【読書】『獣の奏者』3・4 #獣の奏者 #上橋菜穂子
書名: 獣の奏者 3探求編/4完結編
著者: 上橋 菜穂子 (著)
価格: ¥ 790/¥ 760
頁数: 560ページ/512ページ
出版社: 講談社 (講談社文庫)
ISBN-13: 978-4062773447/978-4062773454
発売日: 2012/8/10
3巻の内容 愛する者と結ばれ、母となったエリン。ある村で起きた闘蛇の大量死の原因究明を命じられ、行き当たったのは、かつて母を死に追いやった禁忌の真相だった。夫と息子との未来のため、多くの命を救うため、エリンは歴史に秘められた真実を求めて、過去の大災厄を生き延びた人々が今も住むという遙かな谷を目指すが…。
4巻の内容 闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天を舞う時、伝説の大災厄は再びもたらされるのか。傑作大河物語巨編、大いなる結末へ。
実は2012年10月27日に読了済みなのだが、もたもたしてて日記に載ってないことが判明。
「今となっては……」だが、とにかく「読んだ」という記録だけ残しておこう。
感想を端的に言えば、「1・2より難しくなったが、やっぱり面白い」、というところかな。
一番心に残ったのは、最後のジェシの感想だ。
戦争は始まってしまえば、どれほど傑出した人物が現れようとも個人で止められるようなものではない、といった部分。
これは、男ども全員に読ませたい。
英雄的人物が数人いたところで、戦争の局面を変えるのは困難きわまりないのだ。
「止める」となればなおさらである。
「やらない」に越したことはない、というより、どんなに難しくても戦争を始めないという道をわれわれは選び続けるべきなのである。
エリンが少女の頃のストーリーと比べると、やはり重くて読破スピードは落ちる。
だからといって、電車を乗り過ごさないかというと、場面によってはかなり怪しい(笑)。
お薦めの作品。
▼この本はこちら。何時間かかったか忘れたが、どのみち時間を忘れて読みふけるであろう(なので時間数を書いても無意味ってことで)。
獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)
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