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2017年4月20日 (木)

【映画】「ゴースト・イン・ザ・シェル」(ハリウッド実写版)


ものすごく時間が経ってしまったのでごくごく簡単に(現在5/19)。
以下、まだ観ていない人はストップ。
あと、ここの感想はごくごく個人的な感想なので、そこんところよろしく。


押井作品へのオマージュとして見るなら吉、独立した作品として見るのもまあまあ、しかし『攻殻機動隊』のシリーズ展開として見ると「どうだろう…?」という感じだった(私からすれば)。
『攻殻機動隊』へのオマージュというよりは押井作品へのオマージュだ。
例のイヌも出てきたし(笑)。
出てきただけだったけど。
他にもいろいろ、押井作品を「知っている人なら知っている」みたいな仕掛けが散りばめられていたっぽい(自分はそこまで詳しくないので全部はわからなかったが)。

あと、アニメでやったシーンを実写(+CG)でかなり丁寧に再現してあったりして(ストーリーは別物なのに同一シーンをうまく嵌め込んである)、そこらへんは力を感じた。
そして「本当に押井作品が好きなのね」って思った。個人的に。

タケシと荒巻のイメージの乖離はいかんともしがたかったけど、まぁ、なんちゅーか、タケシ映画のやくざタケシを持ってきたかったんだよね、きっと。
そういう意味ではナチュラルな演技でよかったかも。

ストーリー自体は、ハリウッドによくあるやつ。
脚本の練度もさほど高いとは思えない。
ちゅーわけで、かなり評価の難しい映画だった。
光学迷彩付き戦闘やポールダンス戦(笑)の映像を堪能するのが、いちばん正しい鑑賞法のような気がする。
そこんところはとても見ごたえがあったので。
それにしても《ゴースト・イン・ザ・シェル》ってタイトルにすべきじゃなかったんでは?

そうそう、個人的にはジュリエット・ビノシュがよかった(笑)。
あらまあ、カッコいいおばさんになっちゃって、カッコいいんだから、やあねもう(笑)。

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