【映画】『ジュピター』
なんかモタモタしてたら時間が経っちゃったので、簡単に(現在5/12)。
以下、ネタバレしかないので、見てない方はここでストップ。
さすがウォシャウスキー。
ほぼ『マトリックス コスモスペース版』だった(前の『マトリックス』はサイバースペース版)。
↑割と言い得て妙だと思うのだが?
一番感情移入できたのは、新女王が即位するために相続の申請をしなきゃならなくて(移民手続きも、かも)、役所をひたすらたらい回しにされるところ(笑)。
ひどかった、ホント(笑)。
いや~、ここは同情しちゃうでしょう~。
そして最終的に賄賂がないと行き詰まるところは、旧東側の国っぽいイメージだった。
王家の兄姉弟がまぁ人間的に素晴らしい出来の悪さだったのもちょっと笑えた。
三者三様ながら全くおんなじことを一人ずつ繰り返していく感じ。
あとはにーちゃんの都市が異様に内部破壊に脆くて可笑しかった。いくらなんでも脆すぎないかい?
でもやっぱり秀逸だったのは「たらい回し」だな(ごめん)。
他はまぁ、SFの名を借りたアクションだ。
ちなみに『マトリックス』を引き合いに出したのは、こんな感じで設定の共通性を感じたりなんかしたから。
-
(1)ニンゲンは他の種族を養うための物的資源である(『マトリックス』のときは秀逸だと思ったが再度やられるとちょっと二番煎じ的……こういう視点は無条件に面白いんだけどね)
(2)一般市民の中から救世主があらわれる(今回は意志と戦闘機能が二分化)
(3)ヒロインが一度死んでよみがえっている(今回はすでに死亡済みでよみがえり後にスタート)
(4)「敵は世界の構造そのもの!」と思わせておいて、ラスボスは「壊れちゃった」ヤツ(システムの問題点については「今後の課題」として留保)
CGアクションが凄かったので(目が疲れ果てるくらい)、SF好きよりむしろアクション好きの人におススメかも。反重力(?)ローラースケートの動きが無理っぽくて笑えマシタ。
面白くなくはなかったけど、無理に見なくてもいいかな~、長いし。そして長尺の半分以上が三馬鹿ロイヤルブラザースの繰り返しのような謀略騒動だったし。
ただ、「『こんな人生もうイヤだ』と吐き捨てたくなる人生でも、輝ける何かがきっとある」というメッセージが仕込まれているっぽかったので、前向きな気分で終われる作品だったのはGoodでしょう(こんな感想書くのは次に見た映画がムニャムニャ……)。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 【映画】「フォールガイ」(2024.08.22)
- 【映画】「化け猫あんずちゃん」(2024.08.13)
- 【映画】「デッドプール&ウルヴァリン」(2024.07.31)
コメント