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2015年7月の記事

2015年7月31日 (金)

【舞台】劇団☆新感線 35周年オールスター・チャンピオンまつり『五右衛門vs轟天』(赤坂ACTシアター、東京・赤坂)

20150731goemongouten


時間が経ちすぎたので思い切り簡単に(現在9/3)。

面白いといえば面白かった。
ただまぁ、いつも蜷川シェイクスピアで笑い転げてる身としては、逆に腹の底から笑える部分があまりなかったかな~。

古田新太は上手かった。
脚は細いし歌も上手いし、入れ替わり後の演技が光っていて、そこは思い切り笑えた(笑)。
高田聖子はまずまずカッコよかった。
池田成志はつかみどころがなかった。
染ちゃんは僥倖だった。

あとはひたすらジブリネタがひどすぎた(笑)。

おしまい。

追記: 風車(手裏剣?)の穴の直径を小さくしてほしいです。指で回しにくいし、回してる最中にすぐに飛んでっちゃいます(穴を小さくすれば改善されるはず)。

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2015年7月22日 (水)

【映画】『バケモノの子』


アニメ・マンガ等の超キッチュな話題は取り上げないことにしているのだが、これはジブリ同様例外ということにした。
といってもあまりに時間が経ってしまったので(現在8/31)、もう見た記録だけ。
それでもまだ観てない方は念のためここでストップ。

化け物の世界ということで「どーかなー」と思っていたのだが、案外簡単にその世界に入り込めた気がする。
現実の(しかも現代の)世界で狼男などを描くよりは、むしろ異世界で異世界人を描く方が「無理矢理」な感じがないのかも。

まぁ、主人公(九太)と主人公(熊徹)がどっちも意地っ張りで(笑)。
それでも何かを見つけて折り合っていく演出が本当にギリギリで、これはなかなか根性がないと描けないなぁ、などと思ったのだった。
二人とも馬鹿で、だが逆にその分カッコいい。

魅力的な脇役が多く(なぜ西遊記なんじゃい?)、これがストーリーに厚みを与えている。
やっぱり脇役がよくないと話も面白くないよね。
その中で、なんといっても一番の食わせ者はウサギである。
宗師さまという化け物たちの(渋天街での)リーダー。
あんた、最初から全部オミトオシだったんじゃないの!?と、つい突っ込みたくなる役どころなのだ。
声優がまた飄々と声を当てていて(津嘉山正種である)、楽しかったんだろうなぁ~と勘ぐっちゃう。
(まぁ、熊徹の声優(役所浩司である)も、百秋坊の声優(リリー・フランキーである)も、多々良の声優(大泉洋である)も、総じて楽しそうだったよね、声がイキイキして)

監督はきっとどこかで「不器用なダメおやじ」と出会って、良い意味で衝撃を受けたんじゃないのかな。それが原動力だったりしないかな。
などと勝手に思ってみたり。

全体に楽しいエンターテイメント作品だった。
もう一度観に行ってもいい。
(でもどれか一つだけ選べと云われたら私は『サマーウォーズ』を選んじゃうかも)

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2015年7月19日 (日)

【展示】岩合さんの『ねこ展』(池袋東武8F催事場、東京・池袋)


かなり時間が経ってしまったのでアッサリと(現在8/26)。

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最近多いなぁ、岩合さんのネコ写真展。
たまにはネコ以外の野生動物写真展もやってほしい(それだと客が入らないのだろーか?)。

写真は、確かに「これまで見てない」やつが多く選ばれていたようだ。
猫島とよばれる田代島での写真が多く、また、1ブロックは猫バカ岩合さんによる飼い猫「海(かい)ちゃん」の写真だらけだった。
親バカが自分の子どもの写真をずらーっと展示するのに似ている……とゆーか、そのまんま(笑)。

今回も、かわいい写真、楽しい写真が満載だった。

これだけ展示ずくめで、岩合さんはちゃんと儲かっているのだろうか?
岩合さんが儲かる分にはこっちは万々歳である。
撮影旅行だって現像だってお金のかかることばかりなんだから、軍資金が増えるのはいいことだ。
だがしかし。もしやイベンターばかり儲けてるんじゃあるまいな?
最近はそこが気になって仕方がない(だって本当にネコ展の数が多いんだもん)。

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2015年7月10日 (金)

【グルメ】ハチク(HACHIKU) でマンゴーかき氷を食べたこと


実際に食べたのは昨日だが、こちらで(とか云いつつ本当に書いてるのは8/25)。
ごくごく簡単に。

池袋西口界隈を歩いていたら、かき氷屋さんを見つけてしまった。
20時閉店のため、会社多忙な最近の状況では、今日のような条件でも満たさない限り、ほぼ訪れることができない。
とゆーわけで入ってみた。


20150710hachiku

マンゴーかき氷(正式名称忘れた)の写真。



マンゴーだらけだった!!
テーブルに落ちるほど乗っかっているマンゴー(笑)。
シロップも練乳もかなりたっぷりともらえてハッピー♪
氷も天然氷にしてもらったから、頭がキーンとなることもなく。
食べている間、幸せでした。

ちなみに写真が変なのは、レンズのカバーがずれてたのに気付いてなかったから。

他のメニューも季節ごとに食べに行きたい感じ。
もうちょっと忙しくなくなったら、ね(次は来年かも(笑))。

ハチク

昼総合点★★★☆☆ 3.5



関連ランキング:かき氷 | 池袋駅要町駅椎名町駅


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2015年7月 6日 (月)

【映画】『マッドマックス 怒りのデスロード』


一か月以上経っちゃったので、簡単に(現在8/24)。
念のため、まだ観てない人はここでストップ。

畏るべしジョン・ミラー。
70歳でこの妄想力……だれも追いつけないっぽい……。

映画について一言で云うと、おバカちゃんな男ども(おバカちゃんじゃない男って見たことないので要するに全員対象)が、あまりの中二な世界に脳内物質出しまくって歓喜に震えちゃって、見終わると文化的言語を発せられなくなる作品………何も解説してないな、コレ(嘘は云ってないが)。

とにかくスゲー妄想力(中二力?)なのだ。
私にはサッパリだが、クルマの扱いとかもブルブル来ちゃうらしいし(すみません、自分が理解してないんで上手く説明できません)。
とりあえず彼氏と行く女性は事前にスプレーを用意しておき、映画が終わったら「私のために死になさい」と云いつつ口元にスプレーしてやると相手は喜んで死ぬかもしれん(注 : 危険なので絶対にヤらないでください)。

私が気に入ったのは、まぁいろいろあるんだけど、次の5点かな。
ヒロインかっこいい!(ここまで徹底してもらえるとイイネ!)
・色っぽいシーンはあれど、濡れ場はない!(男の映画監督って平気で短時間のおつきあいでの濡れ場を演出するけど、女は男と違って判断に時間をかけるんだよ! 簡単に作らないところが客に媚びず清々しい~)
ハイオク万歳!(見た人はわかる、見事な伏線拾い)
「木」を知らない!(見た人はわかる、見事な世界観演出)
ギターが火を噴く!(いやもう、見るだに楽しそうで……あのギタリスト、撮影中は至福だったろうなぁ……すごく個人的な偏見によれば、だいたいギタリストはそういう短絡ちゃんが多いし)

ここまで中二なのは、1つには「ディストピア」を描いてないからだよね(よくその引き合いに出されるけど)。
もちろん結構絶望的な世界なんだけど、システム的な間違いと対決しているわけでなく(それやると社会性が増して、その分、中二性が減少する)、あくまで人間対人間を、その人間を翻弄する世界(砂嵐とかさ~)と絡めながら描き出している。

実は善も悪もない。
「どっちを応援したいか」という感情は個々人に生まれるけれど、善だから、ではない。
もちろん、主人公側に感情移入できるよう、よりよい未来を選択するように作られてはいるが、善悪じゃないんだよなあ~。
ちょっとビックリ。
あと、独裁者はいるが、人種差別はない。
恐らくその点にいっさい気を遣ってないだろうにもかかわらず、そういう視点はどこにも入ってこない(これもビックリ)。
ものすごく暴力的でありながら、余計な偏見の入る余地がないってのは、監督の妄想がそういうくだらん感情を超えたところにあるからなんですかネー。

まぁ、面白かった。
見ると目が疲れますが(笑)。
暴力的な映画のくせに、後味は悪くないし、もう一度くらい見てもいいいかもと惑わされる極上のエンターテイメントだった。

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2015年7月 2日 (木)

【映画】『メイズ・ランナー』


やっと7月の記事だ~、と思ったとたんに7月終了である……(現在7/31)。
(なんでこんなに忙しいんだ~、日記を書く暇が全然ないぞ~!)
時間も経っちゃったことだし、簡単に。
ネタバレも入ると思うので、まだ観ていない方はここでストップ。

原作は、アメリカの小説家ジェームズ・ダシュナーが2009年に発表したヤングアダルト向けSFスリラー小説。
記憶を失い、謎の巨大な迷路に送りこまれた主人公たちが、脱出を試みる物語。

ある空間(緑があってキャンプ場みたいなところ)に送りこまれた青年たちはみんな記憶がない。
だれに送り込まれたのか、どうしてここにいるのか、そもそもここがどこなのかも一切わからない。
一定時間が経つと、自分の名前だけは思い出せる。
そんな青年ばかり(男ばかり)が閉じられた空間に放りこまれて、周りを囲む巨大な迷路は死の危険性が高いし、そんじゃってことで役割分担をして一見平和に共同生活を営んでいる。
そこへやってきた主人公は、これまでの青年よりも知的好奇心が強く、また、「ここから出たい」という思いも強い。
そんな彼が動けば、事態も展開していって……という感じのお話。

なかなか面白かった。
シンプルで、テンポがいいからだと思う。
迷路の造形はなかなか見事だったし。

でもやってることは、高校生の青春グラフィティだったりする(笑)。
逆にそういうふうにまとめてあるからあっさり見られて、面白い作品になってるのかな。
男所帯なのでフェミニンな要素が足りないが、最後に一人だけ女の子が運ばれてきて、すったもんだするのは結構笑えた(だいたい女の方が気が強いのはアメリカ映画の定石?)。

『蠅の王』よりは年齢層が高めで、その分「オトナ」なんだけど、やっぱり派閥やら軋轢やらがある。
変革をどうしても受け入れたくない一派が、最後まで主人公と対立し、逃走の代償として大切なものを奪ってしまう。

出てくる大人は観察者であり監視者である。
ああ、あと、あのモンスターも大人かもな~(笑)。
絶対狂暴化したニンゲンの脳を載せてるよね~、という友人の意見に私も賛成。
要するに「えげつない大人」しか出てきません(笑)。

卓越したランナーであるミン・ホ役がよかった。
主人公はバタくさすぎてちょっと……悪いヤツじゃないし、勇気もあるけど……だいたい元は監視側のニンゲンみたいだし……自己反省するところや思い切りのいいところはいいけど、総じて無謀ってゆーか。
もっとも、「若い」ってそういうことかもね。
主人公がとりわけ浮き立って見えるのは、逆に周りが多かれ少なかれ抑圧されていることの証拠なのかも。
で、抑圧を受け入れちゃった者は、それを無視しようとする者を憎まずにいられない、と。

結局のところ、脱出はしても迷路の謎は全然解けなかった。
ので、ちょっぴり次作に期待しているのでした。
しかし三部作だから、あと2本見なきゃいかんのか~……まぁ、『ホビット』の待ちきれない感に比べればずっとマシではある(笑)。

少なくとも『バトルフィールド』よりはかなりおススメの映画だと、個人的には思う次第。

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