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2016年6月の記事

2016年6月27日 (月)

iPhone SE


買い替えましたの記録だけ。
一週間くらい前に申し込んだらあっという間に「入荷しました」通知が。
なんとか時間を作って引き取りに行った。
そしたらこの機種変更手続きだけで90分もかかった……ええ加減にせいよ、携帯電話業界……。
SE自体には満足しているが(バッテリーのもちが格段に良くなった!)。

そしてこの夜から足が象のようにむくみ、しばらく病院めぐりをする羽目に陥るというオマケ付き。
絶対にこの機種変更が引き金になったと思う……うぅ……。

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2016年6月24日 (金)

【映画】『帰ってきたヒトラー』


日記書き、再開。
二ヶ月も経ってしまったのでごく簡単に(現在8/22)。

なんでこんなに経っちゃったかっていうと、超多忙だったのもあるんだけど、この映画の感想を書くのが難しかったからでもある。
しっかりと作りこまれた映画でかなりおススメであることは、云っておこう。
なお、以下は超ネタバレがあるので、今後見る予定のある人は絶対に読んじゃダメ


あちこちで笑える映画。
特に、これまでのヒトラー関連の映画を観てきた人には、そこかしこにオマージュが散りばめられているらしく、楽しめるに違いない(私にもわかったのはタランティーノのパロディ。観客全員爆笑でした)。
もちろん、お笑いはそれだけじゃないけどね。

でも最後の最後に芯から笑うことはできない。
なぜって、何も解決していないから。

彼(ヒトラー)が本物かどうかは、実は問題じゃない。
奇しくも彼自身が(映画中での)映画撮影の最後のシーンで云うように、彼は「みんなの心の中に棲んでいる」ものだから、滅ぼすことはできないのだ。
それは悪いことの原因をヨソモノのせいにしようとする傾向であったり、自己のプライドを「人種差別」という手段によって慰撫しようとする傾向であったり、まぁぶっちゃけ「自分は何も悪くない。自分はもともと素晴らしい人間だ。それなのにこんなに報われないのは悪いモノがどこかに存在しているからで、それを排除すれば全部よくなるはずだ」というだれもが持ちうる傾向である。
ヒトラーはそうした意識の「具現化」であって、それは確かに厄介ではあるが、結局は個々人が「そうじゃない」と耳を貸さなければいい話である。
耳を貸さなければ、ね。
これが難しい。

まぁ、これ以上語っても面白い話は出てこないし、あとは見た人がそれぞれ考えればいいってことでここまでにしておこう。

そうそう、この映画を観てかなり強く感じたことが一つ。
テレビってクズだな(笑)。
本当にああいう業界なら(さもありなん)、凄まじいクズっぷりであったことよ。

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2016年6月20日 (月)

【映画】『デッドプール』


時間が経ってしまったのでごく簡単に(現在7/6)。

一言で云って「ひでぇ」。
いろいろと「ひでぇ」話だった(笑)。
ふざけまくりの暴力ふるいまくり。
もっとも、映画をシリアス寄りにしなかったのは成功だな。
ここでシリアスに作られたら(やろうと思えばできる)、デッドプールとゆー作品世界のキャラクターが損なわれちゃう。

実は。
マーベル好きの友人と一緒に観に行ったのだが、私は友人の半分くらいしか笑えなかった(それでもかなり笑ったけど)。
マーベル好きにはよくわかるネタがあちこちに仕込まれていて、それはそれは可笑しいらしい。
「なんでそこでウケてるんだろう」と不思議に思ってあとで聞いたら「そんなことだったの!?」という話も多かった。
そもそも私ゃデッドプールが「キティちゃん大好き」だってことも知らなかったし……。
そーゆーことも知ってると、最初から最後までゲラゲラ笑い通せるらしいぞ。

ま、私個人的には、「そもそもお前が悪いんだろ」とツッコミを入れたくなる鋼鉄男とか蝙蝠とか、正統派ヒーロー・アンチヒーローものより好き。
ただし、暴力的シーンは赤裸々でかなりのバイオレンス振りなので、そういうのが本当にダメな人はやめた方がいい。
私もときどき目を覆いたくなったりした。
オブラートで包まないのがデッドプールらしいところなんだとは思うけどね(変な話だが、包まれたら逆に腹立つかも)。

いろいろハチャメチャで、面白かった。
しかしまぁ、アントマンとどっちがと云えば、自分はやはりアントマンに軍配を上げるかな。
アントマンはだれにでもおススメできるけど、デッドプールはそうはいかないもんね(笑)。

ああ、そうそう、デッドプールさんの殺陣はすばらしかった。
あえてアクションとは呼ばない、殺陣と呼ぶべき格好良さ。
昨今、日本では上手い殺陣師が死に絶えそうだから逆輸入すべきでは、などと思うくらいキレよく流れよくカッコよかった。
そうした端々から感じられるように、制作サイドの愛がたっぷり詰めこまれた映画だった(いろんな愛が……)。

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2016年6月18日 (土)

【舞台】コンドルズ『LOVE ME TenDER』(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)

20160618condors



時間が経ってしまったのでごく簡単に(現在7/5)。

埼玉公演、10回記念である(それゆえ「ラブミーテンダー」)。
この10回のうち半分くらいを見に来たと思う。
割と好き。
いや、とても好きかも。
とにかく笑えるのが好き。
あっと思わされるのも好き。

さて、今回は導入がちょっと眠かった(笑)。
長いんだもん。
その後の、暗幕で空間を分割してのパフォーマンスは楽しくて好きだった。
いろいろ考えるもんだなぁ。
ありがちのようでいて、自分では気づかないような仕掛けを素直に楽しめた。

あと、一番衝撃的(?)だったのは、鎌倉サンがロープを振り回して、その周りで他のメンバーがパフォーマンスを繰り広げるパート。
周りのパフォーマンスも面白いんだけど、あの長さ太さのロープ(重り付き)をあれだけの時間回し続けて、その間、自身の身体もロープの軌道も全然ずれない鎌倉サンっていったい……ガクブル。
周りはとても楽しそうに踊ってた。
楽しいよね、そりゃ。
でもロープ回すのって重労働だと思うのですが……。
すごく面白かったので(近藤サンが「ぜひオリンピック競技に」と云うのをまともに考えてもいいなと思うくらい)、またやってくれないかな。
……やってくれないだろうな。同じネタはやらないもんね、ココ……。
ちぇっ(笑)。

他にもいろいろ面白かったのだが、書いてる暇がないや。
コントがどんどん縮小傾向にあるのは、もしやオフロスキーが多忙で彼の書く脚本が短くなってるのか?(笑)
蜷川さんへの追悼をひっぱりだしたあたりも、さすがコンドルズ、笑いの渦でまとめていた(普通ならしんみりするところだけど、決してそれはやらない)。

演出もさまざまだったが、一つの型でもいろんなムーブメントが見られて面白い。
これがここの醍醐味でもある。
ダンサーはダンサーなりに、シロウトはシロウトなりに、修行者は修行者なりに動いていて観る側にはめまぐるしい。
(特に青田サマや鎌倉サンの頭の位置の動かなさはキモチわるいレベル(笑)で、他と比べるととても楽しめる……誉め言葉でゴザイマスよ)

10回記念おめでとう。
来年も観に行きます。
楽しかった。また楽しみたい。

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2016年6月 6日 (月)

【映画】『ガルム・ウォーズ』


えらい時間が経ってしまったのでごくごく簡単に(現在7/4)。
押井監督の作品だというのでちょっと観に行ってみた(もっとも壌晴彦が吹替えやってなけりゃ行かなかったかも……)。
以下、ネタバレがあるのでまだの方はストップ。


ええと。
私は別にコアな押井ファンじゃないので。
受け取れてない情報も多いと思うが。

とりあえず『ナウシカ』と『うしおととら』なんかを思い出しておりました。
特にナウシカ。
巨神兵だろ、あれ。
どう見ても巨神兵。
こーゆーモノをこーゆー出し方したら、観客から「あ、巨神兵だ」って思われることくらいわかってるはずなので、わざとやってるのか、やらずにいられないのか。
みんなみんなこのくびきから逃れられないんかい(ホンマに逃れられないらしい……)。

『うしお…』は「嫉む神」という点で連想が繋がっただけ(時期的にテレビ放映がまさにそのあたりだったし)。
でもそのせいで変な構図が頭に浮かんで消えなくなってしまった。
すなわち、陰の者(押井)が陽の者ども(宮崎とか藤田とか)を嫉妬して作品を作る、という。
ただのたわごとですが。

さてさて、ストーリーはごくオーソドックスなものだ。
闘い続ける部族(ガルム)内の個人があるきっかけにより、「なぜこんなことをしているのか、ガルムとは何なのかが全部わかる」とされるステキな場所をめざす。
そこではガルムの新たな未来が選べるはずとかなんとか吹き込まれて。
確かに彼らは新たな未来を手にした。
ガルム同士の抗争という未来から、ガルム同士で手を組んでもっと強大な敵に対抗するという未来にスイッチしたのだ(つまり主人公らはその「強大な敵」を目覚めさせちゃった)。

正直云って監督が何を伝えたいのか私にはよくわからん(頭悪いもんでスミマセン)。
映像は美しかった。
犬はヘンだった(なんで毎回あの犬種が出るのか)。
「御犬様」的設定もヘンだった(ただの犬に懐いてもらえない「ガルム」っていったい……)。
壌さんの声がカッコ良かった(吹替え版です)。
とりあえず以上。

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2016年6月 5日 (日)

【舞台】蜷川シェイクスピア『尺には尺を』(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)

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蜷川さんの遺作となってしまったシェイクスピア劇、『尺には尺を』を観に行った。
いつものように、5月27日と6月5日の2回にわたって観劇したが、感想はまとめてこちらで。
ネタバレが厭なひとはここでストップ(埼玉公演は終了しておりますが)。


『ヴェローナの二紳士』もヒドかったが、まぁこれもひでぇ脚本だった(笑)。
主役三人のうち、アンジェロは偽善者だし、公爵はタチが悪いし、イザベラは聖職者に見られがちな高慢さでもって容赦ないし。
どいつもこいつも「困ったちゃん」!(笑)
彼らのような「お偉い方々」と比べれば、むしろ売春宿の女将やポン引きといった悪党ども、あるいは監獄という汚れた場所の管理人である監獄長のほうが、ずっとずっとまともに見える。
もちろんこうした対比は戯作者の意図するところなんだろうな~。
それをちゃんとわかるように舞台化できるのは、まさに演出家の力量ゆえである。

演出はもちろんだが、そうした主要人物らの困ったちゃんぶりを、各俳優がうまく舞台に載せていたと思う。
イザベラ(多部未華子)が兄クローディオに向って、お前のような不届き者はさっさと死んだ方がいい、と、非難しまくるシーンがあまりにも酷くて好きだった(笑)。
何度聞いてもケッサクなんだもん(笑)。
イザベラと云えば、あとで解説を読んだら(「死んで、お兄様」と人道面からハテナな物言いをすることを措いても)、むしろその雄弁多弁こそが聖職者、しかも女性にあるまじきことであるように書かれていた。
聖職者の高慢を表したのかと思っていたけれど、実はその聖職者としてもハズレているわけだ。
仕掛け満載。

アンジェロ(藤木直人)は、権力による堕落なのか、修道女萌えなのか、人生経験不足ゆえの免疫なしのお馬鹿さんなのか、そのへんのフォーカスがはっきりしなかった。
が、全部なのかも(笑)。
あとから考えるにこれまたヒドイ男である。
彼自身がセリフで云うように、ただの美人や色香にはまどわされないくせに、修道女にだけは迷うわけだ。
よりによって修道女、つまり「神の花嫁」だよ?
でもってそれを手籠めにした挙句(未遂ですが)、交換条件だった助命を反故にし、訴えられれば「名誉毀損だ」と平気で相手を非難って、凄くない?
この構図がどうにも某国の都知事とかぶってしょうがなかった(笑)。
自分の有能さにあぐらをかいて厚顔を押し通そうとするあたりがまさにクリソツである。
グッドタイミング!!(?)
実に実に普遍的なことなんだねぇ、権威権力による腐敗って(シミジミ)。

公爵(辻萬長)はさぁ、途中だけ見てると領民思いのいいヤツに見えるけどさぁ、そもそも最初に「改革の大鉈はアンジェロに振らせて、自分は安全なところから見ていたい」ってゆーのがさぁ(本当にそう云ってます、本人が)…………それってどーよ?
しかも「天にも昇る喜びを与えるために今は偽ろう」とかってクローディオのことを隠し続けて、けっこう性質が悪い。
最後にイザベラに求婚するところでは、観客席も失笑の嵐ですヨ(もっともその結婚は「罰」であるか、もはや修道院には戻れないだろうイザベラの救済であるという解説もある)。
最初に書いたように二回見たけど、二度とも失笑の嵐でしたヨ。
余談だが、公爵(辻萬長)の喋り方はすごく独特で、目で見なくてもわかるレベルだった。

ルーチオ(大石継太)は気の毒な役回りだった(笑)。
なぜって、観客全員からいっさいの同情なく嘲笑われなければならないから。
この嘲笑が成立しないと、笑いが1/3くらい減っちゃう。
しかも物語をかき混ぜる役であるため、彼のテンポが悪いと全体のテンポも悪くなりそうで難しい。
とゆーわけで、演じ甲斐はあるだろうが損な役回りかも(笑)。
でも文句なく、「ウザ男のチャラ男」でした。狙い通り、かな。

監獄長(廣田高志)は、今回の舞台のなかで一番カッコよかったんじゃなかろうか。
人間としてすごぉくまともだし、他が困ったちゃんだらけなので「ふつうである」ということが光り輝いて見える(笑)。
役者さんは『タイタス・アンドロニカス』でタイタスの長男ルーシアスを演じた人。
あのときから「カッコいい」と目を付けて(?)いたが、やはり所作からカッコいい。
ルーチオと対照的な、わりと美味しい役回りかも。
こういうまともなニンゲンもいないと安心できない観客もいるので、有難し。

ポンペイ(石井愃一)はポン引きで、職業的には「悪党」なんだけど、先に書いたとおり「職業的にマトモな人々」がみんな困ったちゃんであるからして、むしろ彼のほうがまっとうに見えちゃったりする。
ちなみに後半、監獄で「うち(女郎屋)のお客さんだらけだ」と客の名前を挙げていき、最後に「嫌われ者のトランプさんまで!」と笑いを誘うところがあった。
脚本にそれらしき指示はないから、役者さんのアドリブである。
案外、すべての時代でそうした揶揄が挟まれていたかもしれないなと、あとから気づいて、役者としての力に感心したのだった。

今回、BGMが結構おとなしめで、もうちょっと遊んでもいいかなと思ったものの、逆に対比が効いててよかったのかも。
たとえば崇高そうな音楽が流れると、「いやいやそんなイイ場面じゃないでしょ」と心の中で突っ込んでいたもので(笑)。
大道具はシンプルながら遊びもあって、面白かった。
こーゆー仕掛けも見られなくなるかと思うとさびしい。

ほかにもいろいろあったんだけど(エスカラスとかクローディオとか女将とかエトセトラ)、書いてるといつまでも終わらないのでこのへんで。
とにかくよく笑った。
見ていて楽しかった。

これが蜷川シェイクスピアの最後の感想かぁ。
もう見られないなんて。
はたして今後シェイクスピアに心をときめかす機会があるかどうか……。
嗚呼、私の人生、つまらなくなったな~。


おまけの写真。さよなら、蜷川さん。

20160527lastninagawa

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2016年6月 4日 (土)

【グルメ】タミルズ(TAMEALS) エミオ池袋店のランチ850円


整形外科からの帰り、西武池袋線池袋駅構内でランチを食べることにした。
いつもは利用しない路線だから、機会のある今のうちに、と。

サルサドッグのランチセット

サルサドッグのランチセット。


サルサドッグらしいサルサドッグで、きちんと辛かった。
つい、刻みハラペーニョを少し減らすべく取りのけてしまった(ちょっとだけだよ(笑))。
グリーンサラダはまずまず。ドレッシングが食べやすいお味だった。
フライドポテト、美味しい。ばくばく食べちゃった。
野菜の酢漬けは、実はあまり時間がなく、苦手なこともあって、ほとんど残してしまった。
ごめんなさい。

まあまあ、かな?
価格的にもお手ごろだと思う。



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