【展示】『始皇帝と大兵馬俑』展(東京国立博物館、東京・上野)
楽しかった。
兵馬俑のあるところって「巨大」なイメージがあったんだけど(まぁ実際すごく広いんだろうけど)、実は始皇帝のお墓全体からすると、ほんのちっちゃな一部にすぎないとゆーことがわかってショックだった。
あのバカみたいな広さを数十倍にしたお墓って……。
お墓に金かけちゃいかんよ、民じゃなく墓に金かけるとたいがい国が亡ぶよ。
始皇帝って度量衡の統一とか水道管を通すとかいろいろ偉い事業も成し遂げてる人物なのに、どーしてこんなおバカなお墓をつくろうと思ったのかな~。
(まぁ仙人や不老不死にあこがれたお人だからしょうがないっちゃしょうがないけど)
俑(フィギュア)は最後の展示室にしかなく、その他の部屋では、当時の秦や西周(周王朝の生き残り)などの文物が展示され、おたがいにどのくらい影響を与え合っていたか(秦が「正当な王朝」に憧れてどのように周を真似たか、とか)、どのくらい諸国と文化が相違していたかなどを見られるようになっていた。
祭事用土器の洗練と、日常用土器のぞんざいさなんかが比較できて面白かった。
「銅車馬」は実は初めて見た。
すごかった。よく作られてて。
ハミやおもがいなどの馬用パーツまで細かく作られていた。
さらに手綱まで銅で作っちゃうのはどうよ(やりすぎだよ……)。
肝心の兵馬俑は、広い展示室をまるごと使い、来日している一群がひろびろと展示されていた。
ひとりひとりが大きく感じられた(サイズ的に大きいのはわかっていたけど、それにも増して)。
特に将軍俑がかっこよかった(笑)。
秦の将軍なんて、もっといかめしいというか武辺者を想像してしまうのだが、かなりスマートなお方だった。
服装も装飾が多くて立派だったし。
どの俑も間近で見られて楽しかった。
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