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2016年12月 4日 (日)

【展示】「ラスコー展 クロマニョン人が残した洞窟壁画」(国立科学博物館、東京・上野)


時間が経ってしまったのでごくごく簡単に(現在12/26)。
年内に今年の日記総てを書くことはもう無理っぽい……なんてこったいオリーブ(汗)。

まず入り口の人物復元模型が美形でびっくり。
一緒に行った友人の一人が「フランス人の美意識のせいだろう」。
なるほど、云われてみればそうかも。
そしてそれを皮切りに、続く展示もすべてフランス人の美意識と合理主義が一本通ったものだった(ような気がする)。
日本での展示に慣れていると、ちょっと毛色が変わっているように感じられて、なかなか面白かった。
ただまぁ、どっちかっていうと「大人向け」かも(推奨12歳以上)。

20161204lascaux1

20161204lascaux2

洞窟壁画のレプリカ。
ライトが消えると、線刻画が浮かび上がる仕掛け。


20161204lascaux3

トリ人間(笑)。
本展示のマスコットキャラクターになっている。
どこにでもいるんだなぁ、こういうの。


20161204lascaux4

こちらは最後に飾られていたクロマニョン人等身大レプリカ。
やはり美しい(笑)。


さて、本展示で一番印象的だったのは、8名の有識者によるビデオトークである。
4本の柱にビデオ画面があって、2人ずつ交互にコメントが流れる。
喋り(音声)と人物の映像とは別々に撮られているので、音声だけでもいいじゃんかと思うが、そこらへんもフランス的美意識によるのであらふ(人物を全身まるごと見せることに何か意味があるのかも)。
この中の一人が、ラスコー洞窟壁画の複製を最初に作ったメンバーの一人で、まさに芸術家であった。
凄かった。
コメントがまるきり「芸術家」。
ほかの人のコメントはわりと合理主義を感じられるものが多いけど、このおばあちゃんは逆で、本当に「アーティスト」って感じのコメントをしていた。
彼女の超絶気になるコメントを最初の方で見たせいで、いきおい他の人のも気になって全部見てしまった……。
おかげでここだけで20分も……(一人あたり2分半なので8人全員見ると20分)。
まぁ、おばあちゃんほどぶっ飛んでいるコメントは他にはありませんでした。
振動をどーたらゆってるコメントもおかしかったけど、他人の発言の引用だし。
とゆーわけで、おばあちゃんのぶっ飛びコメントはぜひ聞いてみてほしい。
私が行ったときは、一番左のハシラで流されていたと思う。

それにしても、洞窟のレプリカを3つも作るなんて(個々の壁画のレプリカじゃなく洞窟のレプリカってところがミソ)……まぁ、美の保存への執着みたいなもんなんですかね。
徹頭徹尾、フランスの美意識を感じさせられた展示だった(ような気がする)。

▼公式ホームページはこちら。展示は2月19日(日)まで。
http://lascaux2016.jp/

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