【舞台】をしばいかむぱにゐ「さばかれしあこがれ」(池袋演劇祭参加作品)
時間が経ってしまったので、簡単に(現在10/23)。
縁あって観に行ったもの。
冒頭、テンポが悪くて「2時間もどうしよう」と思っていたが、あるときそれがふっとよくなって、そこからは時間も感じず、舞台から目が離せなくなった。
終わってみれば、かなり完成度の高い舞台だった。
ニンゲンのずるさや弱さをしっかり見つめて掬い上げていくという、演出の丁寧な姿勢が感じられた。
そのおかげで、人間ドラマとしても社会的ドラマとしても楽しめるものに出来上がっていた。
ただまぁ……欲を云えば、おさまりよくまとまっちゃってる感があって……「勢い」や「情熱」みたいなものが不足している気がするってゆーか……そこんところがどうだろう?
そもそもハコの大きさを間違えてないか?
この小さいハコ(小さい劇場は小さいなりに意味があるけれども)でやるにはもったいない内容だと思うし、大きいハコに変えることで生じるハードルを越えていければ(若い演者のレベルアップ含め)さらにステップアップできるんじゃないかという気がした。
勝手な云い分ですが……。
生演奏のBGMの使い方は上手かったし、魅力的だったと思う。
(生演奏でも演出が下手だと「うるさーい!」ってなるものだから)
あと、お父さんお母さんを演じていた方々の演技がとくに魅力的だった。
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