【読書】『アルケミスト』 #アルケミスト #パウロコエーリョ
書名: アルケミスト―夢を旅した少年
著者: Paulo Coelho (原著), 山川 紘矢 (翻訳), 山川 亜希子 (翻訳)
価格: ¥ 580
頁数: 199ページ
出版社: 角川書店 (角川文庫ソフィア)
ISBN-13: 978-4042750017
発売日: 1997/02
内容紹介 羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて。長い時間を共に過ごした羊たちを売り、アフリカの砂漠を越えて少年はピラミッドを目指す。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」「前兆に従うこと」少年は、錬金術師の導きと旅のさまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んで行く。欧米をはじめ世界中でベストセラーとなった夢と勇気の物語。
ベストセラー、ということで読んでみた。
が。
う~ん。
中世の啓蒙書みたいで(それよりははるかに易しいだろうけど)、自分的にはイマイチ。
なにしろ読んでて「ワクワク」しない。
つまらないわけじゃないんだけど………。
含蓄のある言葉もあるけれど、う~ん………。
むしろ読んでて「こんなに汎神論チックなことをカトリック教圏で書いて大丈夫なんか?(冷汗)」というところばかり気になったりして(つまり些事にばかり目が向いちゃう)。
同じ(?)人生の啓蒙書でも『君たちはどう生きるか』は面白かったけどなぁ。
宗教的立場から説くか、社会的立場(リベラルな)から説いているかの違いなのかなぁ。
というわけで、個人的にはあんまり評価できない。
ただ、「人はだれでも自分が本当にやりたいことを持っているのに、それをあきらめてしまっているから世界(他者)の支援を得られないのだ」といった内容の言葉には感ずるところがあった。
むしろ、はっきり云えば、ぐっさり刺された気分にはなった(笑)。
でもやっぱり「これを読むなら他の本を」と、私だったら薦める。
どう考えても先日読んだ『あなたはボノボ、それともチンパンジー? 』の方が面白いし、タメになると思う。
こんなこと偉そうに書くと殺されるかもしれんなぁ(ベストセラーってことはファンが多いってことだから)。
ま、ただの「個人的感想」ってことでゆるしていただきたい。
▼この本はこちら。2時間半くらい?
アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)
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