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2012年12月 7日 (金)

【展示】リヒテンシュタイン~華麗なる公爵家の秘宝~展(新国立美術館、東京・六本木)

友人Mと行ってきた。報告終わり。

一行はさすがにまずいので(笑)、もうちょっと書くことにする。

一番の目玉はルーベンス。
肖像画もあるけど、でかい作品がいくつか(「大作」なんだろうなぁ……)。
でも、Mも言ってたけど、ルーベンスって肖像画のほうがいいよね。
肖像画は、だれを描いていようが、何かしらハッとさせられるものがあるんだけど。
でかい作品はどうも細部がイマイチ……「肖像画では愛らしい子どもを描けるのに、大作中ではなぜこんなにかわいくない子どもを描くのか?」とかツッコミどころがいろいろ……。
楽しかったのは、サテュロスの絵。
光の加減でサテュロスの顔が赤らんで見えて、「なまはげみたい」。
こういうことを言っても、Mなら許してくれるのである(笑)。
(ルーベンスファンには殺されるかもしれん……)

もひとつ目玉のクラナッハ。
とても「らしい」作品だった。

いちおう目玉のブリューゲル。
ヤンとピーテル・ジュニアとヤン・ジュニアの作品がある。
世代を重ねるごとにだんだんおおらかさがなくなっていくのはなぜなんだろう。
やっぱりお父ちゃんの作品が一番おおらか(大雑把)で、好きかも。
子どもらの作品はきれいにまとまってて、笑える部分がないから。

フリードリヒ・フォン・アメリングという人の作品が3点あって、どれもよかった。
特にマリー侯女2歳の肖像画は、ホントにかわいらしい。
ルーベンスによるクララの肖像画よりもかわいかったぞ(笑)。
(なぜこんなことをわざわざ書くかといえば、クララの肖像画の説明書きに「子どもの肖像画の中で最も愛らしい絵だと言われている」みたいなことが書いてあったからである。そういや、説明文は時々イマイチなのが混じってたな~。「お前は本当にマグダラのマリアのことを知っててこの説明文を書いとるのか?」ってやつとか)

そのマリー侯女の肖像画は、18時以降入場者先着100名様プレゼントとかで、絵葉書をもらってあったのでラッキー。
本当に何度見てもかわいいですよ、このしもぶくれちゃんが特に(笑)。

工芸品は、自分たちとの感覚の差の激しさを、見るだに実感させられた。
差があって、それはそれで面白いんだけど。
貴石象嵌のテーブルトップってやつが、非常によくできていて感心したが、残念ながらこれは作者不詳(フィレンツェのものらしい)。
逆に、そのテーブルトップに後から付けた「脚」は作者名が残っているわけだが、なぜあんな派手派手な脚を付けるのか、自分的には理解不能(笑)。
テーブルトップと合っているとは……曰く言いがたし。
私らの感覚だと、あまり趣味がいいと思えないっちゅーか……趣味が違うからしょうがないか(笑)。

中国や日本の陶磁器に、ブロンズなんかで枠飾りを付けちゃうのも、「アート=人工」の文化ゆえかな~などと思ってみたり。
いろいろ興味深かった。

そして、タピスリーやなんかに登場するイルカ(?)は、ひどいお姿だった(笑)。
あんなに愛らしい生物なのに、ただの怪物だよ(笑)。
日本の昔の画家だって見たことのない虎や象を描くときにはかなりヘンテコなものを描いてるけど、もうちょっと愛らしさとか親しみがあるでしょ、出来上がりに。
全然愛らしくありませんデシタ(笑)。

展示は12月23日まで。

▼サイトはこちら。
http://www.asahi.com/event/liechtenstein2012-13/

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