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2013年1月の記事

2013年1月27日 (日)

【映画】「ホビット 思いがけない冒険」

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ピーター・ジャクソン監督の新作を見てきた。
面白かった。端的に。
しかも、『ロード・オブ・ザ・リング』のときよりも「上手く」なってるような……(当たり前か(笑))。

何がびっくりしたって、「イケメンドワーフ」である。
私が持ってた狭量な「ドワーフ」のイメージをガラガラと突き崩してくれちゃって(笑)。
(『リング』のギムリは「まさにドワーフ!」って感じだったんだけどねぇ)

しかもイケメンなのはメインの王子様だけじゃない(あ、今は王様か。でもなんとなく「王子様」のイメージが……イケメンだからかな(笑))。
もちろん、「昔ながらのドワーフ」もいる、というか、そっちの方が多い。
ただ、旅の仲間にはあと2人か3人のイケメンドワーフがいて、「昔ながらのドワーフ度」を引き下げている。
おかげで、「エルフよりかっこいいじゃん」とか罰当たりなことを思ってみたり(笑)。
これは女性客にもアピールしそう(「昔ながらのドワーフ」ばかりだったら、『指輪』好きしか見に来なかっただろうが)……やるな、ピーター・ジャクソン。

主人公(というより狂言回し)のビルボは……文句なく上手いです。
何しろ「シャーロック」(人気TVシリーズ)のワトソン君だ。
なぜ君はこういうマゾッ気の発揮されるキャラばかりやるのだ?(笑)
あとになって「ホビットらしいか」を考えてみると、まだそれほど「らしさ」が出てると思えない(意志の頑強さはホビットらしいのかもしれんが)。
これからかな。
ホビットにしては彼もイケメンに近いのだが、イケメンホビットはすでに『リング』で洗礼を受けちゃってるから、もうあまり気にならない(笑)。
それより「イケメンドワーフ」だっ!!!!!(←個人的にかなりの衝撃だった)

何を話しても全部「イケメンドワーフ」になる気がするので、もうやめる(笑)。

映画は面白いです。
ガンダルフは相変わらずスパルタだし(『リング』のときも叫んでたよね「走れ!」「逃げろ!」って)、ガラドリエルは畏怖の対象だし(にこやかなのが余計にコワイよ~)、ドワーフ王子様はイケメンで強くてスーパーツンデレだし、でもみんな大らかであまり頭がよくなくて食べるの大好きで戦いとなると激しくてその辺はすごくドワーフらしいし、映る自然は雄大だし(ビバ・ニュージーランド!)。
オークとトロールとゴブリンの見分けがつきにくいことを除けば(って思ってるの、私だけ?)、素晴らしい出来合い。
『リング』よりあちこちで笑えるのもイイね。

続きが早く見たいものだ。

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2013年1月22日 (火)

【舞台】「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹」蜷川版(シアターコクーン、東京・渋谷)

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年末のKERA版に続き、蜷川版を観に行った。
やっぱり4時間半。
でも今度は年末のときほど不満に思わなかった。
(もーちょっと短いといいなとは思うけど)

以下、無根拠で勝手な個人の感想です。KERAのファンは読まない方がいいかも。

当日のツイートで流したけど、演出でこんなに差が出るものかとビックリした。
基本的に何から何まで、蜷川版の方が「わかりやすい」。
自分の隣の席に座っていたかわいいカップルのうち、女の子の方はKERA版を見たらしく、「今日の方が面白い」と言っていた(ばっさり(笑))が、全くその通りだと思った。
見てて「わかる」もんね。

コロス(コーラス)の歌詞を電光掲示板で示したり、場面の描写を(おそらくはKERAの脚本をそのまま)やはり電光掲示板に示したりしてくれて、すごく助かった。
とにかくわかりやすい。
コロスは、趣旨は面白いしなかなかいいと思うんだけど、やっぱりラップは難しいんじゃないかなぁ。
ラップって、うまい人が語ると自然に耳に入るけど、そうじゃないとどうしても「無理している」感じがつきまとう。
ビートを効かせるのは秀逸だけど、ラップにする必要はなかったんでは?
まぁ、何度も書くけど「わかりやす」かったし、なかなかよかったけど(メインに声量がある俳優さんをもってきてるあたりもうまかった)。

実はコロスはどっちかっていうと本題ではない。
本題はこっち↓
12/13のKERA版への感想では「なぜ彼が『怪物』になったかが示されてないのが不満」と書いたが、今回、蜷川版を見て「わかった」と思う。
実は全く同じセリフをKERA版で生瀬が語っていたんだけど、それを聞いたときには「単に横暴な人間が自己正当化のために自分勝手な理由を口にしている」としか受け取れなかった。
それゆえ、それは「なぜ怪物になったか」を示すものとして受け取れずじまいだった。
でも、蜷川版で勝村が同じセリフを言ったとき、「ああ、そうか」と腑に落ちた。
「それ」はまさに彼が「なぜ怪物になったか」を示す吐露だった。
役者の差というよりは、おそらく演出の差なんだろう。

それはそれとして、勝村は上手かった。
今までも魅力的な俳優だとは思っていたが、今回は見ていてごく自然に「上手い」という言葉が出てくるようだった。

舞台美術や場面転換のうまさなんかは、実はKERA版の方がよかったんじゃないかという印象がある。
でも、リアリティは圧倒的に蜷川版が優る。
(あえて言うなら、KERA版はキャラクター重視の少年漫画を読んでる感じで、蜷川版はストーリー重視の少女漫画を読んでる感じだったかも)

リアリティとからんで、蜷川版の方が「登場人物に感情移入しやすい」というのがある。
長女にせよ三女にせよ、恋しい男を殺すときや殺されたときのその反応が、KERA版だと「簡単に割り切っている(=結局自分自身が一番大事)」とか「お気に入りじゃなくなった玩具を切り捨てる」とかいった風合いに見えるので、共感できない。
蜷川版ではその辺は変えてあって、迷いや後悔がわんさか詰まっているから、共感できる。
共感できる、とは、その造形された人物の実在を信じられるということだ。
共感できない、とは、それが自分と関係ないところで起こる事象、すなわち「絵空事」にしか見えないということだ。

実在を排そうというスタンスなら、KERA版の方向性も正しい。
でも私のようなぼんくらにはそいつは難しすぎるので、わかりやすい蜷川版により好感をいだくのはしょうがないってもんよ(云い訳)。

役者さんたちについて言えば、どっちのバージョンも力量のある役者さんたちばかりだったと思うが、なぜか蜷川版の方がセリフが聞き取りやすかった。
あとは、強弱の振れ幅が蜷川版の方が大きい。
たとえば、セリフの音量を 1~100の度合いで表したとき、KERA版の舞台では30~100くらいだが、蜷川版では10~100くらいが使われる、そういう感じ。

さすがに一か月以内に同じ演目を観ると、しっかり比較できて面白い。
この企画は面白いので、ぜひまたやってほしいなぁ。
でも脚本は別の人に任せた方がいいんじゃないかなぁ。
どうも、蜷川は外様として脚本を読みこんだおかげで自分なりの解釈を確立し、観客にもそれが伝わって「わかりやすい」表現になったけれど、KERAは自分で書いたものゆえ自分では了解しちゃってる部分が多いせいで逆に「他人にはどこがわからないか」をわからないまま演出したんではないかと思えてしまうのだった。

つーわけで、脚本家は別にして、またやってください(笑)。
渋谷に行くのは面倒なので、池袋あたりでどうでしょうかね?(笑)

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2013年1月 8日 (火)

リ・ファッション協会に払込【エスキ・ヨルジュ】

昨年のTシャツの売り上げの一部を、リ・ファッション協会に寄付。
ここは長いスパンで真面目に東北の被災者支援に取り組んでいるところ。
まぁ、ほんとに些少でちょっぴり恥ずかしいですが。
ゼロよりいいよね……?

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ご報告まで。

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2013年1月 7日 (月)

【グルメ】牛カツを食べてみた

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友人に連れられ(=食べに行くダシにされ)、秋葉原の牛カツ屋へ初めて行ってきた。
「カツ」のわりには衣が薄くてさっぱりな感じだった。
牛肉も中の方は結構レアで、見た目が綺麗。
付けて食べるソースが二種類あって楽しい。
麦飯もとろろもよかったし、ヘルシーでいい。

たいへん美味しゅうございました。

でも本音を言うと、牛の厚切り肉は単に塩コショウして焼いてしょうゆをたらして食べるのが一番好きかも(笑)。

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2013年1月 5日 (土)

【グルメ】人形町風鈴(プリン)を食べてみた


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人形町風鈴(プリン)でござる。

東京メトロの広報誌に乗っていたので、気になって寄ってみた。
「江戸甘味處 水天宮つくし(エドカンミドコロスイテングウツクシ)」というお店。
(ぐるなびのサイトはこちら→http://r.gnavi.co.jp/gc5b700/

入っていくなり、「すみません、すぐ(席が)空きますから」みたいに謝られ、その後も「お待たせしてすみません」などと最後まで謝られっぱなし。
外国人でなくてもこの腰の低さというか謝られ度合にはびっくりだ(笑)。

肝心の人形町風鈴(プリン)。
明治に創業したお店なんだけど、その創業者のレシピを発掘して、その中の「西洋風茶碗蒸し菓子」というのを再現したものだそうだ。
お味は、とっても甘い(笑)。
自分はおでんと人形町風鈴単品を頼んだのだが、この組み合わせでよかった。
人形町風鈴の乗ったあんみつとかみつまめとか、私には甘すぎて絶対食べきれない(笑)。

カスタードっぽくない、「茶碗蒸し」の感じのするプリンで面白かった。
(一個当たりに使われている砂糖の量は考えないことにした……オソロシイ)

友人は目玉商品である「ゴールド人形町風鈴あんみつ」を注文。
結構大きい。
「こんなにプリンが甘いと、他の(餡とかの)甘さを感じないでしょ?」と訊いたら、「それがそうでもない」とのこと。
餡は餡で、アイスクリームはアイスクリームでそれぞれ甘く感じるらしい。
どんだけ甘いんだ……ぶるぶる。

ちなみにアイスクリームを一口食べさせてもらったら、ちょっと懐かしい味がした。
子どものころ、母親が手製で作ってくれたバニラアイスって、こういう感じだったよね。
うちの母親も実はいろいろ作って食べさせてくれてたんだなぁ(しみじみ)。

今回は名物プリンにつられてしまったが、店内に貼ってあった栗ぜんざいの写真もおいしそうだった。
栗ぜんざい、食べに行きたい。
でも砂糖の総摂取量を考えるに、行くにしてももうちょっと間を空けないとなー(笑)。


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友人が食した「ゴールド人形町風鈴あんみつ」。
「ゴールド」は「貴重(当時)なクリーム」のことみたい。

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