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2017年6月15日 (木)

【映画】「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」


すごく時間が経ってしまったので、簡単に(現在7/14)。
結構面白かった。
アニメの「鋼鉄ジーグ」を知っていたらもっと楽しめたのかも(楽しめたとゆーか笑い転げられたとゆーか)。

《公式サイトによるあらすじ》 75年に日本で放送開始、79年にイタリアでも放送されて大人気を呼んだ永井豪原作によるアニメ「鋼鉄ジーグ」。本作は、少年時代から日本アニメの大ファンだったガブリエーレ・マイネッティ監督が、40年近く経った今もなお、イタリア人の心の中に深く刻まれるその「鋼鉄ジーグ」を重要なモチーフにして生み出した、イタリア映画初の本格的ダークヒーロー・エンタテインメントだ。
舞台は、テロの脅威に晒される現代のローマ郊外。裏街道を歩く孤独なチンピラ エンツォはふとしたきっかけで超人的なパワーを得てしまう。始めは私利私欲のためにその力を使っていたエンツォだったが、世話になっていた“オヤジ”を闇取引の最中に殺され、遺された娘アレッシアの面倒を見る羽目になったことから、彼女を守るために正義に目覚めていくことになる。
アレッシアはアニメ「鋼鉄ジーグ」のDVDを片時も離さない熱狂的なファン。
怪力を得たエンツォを、アニメの主人公 司馬宙(シバヒロシ)と同一視して慕う。そんな二人の前に、悪の組織のリーダー ジンガロが立ち塞がる…。


この主人公がどうしようもなくチンピラでおかしい。
スーパーパワーを使って最初にやることがATM強盗。
ATM機をまるごと持って帰り、ゲットした金で好物のヨーグルトとエロDVD(オンナじゃなくてDVD)を買いこむ(笑)。
次にやったのが現金輸送車強盗で、その金で「鋼鉄ジーグ」のDVDボックスと豪華なAV機器一式を買いこむとゆー……。
どんだけチープなんだ(笑)。

まあ、ヒロインとの交流によって自分のなかのヒーロー成分(?)にめざめていって、ヒロインを失ったあとは名前を訊かれると「ヒロシ・シバだ」とみずから答えるように……(笑)。
最後のシーンなんかもうたまりませんわ、あの編み物が。

敵役のジンガロも超チープで、とても現代らしい悪役だった。
ジンガロの一番の願いは、みんなから注目されること(そして「スゲエ奴だ」と崇め奉られること)。
だから彼がなりたいのは、マフィアのボスよりも、「ユーチューバー」(げらげら)。
このへんの人物造形がケッサクである。
こうやって書くと、マフィアのボスより無害そうにみえるが、とんでもない、メーワクきわまりない男であった。
絶対にお近づきになりたくない人種。
俳優さんはイケメンながら、このトンデモ悪役を悪役として実にうまく演じていた(あんなイケメンなのにほぼ好きになれないあたりがスゴイ(笑))。

ちなみにエンディングロールでは、主人公がアニメ「鋼鉄ジーグ」のイタリア語歌詞版を自分で歌う(低い声でカッコいい)。
ここに至って、アニメ「鋼鉄ジーグ」のファンたる友人は腹を抱えて笑い転げていた(声を出さないように必死だったっぽく、じつに苦しそうだった)。
もともとの日本語の歌詞って「ビルドアップ、バンバンバンバン」だの「ハニワ原人、全滅だー」とゆー感じで「バンバン」と「全滅だー」ばかりが目立つ歌だったのが、イタリア語版は「大地を駆け、天空にはばたこう」みたいなカッコいい内容になっておって、あまりのギャップに耐えられなかったらしい(笑)。

まぁ……………凄くいいオマージュ作品だった、よね(笑)。
「げー」となる部分がないわけじゃないが、総じて面白かった。

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