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2017年5月13日 (土)

《京都“空振り”旅行記》その8 護王神社


北野天満宮前でバスに乗り、今出川で降りて、徒歩で護王神社へ向かった。
去年、右ひざを傷めてしまい、いまだに調子がいま一つなので、京都に来たらお参りしようと思っていたのだ(足腰にご利益がある神社なので)。

行く途中、車道を挟んで向かい側がずっと御所の敷地であり、緑がきれいだった。
背高な木が多くて、手入れは大変そう。

そうこうするうちに護王神社に到着。
思っていたよりずっと立派でお金持ちそうな神社(笑)。
そっかー、足腰治したい人はいっぱいいるってことだねー。
参詣客ひっきりなし、なのかも。
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護王神社の敷地。

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本殿は修復中で、この能舞台(?)の手前から仮殿を拝むようなかたちだった。

さて、ここは主祭神が和気清麻呂公命(わけのきよまろこうのみこと)と、その姉の和気広虫姫命(わけのひろむしひめのみこと)である。
つまり祀られてるのって、ニンゲンじゃん!!(ちょっとビックリ)

和気清麻呂は「道鏡を天皇にすべし」の御神託が偽ものであることを宣し、そのため道鏡から憎まれて流罪にされてしまった。
足の腱を切られ、流刑地へ赴く途中にさらに襲撃を受けて亡き者にされようとしていたのだが、いずこからともなく現れたるイノシシの大群に守られ運ばれて、目的地に無事に到着したのであった。
しかも到着したときには、なんと足が治っていたのである!
そんな謂れゆえ、「足腰の守り・治癒」を願ってみんなが参詣するわけなのね。

自分もあやかって、「足腰の根付け袋お守り」を1200円で購入した。
結構お高いなぁ……でもきっと、その分霊験あらたかなのに違いない!
御守りは小さめのサイズ(40×22ミリ)で、持ち歩きやすそうだった。
あと、鈴と、金の草鞋みたいな飾りが付いてて、何気にカッコいい。
なにとぞ足腰が往時の状態まで回復しますように!!

ほかの人が奉納した絵馬をつらつら眺めていたところ、老後の足腰の心配のような「ふつう」に見えるものもあったが、「どうか家族の足を治してください」といった、もっと切羽詰まった祈願が多かった気がする。
本当に「(最後の)神頼み」という感じがひしひしと伝わってきた。
私なんか、自分の足でお参りに来ているわけだから、まだまだ軽いほうだなぁ(それでもそれなりにツライんだけど)ということを実感。

ちなみに清麻呂を助けたイノシシの逸話から、境内はイノシシだらけだった(笑)。
イノシシ神社とも呼ばれているそうで。
亥年のひとはぜひお参りにどうぞ。

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このあと、お香屋さんにちょっと寄ったり、「ぱんだより ノドカ」で食パンと菓子パン2つを買ってみたり(合計600円で安かった)、そのお隣の「タイム」とかゆーえらくオシャレでモダンな珈琲屋さん(喫茶店というより珈琲屋さん)でカフェオレ450円をテイクアウトしたりした。
カフェオレは、パンと合うお味だった(ここの珈琲屋さんの店内で販売されてるパンは、どうも「ノドカ」のパンらしかった)。
ちなみに「ノドカ」の菓子パンのうち、ゆず風味をあとで食べたが、「特にどうってことないな」と思いつつ食べていたら、そのうちに食べるのを止められなくなっていた(笑)。
そういう系統のパンなのかも。

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「ぱんだより ノドカ」の店構え。

こーゆーちょっとしたかわいいパン屋さんが多いよねぇ、京都って。
全部巡りたい……!

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「ノドカ」の食パンを東京に持ち帰って食べた。
これはわりと普通(笑)。

地下鉄の駅にたどり着き、友人との待ち合わせのため、京都駅へ向かった。
その話は次回。

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