【展示】「鈴木治展」(東京ステーションギャラリー、東京・東京) #ステーションギャラリー #鈴木治 #陶芸
これも時間が経ってしまったので、行った記録だけ(現在9/25)。
再開してから「行こう、行こう」と思いつつ行けてなかった東京ステーションギャラリー。
ここは前から、かなりマニアックでしかも質のいい展示が多いので、常々気にしてはいるんだけど、なかなか行けず……。
この展示は、そこかしこでポスターを見て気になっていた。
頑張って終了直前に行ってみた。
ひたすらアートとしての陶芸を追い求めていた感じ。
実用面は省みられない。潔いくらい。
それゆえ、好みや評価はかなり分かれるんじゃないか。
赤茶の土くれのようなでかい陶器の塊と、備前焼の茶碗とがあって、どちらも1000円だったらどっちを買う?
ほとんどの人は茶碗に引かれるのではないかと思う。
でもこの人は茶碗は作らないのだ。
茶碗を作ったとしたら、茶碗のかたちが作品に必要だっただけなのだ。たぶん。
表現力の高さ以外は、私には難しくてわからないものが多かったのだが、小粒な作品群はかわいくて見るだに楽しかった。
あのコレクションが家にあったら楽しいだろうなぁ。
タイトルと作品を見比べると「ああ、わかるわかる」と思えるものが多く、ずっと昔にイサム・ノグチを見たときのような愉しさを覚えた。
もっともノグチのときほど優しさを感じはしなかった。
他人に見せることを全く前提とせず、ただ純粋に表現力によってタイトルどおりのものを表している、ということかもしれない。
大きい作品は、離れて見ないと、全体像が見えてこないように感じられた。
いずれにせよ、なかなか面白い展示だった。
ギャラリーの建物自体も楽しめたし。
やっぱり年間パスポートを買えばよかったかなぁ。
まぁ、そのうちに。
レンガは昔の東京駅のオリジナルらしい。
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