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2013年9月の記事

2013年9月28日 (土)

【展示】「深海展」3回目(国立科学博物館、東京・上野) #深海展 #科博


別な友人を連れていくので、土曜日にラスト一回。

まず、入場まで60分待ち。
いや~、待った待った。
それでも「真夏の100分待ち」よりはマシだったが。
ちなみに先週の土曜に来た妹たちは40分待ちだったらしい。

入ってからも凄い人ごみ。
人、人、人。
どこに展示が?(笑)

自分はもう三度目だから、どこに何があるかわかりきっているけど、これ、初回の人はたいへんだなぁ。
たいへんというか、気の毒というか。

この展示は「非常によくできている」と、これまで二度ほど書いてきたが、こんなに混雑していては展示の工夫や演出が伝わるかどうか怪しい……。
それは悲しいことだ。
あれだけ【深海愛】に満ち満ちた展示も、人ごみの前には無力、みたいな…………悲しい(苦笑)。

自分としては、最後にもう一度、深海からやってきたカニさんを見て満足した。
とりあえず、ガラスを叩いてカニさんを怖がらせるようなイジメっ子は今回もいなかったので、よかった(笑)。

実はかなり秀逸じゃないかと思われるコーナー、第二展示会場(物販の手前)にあった「私たちの生活の中で(知らないうちに)使われている深海魚とその使用例」は、何度見ても面白かった。
でも、このコーナー自体もいいけど、実はここを見ている人たちの反応が一番面白かったりする(笑)。
友人曰く、「フィッシュバーガー」の模型とそれに使われている深海魚の模型を見ながら、「フィレオフィッシュって、じゃあ、何でできてるんだ?」と若者がのたまっていて、「だから、目の前にあるだろ」と突っ込みたくなったとか(笑)。
もっとも、もしかすると「フィレオフィッシュはもっとトンデモない材料に違いない」と思って口にしたセリフだったかもしれない?(それもあり得るか……)

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深海魚の身近な使用例、キャビア。


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深海魚の身近な使用例。
ファミレスなんかで出てくる「白身魚」もここにいた。
聞いたことない名前のお魚だったりする。


それにつけても、もうちょっとこの休日の混雑が何とかならないと、企画者の意図が伝わらず、みんな「話題の展示に行った」だけで終わっちゃう~。
大人はまぁそれでもいいや。
でも子供、特に中学生くらいの子供たちには、じっくり見てほしい展示だったなぁ。
きっとそれまで「深海」というコトバでしかなかったものが、もっと具体的で身近な存在になったはず。
それで何かが変わる子も現れたかもしれない。

こういう良質な展示を、土日以外の空いてる日に見られる生徒が増えますように(学校側の取り組みによって)。
そして科博が土日くらいは18時まで開館を延長してくれますように(こういう企画展だけでいいし、「混雑する」ってわかってから対応するのでもいいんだから)。

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2013年9月27日 (金)

【展示】「ネコライオン展」(東京都写真美術館、東京・恵比寿) #ネコライオン #岩合光昭


昔のことになりにけり。観に行った記録だけでも……(現在10/11)。

5月の「ねこ歩き展」と8月の「報道写真展」でこの展示の存在を知って、ぜひ行こうと思っていた。

行ってみたら、予想通り面白かった。

本当にそっくりな格好で似たようなことをしている写真もあれば、格好はよく似ているけど実は中身(たとえば警戒レベル)が違う写真もあって、とにかく楽しい。
「次はなんだろう?」って思いながらどんどん見ていった。

お気に入りだったのは、こっち(カメラ)にガン飛ばしながら渓流を飛び越えているふてぶてしい猫ちゃん。
でも残念ながらその猫の絵葉書はなかった~(だいたい私の欲しいやつは無い……)。
他にもいろいろと、見ていて楽しかったなぁ。
ライオンもゴロゴロしてるのが好き(もっとも、単にごろごろしてるわけじゃなくて、スプレイ行為というお仕事をこなしているらしかったが)。


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ネコライオン展の看板。


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写真美術館で無料でもらえるパンフ。
こんな感じで猫とライオンの写真がたくさん。


あー。
なんだかいつまでも見ていたかったなー。

こういう楽しい写真展、もっとやってくれないかな~。
(やってるのを私が知らないだけかもしれないけど……)
そしたらもっと来るのに。
ここ、いい美術館だから。

展示を見たあとで、先日帰りに寄ったお店を再訪。
Grand Delicatessen Bar というらしい。
今日はちゃんとご飯を食べるつもりで行ったから、いろいろ頼んだ。
もちろん、「本日のスープ」もね。
スープは(まだ二度目だけど)毎度なんだか私には懐かしく思える味で、うみゃうみゃ食べた。
他の料理も、どれもお味が佳い。
パンケーキがもうちょっと大きければよかったな(笑)。
おいしかったけど。
真面目なレポートは次回に(機会があれば)。

美術館もここらのお店もまた行きたいなぁ。


▼この展示のサイトはこちら。10月20日(日)まで。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1935.html

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2013年9月18日 (水)

【映画】「スタートレック イントゥ・ダークネス」 #イントゥダークネス

昔のことになりにけり。観に行った記録だけ(現在10/10)。
本当に行った記録だけ(笑)。

評判がいいので、ちょっと観に行ってみた。
実はオリジナルのスタートレックはほぼ見てないんだけど(笑)。

とゆーわけで、思い入れがあんまりない。
そういう人間が見て、「面白かった」。
トレッキアンだったらもっと微に入り細に入り感想を述べるのだろうが、こちらとしては「総合的に面白かった」と言う以外にない。

そうそう、一つ感じたのは、別に「古い」わけじゃないんだけど、「古き良きSF」という印象を受けたかも。
オブリビオンその他の最近のSF映画や国産SFアニメにみられるような「そこまで…!?」という超・超高度なテクノロジーがあまり出てこないというか……いや、人体の転送なんか「超」の部類のテクノロジーだから、そういうものが出てきても過剰な印象を与えない、と言うのが正しいのかな?
だからどうしたってわけでもないが。

カワウソくん(ベネディクト・カンバーバッチのこと)はこういう悪役が似合いそう。
考えてみたら、シャーロックだって悪役スレスレだし(笑)。

そして、どう割り引いてもミスター・スポックが一番人気になりそう(少なくともカーク船長よりは)。
スポックに限らず、脇役はみんなよかったよなぁ(カーク船長以外の)。
カーク船長は……だっておバカさんなんだもん(笑)……でもって、オリジナルでもそうだったというウワサ(友人談)。

スタートレックのTVシリーズを今からビデオ観て消化するのは無理だけど、そういう人間でもこっちの新装版映画のシリーズを続けて見ていくのは楽しめそう。
続きが来たら観に行きたいかも。

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2013年9月16日 (月)

第一回鞭杆合宿 2日目  #biangan


8時ごろから朝食をとり、その後、部屋を片付けて体育館へ。
練習している間にチェックアウトの時間がきてしまうので、荷物は全部会議室を借りてそこに置かせてもらった。
幹事さんはいろいろたいへんだぁ。

今日はいよいよ進退八法を套路(とうろ)として習うところまで。
実はこれ、何度か習っており、何度も繰り返して最近になってやっと順番を覚えたという……。
しかも、同じところをよく間違える。
初めてかもしれない人が近くにいたのでちょっとだけ「こうですよ」とおすそ分けしながら、自分も一所懸命に練習するのだが、同じところで間違えるのが直らない~ダメダメだぁ~。

本日の練習も皆さま楽しく真剣になさっておいででした。
ああ、しかし休憩ほぼナシでぶっ通しはちょっぴり疲れた(笑)。
(どうも套路を一通り教えるための時間が十分でなく、切迫していたらしい)

昼食のお弁当をいただいたあと、解散。
台風のせいで雨が酷かった。
が、せっかくだから、と、仲間のYKさんたちと4人で近くの温泉に寄ることに。
タクシーを呼んでもらって「やしおの湯」という市営温泉へ行った。

タクシー代がちょっと高かったけど4人で割るとまあまあ。
そして入湯料は一人500円とお安い。
洗い場も湯船もガラガラで、ゆったりと汗を流すことができた。
一応露天風呂もある。
露天は気持ちいいねぇ~。
と、YKさんと二人でしゃべくっていたら、あとの二人はそんな長風呂にはつきあいきれなかったらしく、先にお出になってしまっていた(笑)。

温泉上がりに瓶入りの牛乳を飲んだりして、楽しかった。


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↑「やしおの湯」のパンフレット↓

20130916yashio2


でもって、あがってみたら、ほとんど雨も止んでいた。ラッキー。
居合わせたお客さんが教えてくれたけど、台風が行っちゃったから、地元の人たちがこれからたくさん来るだろうって。
いいときに入りにきたらしい。こっちもラッキー。

日光駅までもタクシーで。
残念ながらスペーシアは運行中止したままだったから、区間快速(ほぼ鈍行)でごとごと帰った。

そしてなぜかそのままYKさんたちに引きずられて六本木の教室へ行き、そこでも練習したことは、ヒミツです(笑)。

ベンガン三昧の二日間デシタ(笑)。

▼鞭杆に興味を持ったらこちらへどうぞ♪
鞭杆協会の公式サイト

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2013年9月15日 (日)

第一回鞭杆合宿 1日目  #biangan


2008年の夏(たぶん)から習っている鞭杆(べんがん)の合宿に参加した。
場所は日光林間学園
いきなり遅刻しかけたけど(スペーシアが満席で乗れなかった……)、なんとか日光駅で合流できて一安心。

昼過ぎに施設に到着。
まだ部屋には入れないため、会議室を借りて着替えて、体育館へGo。
早速みんなで鞭杆を振りました。

体育館は小ぶりながら天井が高くて練習によさそう。
ただし、40人が限界かな~。

入念にストレッチしたあと、進退八法に含まれる所作を中心に、一つ一つ基本の技を復習した。
定歩のあとは活歩もね。
自分は、こんなに長くやっていながら基本中の基本である戳(ツォ)の手がちゃんとできていなかったことがわかってショック。
気を付けようっと。
でもトリ頭だから忘れそう……なんとか覚えておく方法はないか……結局身体で覚えるしかないのだろーか……。

4時間以上みっちりと練習したあとで(まぁ、メインの練習時間だったわけで)、部屋割りを聞いて、それぞれの部屋に分かれた。

夕食はすごい豪華だった。
その分、後片付けが大変だった(笑)。
ここは主に葛飾区の学校の生徒さんたちが林間学校などで使う施設なので、配膳は施設のスタッフがやってくれるんだけど、片付けは全部自分たちでやるようになっているのだ。

夕食のあとはキャンプファイヤー(大規模なものじゃありませんが)。
T先生のお友達がファイアーパフォーマンスを見せてくれた。
とてもきれいだった。
かがり火っていいよね、やっぱり。


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高さはあんまりないけど、ちゃんと篝火。


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ファイヤーパフォーマンス。すごいなぁ。


最後はなぜかみんなで輪になって百花拳で締めた(随分やってないから忘れてるなぁ(汗))。

その後、K先生の部屋にYKさんと転がり込んで「半沢直樹」を見て(K先生による的確な解説付き)、別な部屋で始まっていた宴会にもちょこっと参加。
日付が変わる前にお布団に入った。
ちなみにここのお風呂は温泉ではないけれど、気持ちのいい大風呂だった。

▼鞭杆に興味を持ったらこちらへどうぞ。
鞭杆協会の公式サイト

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2013年9月11日 (水)

【舞台】蜷川×シェイクスピア「ヴェニスの商人」(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町) #蜷川幸雄 #シェイクスピア #ヴェニスの商人

実はこの日と14日と、二回観に行った。
しかしもう過去のことに成り果てちゃったので、まとめて記録だけ(現在10/1)。

何をどうしたらあんなオッソロシイ差別用語だらけになるのかわからんぐらい、アンチ・ユダヤな脚本だった(笑)。
子供のころに知ったお話では、「悪徳高利貸しが人のいいアントニオを意地悪な契約書で苦しめようとしたが、逆に懲らしめられてめでたしめでたし」くらいのイメージだったが、どうしてどうして、その「人のいいアントニオ」のセリフがまずユダヤ人差別に満ち溢れている(つーか、かなり酷いことをがんがん言う)。
いやー、あんなにひどい差別用語がここまでちりばめられていようとは。
想像をはるかに超えていた。

俳優さんたちはみんな安心して演技を楽しめるレベル。
滑舌の悪い人もいないし、演技がワンパな人もいないし。
セリフ回しやタイミングも巧みだった。
バサーニオの「目が動く!」とか、ポーシャの「たったそれだけ?」とか、アントニオの「言葉にならない!」とか、二度観て二度とも笑い転げてしまった。
そう、ヴェネツィア市民陣営のパートを観るときは、ユダヤ人への差別の件は脇に置いて、ひたすら笑うしかない。
その点で、始終笑わせてもらえたのはありがたかった。

さて、亀治郎……じゃなくて、猿之助のシャイロック。
うまい。
ハンパなくうまい。
そして、歌舞伎の悪役の型までうま~く取り入れて憎々しい様子を見せるにもかかわらず、観客ほぼ全員がシャイロックの側にホロリとなっちゃう(ホントはそういう話じゃないんだよおぉ…)。
大竹しのぶのマクベス夫人を見た後、「こりゃしばらく他のマクベス夫人はとても見られないな(不満たらたらになるから)」と思ったが、猿之助のシャイロックもそういう感じ。
たぶん、他のだれがやっても「猿之助のときはこうだった」と、比較してしまうと思う。今後ずっと。
存在感を出すのも上手ければ、魅せる去り方、端々に絡める歌舞伎の所作(全然不自然に見えない)、老人としか思えない声、そしてよどみない口上、どれをとっても「うまい」としか言いようがない。
アントニオが自分に辛く当たることを並べ立てて、「なぜか? それは俺がユダヤ人だからだ!」と叫ぶときの迫力は、見ていて泣きそうになった。

泣きそうになるといえば、いわゆる「めでたしめでたし」のシーンが、超・こわかった。
シャイロックがポーシャにやり込められて、アントニオから担保は取れないは、自分の財産は失うは、散々な目に遭って退場していくところだ。
客席の階段を去っていくシャイロックの哀れさも極まっていたが、何がこわかったって、舞台上の評定衆がクスクス忍び笑いを漏らす、それが実に実にいやらしい笑いなのだ。
観ているこっちが心中で「もうやめて」と悲鳴をあげちゃうくらい、実に耐え難い嘲りの嗤い。
いや~、辛かった。こわかった、あの場面。
あそこで嘲笑の演技をしていた役者さん全員に拍手。
しつこいと思うだろうが、本当にこわかったのだ。

残念ながら二度目の観劇では、歌舞伎寄りのお客さんが多かったのか、退場する猿之助への拍手が長かったせいでそのクスクス笑いがあまり聞こえなかった(おかげで心臓がばくばくせずに済んだけど)。
だからあの日のお客さんはあの場面の演出をしっかり見取ってないだろうと思う。お気の毒様。
やはり二回見るのは有益だなぁ。
(ついでに、やはり土日に観に行くのは客層が違って危険だな、と、思ったりもした)

書いてるときりがないので、もうこのへんで。
最後に、毎回思うことなんだけど、シェイクスピアの脚本って(だれが書いたにせよ)凄い。
書かれたセリフが時代を超えて、その時代ごとの問題や普遍性(←矛盾をはらんだ謂いではあるが…)を獲得していく力がシェイクスピアの脚本にはある。
古くならないって、凄い力だ。

最後の最後に、アンチ・ユダヤについて一言。
「なんでこんな差別的な脚本なの」と思うかもしれないが、奥深くに「反セム主義」なる土壌があるらしい。
実はこの舞台を観に行く直前に、たまたま仕事で「反セム主義」なるものについてちょっと読んであった。
ヨーロッパでは、それはそれは昔からこの「反セム主義」(アンチ・ユダヤとほぼ同義)が根付いていたので、シェイクスピアがこういう脚本を書くのもまぁ致し方なしといったところがある。
ナチスのホロコーストはその「反セム主義」を極端に実現したもので、そうでなくてもずっと昔からユダヤ人は、もともとの住民たちから嫌われたり、居住区を限定されたり(いわゆるゲットーの用語の起源も実は古い)、為政者の市民に対するご機嫌取りの政策(ユダヤ人だけ増税とか)に利用されたりしてきたらしい。
この「ヴェニスの商人」においても、シャイロックらは市民権を持ってない。(だからこそ財力を高め、それで身を守ろうとするわけだが、それでいっそう市民の反感を買っちゃうという堂々巡り)。

でもって。
要点は、「それが当たり前」の世界だったのだ。
「だった」というのは早計かも。
ほとんどDNAレベルと言っていいくらい、脈々と受け継がれてきた「反セム主義」が、そう簡単に欧米で消滅しているとは考えにくい。

というわけで、おそらく当時のヨーロッパで上演されたときは、やんややんやの拍手喝采だったろう。
そこが我々にはわからないわけだ、「反セム主義」の下地がないから(差別がないとは言わない)。
善悪は置いておいて、そういう下地がこの脚本にはあるんだよ、という蛇足デシタ。

端的な感想を言えば、面白かった。
美術も音楽もよかったし、ああ、やっぱりいろいろ話したくてきりがないので、ここですっぱりやめよう。
観に行ってよかった。

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2013年9月 7日 (土)

【グルメ】フルーフ・デゥ・セゾン #フルーフデゥセゾン

これも昔の話になっちゃったので、ざっと記録だけ(現在9/30)。

秋葉原界隈で用事を済ませたあと、友人と久しぶりにフルーフ・デゥ・セゾンへ、季節のフルーツパフェを食べにいった。
残念ながらマンゴーは終わっちゃってて(もしかすると去年も食べはぐれた気がする……)、ぶどうと桃の二種類だというので、一つずつ注文。
飲み物は、私は普通にカフェオレを頼み、友人はアイスフルーツティーを頼んだ。

どっちのパフェもおいしかった。
果物がふんだんに使われていて、ボリュームも満点。
(コーンフレークで嵩を増したりなんかしないのデス)


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写真手前左が白桃のパフェ、手前右がフルーツティー(フルーツが山のように入っているが、シロップを入れないと甘くありません)、奥が葡萄のパフェ。

端的に言って、美味でした。
次は栗のパフェをぜひ……。

フルーフ・デゥ・セゾン
昼総合点★★★☆☆ 3.6

関連ランキング:フルーツパーラー | 末広町駅秋葉原駅仲御徒町駅

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2013年9月 6日 (金)

【展示】「深海展」2回目(国立科学博物館、東京・上野) #深海展

【展示】「深海展」2回目(国立科学博物館、東京・上野) #深海展


深海展、二回目。別の友人と訪れた。
金曜の夜はやはり空いていていいなぁ。
前回、平日に来たときよりも空いていた。
余裕がありそうだったので、オーディオガイドを借りてみた。

もちろん、目当ては窪寺先生が語る、大王イカと出会ったときの感想だ。
聞いててとても楽しかった(笑)。
大王イカと出会ったときは、「うわ、出た! 大王イカ、出た!」という感じだったとか。
23分間ずっと見ているうちに、「こんなに長いこと一緒にいていいんだろうか?」と思ってみたりとか。
「一緒にいて」って……そんな言葉が出てくるあたり、さすがだ(笑)。
まぁ、これを聞いただけで500円の元は取った……かな。

展示には、大王イカの死骸のすぐ横で幸せそうににこにこしながら横たわる先生の写真もあったりする。
イカの死骸なんて臭くてたまらないだろうと思うのだが、心からの笑顔で寝転んでいらっさるお姿を再び拝見して、「なるほど」と納得したのであった(笑)。

というわけで、今日の自分のメインはオーディオガイドになってしまったが、他にも新たに工夫されてるところを見つけたり、再びの鑑賞で楽しんだりした。

20130906deepsea

「しんかい6500」の実物大模型の裏側。
プロジェクション(投影)によって内部構造を示している。
とにかく頭のいい展示だよなぁ。

▼この展示のサイトはこちら。10月6日まで。
http://deep-sea.jp/

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2013年9月 2日 (月)

【読書】『〈完本〉初ものがたり』 #宮部みゆき


書名: <完本>初ものがたり
著者: 宮部 みゆき (著)
価格: ¥ 800
頁数: 477ページ
出版社: PHP研究所 (PHP文芸文庫)
ISBN-13: 978-4569760568
発売日: 2013/7/17

あらすじ 新作3篇をひっさげて、茂七親分が帰ってきた! 茂七とは、手下の糸吉、権三とともに江戸の下町で起こる難事件に立ち向かう岡っ引き。謎の稲荷寿司屋、超能力をもつ拝み屋の少年など、気になる登場人物も目白押し。鰹、白魚、柿、菜の花など、季節を彩る「初もの」を巧みに織り込んだ物語は、ときに妖しく、哀しく、優しく艶やかに人々の心に忍び寄る。ミヤベ・ワールド全開の人情捕物ばなし。

もう何年も前に読んで、ミヤベにハマるきっかけとなった一冊。
新作三篇が追加収録されているというので、速攻でゲットした。
イラストも楽しい。

茂七親分と、稲荷寿司を屋台で売る謎の親父を中心に、界隈で起きる事件を扱った「捕り物」だが、どっちかっていうと人情がメインの「人情もの」に入れるべきかもしれない。
それでもミステリの基本は押さえてあって、なかなかどうして、面白いんである。
何度読んでも面白いぜ。
どう面白いかは、実際に読んでください。
短編集だから、サクサク読めるはず。

一番の問題は、読み始めると止まらないことだな。
電車は乗り過ごすは、睡眠時間は削られるは、全然止められなかった……。
「必ず止める」という強い意志をもって読書に臨んでください(笑)。

で。結局、稲荷寿司屋の親父の謎は明かされないままなのであった。
続編書いてほしい……。
(ミヤベの後書には「他の作品とつながっているので、今後はそちらで楽しんでください」とあった。確かに岡っ引きどもは他の江戸モノにも出てくるけど、もう今や茂七の孫くらいの世代に代替わりしちゃってないかい? 現役茂七はどこで読めばいいんだ……)

そして、『あんじゅう』と合わせて二冊で三、四日しかもたなかったとゆー……。
そのくらい面白いってことで、しょうがないんだけど。
他の人にもぜひ読んでみてほしい、お薦めの一冊。

▼この本はこちら。

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