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2016年7月の記事

2016年7月28日 (木)

【映画】『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』


すご~く時間がたってしまったので簡単に(現在8/29)。
そしてネタバレが嫌な人はここでストップ。まあたいした感想は書いてませんが。


ティム・バートン版アリスの続編。
相変わらず主人公(アリス)はどーでもいー感じ(笑)。
タイム(時間)のキャラクターを見ながら、なんとなくシェイクスピアのマルヴォーリオ(『十二夜』の家宰)を思い出して重ねてしまった。

まぁ、全編ドキドキハラハラな展開で、しかも今回はハートの女王のウェットな設定暴露付き。
どんだけ脇役悪役を愛しちゃってるんだよ……さすがバートン(笑)。

チェシャ猫の出番が少なくてちょっと残念だった。
もっとあのモフモフ感を堪能したかった。
それにつけても、「若いチェシャ猫」がいたのにはびっくり(笑)。
あんな化け猫にも「子猫」の時代があったなんて!!

エンターテイメント映画としてはそこそこ楽しめた。
マッドハッター(ジョニー・デップ)は上手いし、白の女王(キーラ・ナイトレイ)は手つきがヘンだし、赤の女王(ヘレナ・ボナム・カーター)は存在感抜群だし。
最後の、いかにもハリウッドな演出はヤリスギだと思うが。
現実場面の方では、アリスのおっかさんが開き直ったところがカッコよくて良かったな。
まあまあ面白かった。うん。面白かったよ。

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2016年7月26日 (火)

【映画】『疑惑のチャンピオン』


すご~く時間がたってしまったので簡単に(現在8/25)。
そしてネタバレが嫌な人はここでストップ。
あとは、ロードバイク好きやアームストロングのファンもここで止めてください(私自身はランスにもロードレースにも思い入れがないので結構辛口の感想になってるから)。

無料券があったので自転車好きの友人と見に行ってみた。
自転車レース「ツール・ド・フランス」を七連覇しながらも、薬物使用が明るみに出てタイトルはく奪、競技から永久追放されたランス・アームストロングを描く伝記ドラマ。
「勝利に執着するあまり道を踏み外していった男の実像や、スポーツ界の闇を映す」作品らしい。
主演のベン・フォスター(ランス・アームストロング役)が見せるその「玉虫色の表情」(だれだったかこの表現を使っていたがまさにピッタリ)はかなりイケてた(実像っぽいという意味で)。
心からガン患者たちを支援する温かみを示しつつも、薬物使用に関わる証人やジャーナリストらには冷酷で全く容赦ない。
はっきりいってやり口(ただの恐喝)はアンフェア。
「スポーツマンなのに?」と思ったけど、試合もアンフェアな状態で臨んでいたわけだから、まるごとアンフェアってことでしょうがないか~(笑)。
薬物使用をどこまで許容できるかはおくとしても、周囲に対する不誠実かつ傲慢な対応は、とてもニンゲンとして許容できるものではない。
いや、許してはいかんのだ。
(ドーピング自体は難しい問題なのでここではスルー……)

ここで、ランス寄りに映画を撮るなら、そうした彼の闇の部分は「彼の弱さから出ていたのだ~」的に描かれるわけだが、この作品ではそれはない。
じゃあ、徹底した悪役や暴君のように描かれているかというと、そこまでの酷さもない(ユーザーレビューで「そっちの方が真実らしいのでそこまで描いてほしかった」的に書かれてもいたが)。
要するに、作品自体が「玉虫色」で、よくもわるくも観客に対する「解」の提示がない。
これは評価が分かれるところだと思うが、まぁ、黒一色やら白一色やらの都合のいいニンゲンなんて所詮おらんわけで、限りなくグレーな人物として描いたところはリアリティを重視したからだろうと個人的には解釈している。
割り切れないものは残るけどね。
あとは自分で考えろってこと?(不親切ではある(笑))

それにしても、スポーツ界の闇の深いことよ。
自転車レースは他の競技よりもドーピング検査が超絶厳しいと聞きかじっていたこともあって、衝撃的だった。
しかも最初の最初からだよ。
「最初」って、ツール優勝の初回もそうだけど、ガンにかかる前からってことだよ(そもガンの遠因も……という監督のほのめかしなのか)。
その闇の事実を隠ぺいする主催者もなぁ……。
なんつーかもう……馬鹿にされている気分。ファンはちゃんと怒るべきだと思うよ。

それにしても、自分の身体をあんなふうに粗雑に扱えるなんて、私には想像もできない。
ホラー映画もかくやの怖さだった。
勝利のためとはいえ、よくあんなオソロシイことを平気でするよなぁ?
だが、それを「勇気」とはあえて呼ぶまい(むしろ「妄執」の所産であって、「蛮勇」ですらない)。

ロードバイク乗りからは描き方に異論もあるだろうが、まぁ、考えさせられた一作。
そういえば友人が、ランスが最初に穴を観に行ったときと、最後に穴を観に行ったときとでは、乗っていった自転車の価格がまるで違っている(要するに後のヤツのほうが高価)と云っていた(笑)。
そういうところも作りこまれているようで、なかなか面白かった。

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2016年7月17日 (日)

コンドルズの「にゅ~盆踊り」


すご~く時間がたってしまったので簡単に(現在8/24)。

以前から「ある」ということは知っていたんだけれど、なかなか実際に行くまでに至らなかった。
せっかく近所になったんだし、今年こそは行こう!
(しかも去年までは一日こっきりだったのが今年は二日間開催になってるし!)

とゆーわけで、行ってきました、コンドルズのにゅ~盆踊り。
20時半ごろに行ったんだけど、ちょうど佳境な感じで、まさにコンドルズオリジナルのにゅ~盆踊りをこれから踊るところだった。
ペアになって踊るような振付で、ちょっくら難しいので、初見の自分は見る側にまわった。

なんか、ところどころにキレッキレの踊り手がいるなぁ。10人に1人くらい。
そうか、あれが「事前ワークショップ」の参加者たちか!(笑)
しかもキレっぷりが半端ないヒトもいて、もう何年も続けて参加しているんだろうとしか思えない(笑)。
さらにさらに、にゅ~盆踊りの歌を担当する山本サン(コンドルズ)の歌声が……!!
信じられないくらいの「美声」で!!
あ~びっくりした(笑)。

にゅ~盆踊りが一段落着いて、他の(もうちょっと普通?の)盆踊りもやるようなので、ちょっくら輪に入ってみた。
知らない踊りだし、別に上手くは踊れないけど、周りを見ながら合わせてなんとなく踊るのが盆踊りってモノだよね。
懐かしい気分を味わえます。
そして「崎陽軒」の音頭とかヘンな盆踊りも作られてたりするもんだから、笑えます(あの有名なCMソングに合わせて、コンドルズが勝手に作ったらしい)。

ほかにもいろいろあったんだけど(石渕サンの太鼓が玄人並みだったり鎌倉サンの踊りが超絶ハマってたり)、とにかく面白かった
参加者も非常に数多く、顔ぶれも結構国際的で、何よりみんな楽しそうだった。
(もうちょっと会場が広いといいんだけどね……仕方ないね)

来年は事前ワークショップに参加してみようかなぁ。年甲斐もなく(笑)。

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