【イベント】『西欧中世史実践研究会 アヴァロン』の中世騎士風甲冑試合を見たりフルアーマー殴り放題を試したりしたこと
すっかり日記を書くのが遅くなってしまった……(現在4/16)。
5年に一度のイベントに、今回は頑張って参加してみた。
昨日のサークル参加(戦績はあまりよろしくなかった)に続き、せっかくだからと本日も一般参加した。
初めて「一般参加者待機列」なんかに並んじゃったー(いつもの本番の列と比べると短くてせせら笑われそう……)。
会場に入るのが遅くなってしまったが、朝一番のイベントスペースで行われる『西欧中世史実践研究会 アヴァロン』のデモンストレーションを見に行った。
ちょうどフルアーマーを着用した騎士たちが試合するという、後半のデモンストレーションが始まるところだった。
フルアーマーって……………本当に【フル】なんだ。
指の先まで金属で覆われている。
おかげで、スカーフを落としても手では拾えない。
剣先に引っ掛けるなどして、武器で拾って帰るのでした(笑)。
その後、その「アヴァロン」のブースを見に行った。
昨日の休憩時間にちらっと見たところ、「甲冑殴り放題1分間」という参加型イベントをやってるらしく、ちょいと興味があったのだ。
おお、やってるやってる。
男の人が一所懸命殴ってるけど、全然倒れないなぁ。
面白そうなので、自分もこの1分間殴り放題に参加してみた。
とりあえず、70センチくらいの長さの棒を武器として選択。
結構太くて重い(角材にアルミを巻いたような感じ)。
怪我をするといけないからと、でっかいグローブを嵌めさせられた。
しかも棒はひも付きで、右手から離せない(吹っ飛んで周りの観客に怪我でもさせたら大変だから……いろいろとイベント慣れしてマス)。
ぎゃーん、右側しか使えないよー!
まあ、なんとかやってみよう。
ちなみに、関節技は使っちゃいけないことになっている。
どのみちそんな高等なことはできないので、とにかく殴るしか!!
まずはお試しで相手の鎧騎士を殴らせてもらった。
軽く殴ると「全然効かない」。
後ろから振りぬくように、思い切り殴ったところでOKが出た。「これより強く打ってください」。
えええええ~?
というわけで、1分間、殴り続けてみた。
疲れた。
相手が全然堪えないんだもん。
畏るべし金属甲冑(&シールド)。
怖くて膝とかを狙えなかったんだけど、打ってもおそらく平気だったようで、もっと足を狙えばよかったな~。
だいたい、相手の弱点は視界の狭さなんだから、後ろとかに回りこめばよかったんじゃ???
なんとなく「正面から」戦わなきゃいけない気がしていたせいで、つい試し損ねた……だって向こうは「騎士道」の人たちだからさ……。
後の祭り(笑)。
甲冑の騎士サマは、最後はサービスで倒れてくれたのでした。
うう、自力で倒してみたかった(笑)。
未熟者だからまだまだ……。
しかし、ここで疑問。
自分の技量が熟したところで、あんなフルアーマー相手に鞭杆で太刀打ちできるもんだろうか?
甲冑をただ殴ったらまず鞭杆が折れないか?
折れないようにひっぱたくやり方だと、ダメージを与えられなさそうだし……気持ち悪い振動を与えるとかすればいいのかもしれないけど。
(実はこの「殴り放題」をやらせてもらうまで、あんなに金属鎧が「硬い」もんだとは認識していなかった。もの凄い勢いで殴っても平気なんだもん、めちゃめちゃ硬いですヨ。嗚呼、認識不足)
先週観た杖術のように手首や関節を狙うにしても、その方法は「生身」の部分だから意味があったんじゃ……?
最初に書いたように、彼らは頭のてっぺんから足のつま先まで(手指の先まで!)全部金属鎧で覆っちゃってるので、攻めるべき「生身」の部分はないのだ!!
まぁ、手首など可動性を確保しなきゃならん部分は装甲を一枚にできないから、その点で付け込めるのかもしれないけど……でもそこだって結構硬くてイマイチ自信がなぁ……。
そうすると、運悪く出会ったときにはどうすればいいんだろう?
………「逃げる」のが最善策だったりして(笑)。
従者の歩兵たちは生身部分が多いから殴ったり転ばせたりやっつけて、ご本尊の騎士サマからは「逃げる」算段(笑)。
しかしそれも相手が馬に乗っていたらアウトである。
う~む……どうすれば……。
あとは「目つぶし」?(兜には必ずスリットがあるから)
でもこれも馬に乗ってたら高くて届かないかも~……。
「勝つ」よりも「負けない」ことを考える――こっちの本質は「ぶちのめす」ことじゃなく「いなす」ことだからその思考で正しいと思うのだが――にしたところで、結構難しそうである。
馬がいなきゃいいんだ!! そしたら逃げられるさ!!(笑)
いまだに時々考えちゃう。
個人的にはそのために習っているわけではないけれど、金属ボディと出会ったときに鞭杆(の技)を護身の役に立てるにはどうするのか……?
今の世の中で全身に金属を帯びた御仁と出会うことは、かえって難しくはある(たぶん会わない)。
それが馬に乗ってるなんて現代ではほぼあり得ない(笑)。
とはいえもしも(元に戻って)、ぐるぐるぐる……。
かように悩むようになってしまったのでアリマシタ(笑)。
でも楽しかったなぁ~。
これってやっぱり、アヴァロンのメンバーが自分たちの活動を楽しんでやっているから、それが伝わってこっちも楽しかったんだよね。
誇りと信念をもって活動されているみたいで、尊敬しちゃう。
こっちは中国武術だから、なかなか接点がないのが残念だ。
ああ、面白かった。
またどこかでお会いできますように(笑)。
▼『西欧中世史実践研究会 アヴァロン』はこちらのもよう
http://avalon.tsukaeru.jp/
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント