりだった(さすがだぜ、ピーター・ジャクソン……)。
「USA」だと思ってたらむにゃむにゃだったとかね!

惜しむらくは、盛り込みすぎのきらいがあったかな。
世界設定にしろ人物の背景にしろ、もうちょい丁寧に描けたらよかったような気が?
いやむしろ前後編でつくってもよかったのでは?(予算の問題かな~……)
とはいえ、あれだけ盛り込んでおきながら破たんせずにうまくまとめたというのは、なかなかに凄いことかもしれない。
逆にテンポは異様なほどよかったしね(速くて、付いていくのが大変ではあったが)。

そうそう、あとで知ったが、シュライク役のスティーヴン・ラングは「ドント・ブリーズ」で盲目の老人を演じた人だった。
そりゃコワイわ(笑)。

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