【舞台】コンドルズ「17's Map」(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)
ものすごく時間が経ってしまったので、簡単に(現在6/22)。
久々の与野本町駅。
蜷川さんが亡くなってから、来なくなっちゃったからなぁ。
コンドルズの埼玉公演だけが、ここでの年一回の楽しみになってしまったかもしれない。
駅ビル(平屋だけど)の掲示スペースに、かつてのコンドルズ公演で使用された人形たちが展示されていた。
こうして間近に見ても、やっぱり全然かわいくないや(笑)。
今回のタイトル「17's Map」は、尾崎豊の「十七歳の地図」から引っ張ってきているものらしい。
自分は尾崎豊には全く興味がない手合いのニンゲンなので、とくに意識せずに見ていたのだが……。
こーゆータイトルの付け方をしたら、ふつうはオマージュ(敬意)だと思うじゃん?
そこはさすがコンドルズ、茶化しまくりであった(笑)。
長い壁があって、その脇を「どこまでも続く長い壁を……!」とかって歯が浮きそうなセリフを吐きながら、ジーパンに白Tシャツとゆー若者的ファッションに身を包んだ橋詰さんが走ってくる。
すでにこの取り合わせから可笑しいのだが、壁沿いに奥から手前まで走りきると、壁の裏を走って戻って、再び奥から壁沿いに「続き」を走り出すのがまた可笑しくって。
ご高齢なのに、3往復もさせられて、お気の毒なことしきりであった(とか云いながら笑い転げて観てたけど)。
そのうちに、やっぱりジーパンに白Tシャツのいでたちの勝山さんが同じように奥から現れ、おんなじセリフを吐きながら手前に走ってくる。
さらに遅れて、ジーパンに白Tシャツのだれそれが……というようにコピーたちがどんどん現れて(しかも「コピー」のレベルがどんどん下がっていく)、最後は舞台前方で全員で歌を歌うという、「馬鹿馬鹿しい」以外のなにものでもない舞台が繰り広げられたのであった(笑)。
「コンドルズのメンバーに尾崎豊のファンはいません」って断って(?)たけど、別に断らないでもわかるって。
リスペクトしてたらそんな茶化し方はできないですって(笑)。
とゆーわけで、今回のテーマ的舞台装置は「壁」であった。
すごく長い壁が舞台上の向かって左側、奥から手前に向けて斜めに(ちょうど末広がりな感じに)設置されていた。
毎回いろいろと考えるなぁ。
今回の公演で特に笑ったもの。
最初の集合で、学ランにゴルフバッグはないだろう~、古賀さん(笑)。
(最後に古賀さんが足を引きずっていたのが心配。治ったかな)
肉襦袢(じつはただのステテコ?)でのいわゆる「衝突実験」の再現が、実に「らしく」て可笑しかった。
うっかりツボにはまっちゃって、笑いが止まらなかった。
それから、4本の長い筒を使ったパフォーマンス。
こういうアイデアものって好き。
空気椅子も可笑しかったな(ヒドイよ、近藤さん(笑))。
今回一番残念だったこと。
青田サマがいなかった!!
シルエットと動きが独特なので、「いる」「いない」が一発でわかっちゃうんだよね。
最初から最後までいないのはやっぱり寂しかったな。
そういえば、青田サマ不在ゆえ、いつものコントがなかったのだろうか……?
ほかにもいろいろあったんだけど、時間がたちすぎて詳しく思い出せない……うまく文章がまとまらないので、割愛。
最後の最後に。
壁の向こうから林檎が投げ返されてきたのがちょっと嬉しかった。
こういうところも好き。
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