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2016年11月の記事

2016年11月30日 (水)

【映画】『この世界の片隅に』

 
時間が経ってしまったので記録だけ(現在12/21)。
とりあえず、まだ観てない方はぜひ観に行ってほしい。
以下、若干のネタバレがあるかもしれないので、そういうのがお嫌な方はここでストップ。
特に「自分でいろいろ気づきたい」タイプのヒトは読むのを止めて、そのまま映画館へGO!!


敗北感ハンパない作品だった。
あんなに穏やかなのに(←作品が)……どうして………ああ、ナサケナイ(←自分が)。
別に映画を観るたびにその作品と勝負しているわけではないが、感想を言葉に直せないというのは自分にとって「敗け」なのである。
うう、口惜しい。

戦争の影はあるものの、恐怖やら悲愴やらがドラマチックに押し寄せてくる悲劇というわけではない(悲しみがないわけではない)。
ラストだって、(よくよく考えればいろんな問題を孕んでいるものの)「前向き=明るい」という意味では、明るい結末だったはず。
でもエンドロールが始まってから涙が止まらなくて困った。
云っておくが、エンドロールの映像だって「ほんわか」といった形容が合っているもので、ふつうならそれを見て泣いたりはしない。
その前の小さな悲劇で泣かずに、なぜそこで泣けるのか(本気で止まらなくて困った)。
なぜ?
必死で考えたけれど、結局わからなかった。
肝心な部分の感想を言語化できないなど、敗北以外のなにものでもない。チクショー。
コワくてもう一回観に行くことができないじゃないか……!!

お涙頂戴の路線では決してない。
全編通して描かれるのは「日常」であって、「ドラマ」ではない。
主人公は、最近の戦時のドラマで描かれるような「反戦主義という正義側に足を踏み入れている人間」ではなく、大本営のお達しを信じているごくふつうの素直な人間だ(善悪は別にして、そういう人間がいかに多かったか、そしてそれこそが「ふつう」だったことは、あなたのおじいさんおばあさんまたはひいじいさんひいばあさんらに話を聞くとわかるはず)。
事象によるカタルシスはなにもない(「終戦」すらそれになり得ない)。
目のくらむような視座の転回もない。
それでいて何かが胸に迫ってくる、これはいったい何なんだろう。

自分は常々、優秀な漫画(とりわけ少女漫画)にはリリック(叙情)が存在するものと考えているが、これはまさにそういう作品だった。
実は原作はまだ読んでいない。
でもこうの史代作品なら、絶対そのへんは外さないはず。
その叙情性まで写し取ったような映画だった。

そういやこれって「アニメ」だったね(原則、日記に書かない)。
でもキッチュ枠じゃない、完璧にノスタルジーな作品だから。
だから書き残すのだ、コトバに直しきれなくても。
残さなければもっと口惜しいではないか。

来年、まだやっていたら(やってるといいな)、もう一度観に行こう。

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2016年11月26日 (土)

【コンサート】マリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団(ミューザ川崎シンフォニーホール、神奈川・川崎)


ここから先、書くのが面倒なものばかりだなぁ。
時間が経ってしまったので(サボリで)記録だけってことで(現在12/20)。
それにしても書くのに手間がかかりそうなので、しばらくグルメ日記はお休みかも。

前回はうっかり見逃した気がするが(そう真面目にチェックしているわけではない)、今回は運よく前売り時点で見つけたので、気張っていいチケットを購入した。
2階席のとあるブロック最前列とゆー(わりと中央寄り)。
すんばらしい。
張りこんだ甲斐があったというもの(参萬円はそれなりにイタかったが)。


↓自分の席から見るホールはこんな(2曲目の演奏前)。
20161126musakawasaki1

演奏されたのは2曲(アンコールなし)。

 ハイドン: 交響曲第100番「軍隊」
 R. シュトラウス: アルプス交響曲

このうち、ハイドンは第4楽章で軍楽隊チックな4人が出てきて(いずれもパーカッション)、最後尾なんかどういう楽器なんだか全然わからないやつだった。
みんなが疑問に思うだろうとわかっていたのか、終演後、ロビーにはこんな掲示が(笑)。


20161126musakawasaki2


「シェレンバウム」かあ。
存じ上げませなんだわ。
はるか昔にトルコの軍隊博物館で見たのかもしれないけど、トリ頭なので覚えていない。
一緒に行った友人ならしっかり覚えているだろうに。

次のシュトラウスの「アルプス交響曲」が圧巻だった。
悪いけど、これ聴いたらハイドンは全部すっ飛んだ(すんません脳みその容量が少なくて)。

交響曲といいながら、一楽章しかない。
一楽章しかないけど一時間かかる。
演奏は途切れないものの、もちろん一楽章中は細かくパート分けされていて、それが全部音楽的テーマごとではなくて「描写される情景」ごとに分かれている。

夜/日の出/登山/森に入る/小川に沿って進む/滝/幻影/花咲く草原/山の牧場/林で道に迷う/氷河/危険な瞬間/頂上にて/景観/霧が立ちのぼる/次第に日がかげる/悲歌/嵐の前の静けさ/雷雨と嵐、下山/日没/エピローグ/夜

あー、しまった。
聞いてるときは「このパートはここがスゲー」などと思いつつ聞いていたのだが、全部忘れたな(トリ頭)。
ただ覚えているのは、まるで映画を観るように聴いてしまっていたこと。
おかしな話なんだけど、本当に映画を観ている気分だった。
映像があって、BGMがあって、みたいな。
映像はもちろん全員自分の脳内にしかないわけだけど。
でも本当にそういう感じで……すごく変なハナシだが、音というより映像の美しい曲だと思った。

も一つ覚えていることは、ハープやオルガン、そしてその他多数のパーカッションを擁する大部隊であったこと。
パーカッションなんか「初めて見たかも」って楽器まで登場してて面白かった。
そうやって目で見てもいるんだけど、演奏を聴いてて頭の中で上映されてるのは山の情景だ。
これ以上なんと云えばいいかわからない。
とにかく音とともに、色合いはもちろん、木々や土石の存在が迫ってくるようで、すごい迫力だったのだ。
何より濃厚だったのは、空気感とでも云うべきものか。山の空気。木洩れ日。あるいは暗さと足元の覚束なさ。剥き出しの岩。見はるかす景色。そうしたものすべてがあるようだった。
聴きながら、なぜこんなにイメージがちゃんと湧くのか、不思議でならなかった。

これ聴くの、生でも録音でも私は初めてだなぁ(初めてがライブでよかったかも)。
自分の行かないコンサートまで含め、演目として目にした覚えがほとんどない(トリ頭だからあてにならないけど)。
こんな素晴らしい曲を、どうしてみんな演奏しないのかなぁ。
パーカッション揃えるのが大変だからだろうか(笑)。

曲の構成が、夜で始まって夜で終わるのもいいなぁ。
実はこのままエンドレスで演奏できたりするのでは?(そうして山の日々は続く)
メロディを口ずさめないのが残念だが、主旋律らしきものも好きだった。

もう一度聞きたいと思うものの、ヤンソンス以外で聞くのは危険かもしれないと思わないでもない。
そのヤンソンスといえば、楽団員が退場し始めても拍手が全然鳴り止まないので(以前もそうだった)、最後の最後にもう一度出てきて挨拶していた。
ここに聴きに来ている人はほとんどが彼のファンだったのかも。
マナーのいい人が多かったしね。
最後、拍手をフライングしたお馬鹿さんが2,3人いたけど、他が静まり返っていたのと、指揮者が手を挙げたままなのとに気づいてすぐに止んだ。
そしてそのあと余韻が止んで彼が手を下ろしたところで、あらためて、万雷の拍手となったのだった。
久々に、何ものにも代えがたい時間、というものを過ごせたように思う。

20161126musakawasaki3

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2016年11月24日 (木)

【グルメ】Grand Breton Cafe (グランブルトンカフェ)


すごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/16)。


豚のリエット、クレープ巻き

アミューズ(お通し)の、豚のリエット、クレープ巻き。

とてもおとなしいお味だった。
もうちょっとリエットが自己主張してくれるといいのだが。


シードル(グラス)

シードル(グラス)。

これまたおとなしかった。
ふたを開けてしばらく経ってたんじゃないかってイメージ(笑)。
飲みやすかったけど。


ミニサラダ2種

スモークサーモンのシーザーサラダと卵とツナのオリーブサラダ、ミニサラダ2種。

ミニといいながら結構しっかりしたボリュームでよかった。


合鴨とキノコのニョッキアラビアータ

合鴨とキノコのニョッキアラビアータ。

ほとんど辛くなかった。
そしていったいどこにキノコが???(笑)
ニョッキはやわらかくて美味しかった。


ガレット・オーベルニュ

ガレット・オーベルニュ。

とてもやさしいお味だった(そういうお店なのかも?)。
かなりボリューミー。
そば粉のクレープがこんなに美味しいとは知らなかったな(家で作るのと違うらしい)。


ガレットとパン

ガレットとパン。

主に、ニョッキアラビアータのソースをぬぐうためにパンも注文(笑)。
ちっちゃい。


雛鳥のロースト(ハーフ)

雛鳥のロースト(ハーフサイズ)。

さすが「雛鳥」。
若鶏よりも親鶏よりも、とてもジューシーだった。
鶏のローストってどこで食べても美味しいな。


季節のモンブランクレープ
季節のモンブランクレープ

季節のモンブランクレープ。

これまた結構なボリュームだった。
クリームが甘すぎず、わりといいバランスだった。


ヘーゼルナッツラテ

ヘーゼルナッツラテ。

なかなか出てこなかった。
出てくる前にデザートのクレープはほぼ食べ終わっちゃったし、こいつのせいで店を出るのが10分以上遅れた(絶対に途中まで忘れられてたと思う)。
甘いデザートと組み合わせるにはちと甘すぎたかも。

全体にまあまあだったが、最後のラテの遅延ぶりに代表されるように、店員の切り盛りがイマイチな印象だった。
優先順位の付け方がイマイチってゆーか……だいたい、ウェイトレス一人でやるのが大変なら、暇してるドリンク担当とかが手伝ってやりゃいいと思うのに(閉店前で客は3組くらいしかいなかった)。

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2016年11月22日 (火)

【映画】『君の名は。』


時間が経ってしまったので記録だけ(現在12/15)。
実は二度目。一度目は10月21日に。
以下、ネタバレがあるため、まだ一度も観ていない人はここでストップ。
これは何も知らない状態で見た方が絶対に面白いだろう作品なので。


もう一度云うが、見てない人はここでストップ。


まだ観てない人は読まないでください。最後のお願い。


本来、アニメ・マンガなどのキッチュ枠は日記に書かないことにしているのだが、これは感想を残しておくべきかなと思ったので書く。
ちなみに、ただの素人の感想なので、あまり気にしないように。

友人が大ファンにつきこの監督の作品は私もひととおり見ているが、距離(空間だけでなく時間や概念的隔たりも含む)によるすれ違いを描かずにいられない人なのだと思っていた。
今回もそのテイストは強かったが、違うのは最後にちゃんと出遭うことだな(笑)。
やっと現実にまなざしを向けられるようになったって感じ(笑)。
(今までの作品、とくに初期作品は、「現実どーでもいー感」満載だったので)
その意味で「一般向け」になったのは確かだが、友人に詳細を聞くと中身はかなりマニアックなようで(たとえば音、地域、年代まで含めた電車の描写など)、この監督のマニー(死語)なところも生きているがゆえの魅力的な作品となっている気がする。

はっ。
こんな書き方してたらいつまでも書き終わらない。
邯鄲に、ちがう簡単に、自分がとても好きだったところ・面白いと思ったところだけ書いておこう。

冒頭→とにかくキレイ(それゆえその「現実」を知ったときのダメージが……痛かった)
入れ替わったタキくんが毎回胸を触るところ→あほか(笑)
入れ替わったみつはが豪華なスイーツを注文しちゃうところ→自分が太らないって素敵
入れ替わったタキくんがてっしーと「カフェ」を作っちゃうところ→若いっていいねぇ(この場面はかなりのお気に入り)
よつはが「巫女の口噛み酒」をネットで売り出せと云うところ→「長女」のみつはと違い妙に事情通なところが「次女」らしくて笑える(そしてタイムラグが3年だからギリギリ可能な感じなのもヤラレタ感あり)
糸守町の残骸を見たとき→絶望しました
彗星を中継するアナウンサーが「なんという幸運でしょう」的な発言をしたとき→吐き気がしました(『帰ってきたヒトラー』を観ちゃってから「テレビって最低」という視点を払拭できない……そしてここでもダメ押され……)
みつはの手のひらに名前でなくムニャムニャなお言葉が書かれていた件→最初はうっかり「名前書けよ~」とか思っちゃったんだけど、よく考えると名前を書いてたらスマホのブログ同様に消されてたわけで、消される対象ではないが存在を確信させる証として残されてるみたいな構成っぷりが御見事としか(以下略)


最初のころ、「お前ら時制が同じでよかったね~」などとのんびり見ていたら(本当に最初にそう思っていた)、あとで「げっ」となって「ヤラレタ」となるあたりのSF的なつくりが上手かった。
まぁとにかくいろいろと「上手い」と思わされる部分が多く、素直に楽しめた(しかもちゃんとハッピーエンディングだし(笑))。
冒頭のところなど、「これは劇場の大画面で見るべきでしょう」といった映像も結構あるので、映画代金払って観たときの満足感も保証されている、上質なエンターテイメント作品だと思う。

つーわけで、面白かった。
これ以上の回数を観に行くかどうかはわからないが、自分としても、2回は見ることをおススメする。
なにしろオープニングの印象が、初回と2回目とでは全く異なってしまうのだ。


蛇足ながら一つだけ書き加えておくと、劇中の「むすびの神」は恐らく「タカミムスヒ」が出典と思われるが、本来は「ビ」じゃなく「ヒ」である(「~ヒ」の神様群と「~チ」の神様群とがいるんじゃなかったっけ)。
「そんなことどうでもいいだろ」って合唱されてもおかしくないくらい面白くはあったんだけど、一応メモ。

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2016年11月16日 (水)

【グルメ】ベルジアン ブラッスリーコート リエージュ=ギユマン (Belgian Brasserie Court Liege‐Guillemins)


すごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/9)。

某OL向けサイトのプランで。
【アミューズ】アミューズ3種盛り合わせ
【サラダ】本日のサラダ
【前菜1】自家製スモークサーモン
【前菜2】シャルキュトリーの盛り合わせ
【前菜3】ベルギー産フライドポテト
【メイン】ハーブ三元豚のロースト
【デザート】ベルギーワッフル


お店の外観

お店の外観。

日本橋駅からも近いが、東京駅からもそんなに距離はない。
むしろ東京駅から歩く方が便利かも。


ベルギービール

飲み放題のベルギービール。

この期間はステラアルトワじゃなくてシメイだった。
美味しく飲みやすかったが、何しろアルコールにも炭酸にも弱いので、2杯くらいしか……(涙)。


アミューズ3種盛り合わせ

アミューズ3種盛り合わせ。

ニンジンとポテトとオリーブ。
ポテトがややしょっぱい。
あ、ビールのつまみだからか……。


本日のサラダ

本日のサラダ。

結構なボリュームだった。
マヨネーズやタルタルソースやサウザンアイランドドレッシングじゃなくて助かった。


自家製スモークサーモン

自家製スモークサーモン。

まあまあなお味。


シャルキュトリーの盛り合わせ

シャルキュトリーの盛り合わせ。

なかなか美味しかったけど、その分、量的に若干ものたりない感が。
あと、パテドカンパーニュが美味しかったので、パンかクラッカーにつけて食べたかった~。


ベルギー産フライドポテト

ベルギー産フライドポテト。

どこがベルギー産なのかよくわからなかった(笑)。
ふつうのフライドポテトに思える。
そしてここでかなりお腹が膨れた(店の陰謀だ(笑))。


ハーブ三元豚のロースト

ハーブ三元豚のロースト、とても美味しかった。


ベルギーワッフル

ベルギーワッフル、ミニ。

二名で行ったところ、一皿にはバニラアイス、もう一皿にはマロンアイスが添えられていた。
サイズはかわい~いミニワッフル(笑)。
まぁ、ポテトで満腹していたのでちょうどよかったけど。


カフェオレ

カフェオレ(プラン外)。

プランに含まれていないのだが、どうしてもほしくて追加注文。
しかし、珈琲くらいプランに含めてくれればいいのに……。
こっちは下戸で、飲み放題の元を取ったとは思えないし、このくらいはサービスしてほしかった(ワガママ)。
カフェオレそのものは美味しかった。

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2016年11月12日 (土)

【グルメ】あんぷく


すごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/6)。

ちょっと気になったことのある創作うどん屋さん。
思い出して行ってみた。
夜遅くまでやっていてくれるのが有難い。

でも、おうどんは、どうだろう……。
う~ん……。

豚骨ちゃんぽんうどん

豚骨ちゃんぽんうどん。

どろどろのスープにびっくり。
麺もかなり太くて、「ちゃんぽん」を名乗るにはちょっと難が……。
具は見た目よりたっぷり。
たくさん食べたい人にはいいけど、私なんかは食べてるうちに味に飽きたかも。
レモンとかが添えてあるとよかったなぁ(味変わりが楽しめるだろうから)。


牡蠣の味噌クリームうどん

牡蠣の味噌クリームうどん。

牡蠣が2つしか入っていないのがケチ臭い。
(つい、揚州商人の牡蠣ラーメンと比べちゃうもので)
スープは豆乳っぽく、甘め。
甘い優しいお味の好きな人向き。
でもタイトルにあるのに「味噌」の味はほとんどしない(笑)。

どれもかなりのボリュームっぽいので、お腹を空かせて行ったほうがいい。

今回は「創作うどん屋に来て『鍋焼き』はどうよ……」と思ってしまったので頼まなかったが、次回来ることがあればそういう普通のうどんメニューを頼んでみよう。
どんな「うどん」なのか、興味がある(笑)。

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2016年11月 9日 (水)

【グルメ】くにみ うな丼ランチ


すごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/4)。


うな丼

うな丼、1400円。

かわいらしいけど、ちゃんとうな丼だった。
うなぎって美味しいなぁ。
でもやっぱり焼いただけのほうが好き……(蒸すとどうしてもプリプリ感が不足気味……)。

ランチメニュー

おまけのランチメニュー。

お値段、頑張ってます。
すごいコスパかも!

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2016年11月 6日 (日)

【イベント】講習会の記録


中国から来日された毛老師の講習会に、二日間あわせて4コマ参加した。
実技よりは話を聞く方が長かったが、いくつかとてつもなく重要なことが学べてよかった。
以下、当日取ったメモ。間違ってる部分もあるかもしれないがそのへんはご勘弁。


【鞭杆の由来に関する話より】

一画開天(一は陽)。
陰と陽は二つに見えるがもとは一つ。

人間が最初に使った道具は棒であり、もとは労働の道具。
棒は武器としても道具としても使いうる(いろんな武器は棒=棍の子孫)。
鞭杆は文明の道具であり、それを学ぶことは原始からの歴史を復習すること。

300年前、山西省では商人らが栄えた。
当時の商人は馬/駱駝/驢馬であちこちへ行った。
駱駝はコントロールしにくく、鞭はだめで、棒でコントロールした、これが駝騾(ラクダ)鞭杆。
その棒を持ち、護衛も兼ねた人々がいた。
棒は、歴史的に一番古く機能多く、安上がり。
刃物を持つことが禁止されることもあった(棒なら引っかからない)。
剣や刀は片手使いだが鞭杆は両手使いである。

陜西省の鞭杆は長拳や通背拳に似た武術。
山西省の鞭杆は、鞭杆拳門という流派が百年前まであり、棒を使わない鞭杆拳もあった。
鞭杆の長さはさまざま、胸まで、腰高、腕の長さ、肘まで、手のひらの長さ(指鞭)の5種類。
20161105memo


【老師と鞭杆の出会いの話より】

老師は幼少時病弱(1957年生まれ、早産で2000gちょっとしかなかった)。
自分で本を読み、マッサージを始めて100日くらいで目と耳がよくなった。
それで運動が健康にいいとわかり、9歳のころに武術の先生に弟子入りしたところ、それが鞭杆の先生だった。

その後、文革で、4年間田舎で労働して体を壊した。
さらに、山西大学に入学したが、練習で体を壊した。
大学院生になって、武術をどうやれば体にいいのかを研究し始めた。
一番好きな武術は太極拳と鞭杆で、鞭杆をやると目が良くなった。


【練習前の準備についての話より】

準備運動は必ず必要だが、方法はいろいろある。
体を温めるためにゆっくり套路をやっても準備運動になる。
体を温めるほかにもう一つ大事なのはストレッチで、すべての筋・関節を伸ばすこと。
いろいろな方法に取り組んだほうがいい。

意識の準備も必要で、静的な面と動的な面の両方から準備する。
自分の体を感じ、精神の静と血液の動を合わせて一にする。


【鞭杆のときの「足」に関する話より】

歩幅は人によりけりで、はっきりと決まっていない。
力のある人なら幅が広くても構わない。
原則は、その歩幅でリラックスできるかどうか(余分な力が入らないということ?)

重心はかかとでなく足の前半にのせ、次の動きに備える。
着地はかかとから(力は入れない)。

 落在脚跟
 力在脚掌

姿勢では「まっすぐ・足裏・丹田」が大事。
 用意不用力
  →立身中正(まっすぐ立つ)
  →守丹田
  →覚知是心力

立禅の時の重心は、「養生のため=平衡=無極」「功法のため=足の前半に入れる」。
20161106memo


【鞭杆をやるときに大切なこと】

とにかく大切なのは「基本」。太極拳の練習をするといい。

○拳譜
○立身中正
○纏粘随
1 形:体を中正に
2 意:用意不用力→意識を使って力をうまく使う=力が要らないわけじゃない
3 気:呼吸の気(呼吸法は自然)・内気(体の中の気、見えない触れない、命を守って存在する、リラックスすると気の流れも自然になる)
4 力:リラックスと意識と気とを合わせて使う

 脆如撃鼓


【基本動作】

○猿猴攀枝(内家拳の一番基本の足、束展:「絞る」と「開く」)
両手で鞭杆を持って膝まで下げていく。
重心は足の前半分、お尻と骨盤は前に出す。背中は丸めていい。
足は開かない、両膝を付けた状態でやる。

○獅子揺頭(内家拳の基本功法)
両手で鞭杆を持って肩甲骨(前)に当てる。
上へ上げて鞭杆の中心を見る。
ゆっくり90度左へ体を回したら、また前へ戻す。
ゆっくり90度右へ体を回したら、また前へ戻す。
鞭杆を下へ下げていき、収める。

○晃水功(カンフーの練習の基本の基本)
脚を少し開いて立つ。
足の裏を意識しながら左右に重心を移しつつ、鞭杆も左右に振る。
水のように滑らかに、ただし上を意識せず、むしろ足の裏全体を常に意識する。
鞭杆を振る高さを腰、肩、頭、頭の上、真上へと高めていく(棒はだんだん斜めになる)。
逆に振り子を下げて行って収める。
この間、かかとを決して上げないこと。
脚を柔らかくし、適度な重心移動、それから肩をほぐして動かすことを心がける。
リラックスして練習したほうがいい。
手もリラックスし、体の力に合わせる。
これができたら前後を打つ練習に変えたり、「転環」にも変えられる。

○撹丹田
脚を開き、鞭杆は丹田に付ける。
重心を左右に変え、体を90度回しながら鞭杆を上下させる(船漕ぎみたいになる)。
鞭杆は中心で上がってくる。
膝の前、肩のあたりでそれぞれ力が入る(リラックスしても構わない)。
必ず「重心移動のあと」で、体の向きを回しながら鞭杆を回す。

○纏(ちゃん)
弓歩で前後しながら棒も前後に揺らす。
1・2リラックスで、3で力を入れる。
左へ重心を移したら鞭杆の先も左へ振れる。
鞭杆の先で丸く円を描く(直径30-60センチ)。


【その他】

鞭杆の威力を発揮させるためには、ツボや急所を狙う(耳、首など)。
鞭杆を体の近くに置いて全身の力を借りる。
鞭杆の弾力を利用する。
鞭杆は中国では山西省鞭杆と広東省鞭杆の二大流派がある。
鞭杆の握り方は、「実虚半松叉換滑扣」の種類がある。
鞭杆はいろんな動作に合わせられる。
鞭杆の練習のスピードは速くても遅くてもいいし、リラックスしても力を入れても構わない。
鞭杆は自分の兄弟のようなもの。


【後日談?】
「猿猴攀枝」は、「膝が弱い人がやるといい」という話だったので、毎日ちょっとだけやるようにした(結構ツライので続けるためにちょっとしかできない……)。
そうしたら朝、駅の階段を降りるときに右膝が痛まなくなった……ような気がする……。

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2016年11月 3日 (木)

【イベント】大会の記録


ものすごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/2)。

今年も交流大会に参加した。
自分の場所はいつも通り(なんか最近固定だなー)。
まあまあだったと思う。
ただ、前から後ろに掛けて背の順で並ぶもんだから、先頭の人と後方の人との身長差が激しくて、歩幅が合わないのが難点かも。
左右に掛けて背の順で仕分ければいいんだよね(笑)。

この日は、午前中から友人の演武(個人競技)を観に行き、老師演武を見るために最後まで残っていたので、一日仕事だった。

さておき、写真で記録。

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友人の演武。アグレッシブで偉いなぁ。


以下、楊名時太極拳の花架拳(だったと思う)。
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以下は、一つだけ参加者が1000人を超える団体があって、その演武の様子。
さすが、圧巻。
しかもどういうわけかほとんどずれず、きちんと揃っている。
いったいどうやってるんだろう???
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このほか、老師演武も堪能した。
座席からアリーナに降りて、近くで見ることができたので、よけいに楽しかった。

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2016年11月 2日 (水)

【グルメ】羽鳥の生姜ラーメン


すごく時間が経ってしまったので写真による記録だけ(現在12/2)。
超超久しぶりに行ったら、ポイントカードシステムが(とっくの昔に)なくなっていた(笑)。

生姜ラーメン
定番の生姜ラーメン。

美味しくて好き。
ラーメンは高カロリーだから、何度も食べられないのが残念。
冬なんか毎週食べたいくらいなのに……。

スープがどろどろしてなくて、でもお味がしっかり味わえる系で、自分としてはかなり好み。
水菜と生姜がもうちょっと増えるともっと嬉しいけど(笑)。
今度はきのこタンメンを食べたい(もう終わっちゃったかな……)。



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