【展示】「日本国宝展」2回目(東京国立博物館、東京・上野) #国宝展 #東博
これも昔のことになったので、サクッと行った記録だけ……(現在12/26)。
年内に今年の日記を全部書き終えるのが絶望的になってきた……。
展示替えを狙って、2回目を見に行ってきた。
かなりの数、替わっていた。
「第一章 仏を信じる」「第三章 文学、記録にみる信仰」「第四章 多様化する信仰と美」のブロックは総入替えに近かった。
特に「第一章 仏を信じる」は、水瓶、香炉、鏡、箱などの工芸品が多く(このへんを見るのが好き)、二度目にもかかわらず回るのに時間がかかった。
巻物なんかも、同じものでも律儀に展示内容が替わっていた。たとえば前期は上巻だったのが後期は下巻に切り替わったような感じだ。
オススメな地獄草紙の中身も変わっていた。
前期は「酒を水で薄めて売ったやつが堕ちる地獄」や「坊主に飲酒を勧めたやつが堕ちる地獄」のように全部「酒」がらみだったけど、今度はもっと普通の罪による地獄だった(人を騙すとか放火とか)。
ただ、堕ちる先がエキセントリックだったかも(笑)。
「火を吐く鶏に追い回される地獄」や、「膿や糞尿の煮立った中に落とされて鉄の口を持った蜂に襲われる地獄」などがあり、しかもなかなかに絵が上手くて迫力がある。
昔の人は想像力がとても豊かだから、こんなの見せられつつ説教されたら大人でも怖かっただろうな。
金印は、初めて実物を見たけど、思っていたよりずっと小さくてびっくり。
考えてみれば、そんなに大きかったら重くて扱えないよね、黄金だもん。
「白菜」ほどじゃなかったが、ここも混んでて、自分の順番が来るとあっという間に通り過ぎなければならなかった。
後期の目玉の一つである土偶ちゃん勢揃いは、案外混んでいなかったが、まぁ、茅野の考古館に比べるとやっぱり「のんびり」見るのは難しかった。
そしてやっぱり茅野出身の二体が好き(縄文のビーナスと仮面の女神)。
後期の目玉の一つ、白糸縅の鎧は、かなりしっかり見られた。
白布のいたるところに、その布を取り替えた年号が書きつけられていて(ほとんどテキスタイル状態)、ちょっとおかしかった。
「ここも、ここもここもこの年に取り替えたから、次も忘れずに取り替えろよ」ってことなのかしらん。
ともかくも見ごたえのある展示で、楽しかった。
ちゃんと二度観られてよかった。
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