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2012年12月の記事

2012年12月29日 (土)

冬の祭典にご来場いただきありがとうございました。

冬の祭典「コミックマーケット83」にて Eski Yolcu のブースにご来場いただき、ありがとうございました。

今回はとてもいい場所でした。
そのおかげか今までよりもお客様が多かった気がします。
多い割には、お一人ずつ時間をかけて作品を吟味していただけたようだったので(30種類以上ある缶バッジSとか(笑))、よかったなぁと思っています。

特にどれかが突出して売れることはなかったのですが、万遍なく売れた結果、うちとしてはかなりの売り上げとなりました。
お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。

今回は、冬としては初めてTシャツを持っていきました。
「全部売れ残ったらどうしよう」と思っていましたが(だって半袖Tシャツだから)、案に相違してスムーズに売れていきました。
ちょっと不思議(自分は寒くて買う気が起きないから(笑))。
冬しか来られない人とかいるのかな?
来年も10枚くらい持ってこようかな。

缶バッジは、予想通り新柄のヘビが不人気(苦笑)。
(ただ、干支の新柄って、その翌年に人気が出たりすることがあるのでまだわからないけど)
話題作りに作った「石仮面」もあまり出ず(某○○の奇妙な冒険の……)。
あまりにも自然に他の缶バッジたちの中に溶け込んでいたのが敗因かも。

缶バッジもストラップも、今回はカエルがよく出てました。
冬なのに(笑)。
蛙ファンには季節は関係ないんだなぁ。

新刊の『スリランカに行ってきました。』は、今一つの売れ行きでした。
だれか買ってください(笑)。
まぁ、10冊くらいは関係者に配るとしても、もうちょっと在庫を減らさなきゃ。
でもコミケでうちに来てくれるお客さんは、最近、ほとんどがグッズ目当てだからなぁ(笑)。
(だからと言って「服飾・ドール」や「動物グッズ」のジャンルへ行くと浮きまくるんだよなぁ)

次の夏の新柄は何にしよう?
蛇のTシャツって売れるのだろーか……?
石仮面のTシャツって作ったらまずい……?(笑)

まだ何にも決まっておりませんが、夏のコミケも参加予定です。
古代中南米のヘンテコな意匠をどんどこ紹介していきますので、ぜひまたお立ち寄りください。
またお会いできますことを祈念して。

エスキ・ヨルジュ管理人 拝


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2012年12月27日 (木)

コミックマーケット83に参加します


▼冬の祭典・参加情報

 コミックマーケット83
 名前:Eski Yolcu (エスキ・ヨルジュ)
 番号:東・ミ-01b
 会場:東京ビッグサイト
 日時:12月29日(土)10:00~16:00
   ※会場は16時までだが一人なので早めに閉店するかも。

目玉の商品は、

・新刊 『スリランカに行ってきました。』 
 A5判24頁500円 オールカラー 限定60部

・2013年 古代中南米柄(蛇)カレンダー、年賀葉書

・新柄 缶バッジSサイズ(ナスカの蛇、石仮面)

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2012年12月19日 (水)

【舞台】「トロイアの女たち」(東京芸術劇場、東京・池袋)

すっかり一か月以上経ってしまったが、書くだけ書いておこう(現在2013年1月29日)。

この年末のクソ忙しい時期に3時間もの長い舞台はやらないでほしい……というのは、以下、12/13の日記と同文。

でも、これについては観たことを後悔する気は全くない。
舞台自体は非常によかったから(だけに、上記のくだらない不満が生じたのは余計なことだった。それがなけりゃ完璧だったのに)。

いやもう全然救いのない舞台で(エウリピデスの悲劇だからしょうがない)。
しかし、そう思ったってことは、逆にきっちり感情移入できたってことなんだろう。
セリフの3分の2は外国語だったのに。

俳優たちの構成は、日本人とユダヤ人とアラブ人。
言語でいえば、日本語とヘブル語とアラビア語か。
ヘカベーやカッサンドラ、アンドロマケーなどの名前の付いた役柄は、それぞれ一人ずつが演じるから、たとえばアンドロマケーはアラブ人だったので、セリフは全部アラビア語のものが耳に入る(もちろん字幕はあるけど)。
これに対して、コロス(コーラス)は3グループ用意されていて、日本人グループが日本語でしゃべると、全く同じセリフとユダヤ人グループがしゃべり、さらに同じセリフをアラブ人グループが繰り返すという手法だった。
まぁ……面白い手法だし、その意図はわかるんだけど……全部が全部そのパターンってのは、ちょっとうざい。
最後の方では一部だけ崩してあって、同じセリフを2グループだけで言い回し、少しずつずらすようなことをやっていたが、むしろ逆じゃないかな。
最初のうちはそうやっておいて、重要なところだけ3回繰り返す方が自然な気がするのだ、私的には。
これを工夫してくれれば、あと30分は縮められたと思うなー。
時間についてうるさいといわれそうだが、人間の大人が集中を持続できる時間は、本来、たったの「30分」ナンですヨ?

それはともかく、ちょっとだけ内容について触れておくと、有名な「トロイの木馬」作戦のせいでトロイの男は皆殺しにされちゃってて、女ばかりが残っているのだが、その彼女らにしてもギリシア人たちの捕虜になる運命で、希望なんかひとかけらもない。
そういう状況が延々と続く。
いやもう、手を変え品を変えて、延々と続く。

白石加代子はさすが。堂々たるヘカベーっぷり(亡国トロイの王プリアモスの妃ですな)。

あとはアンドロマケー(トロイの王子にして英雄だったヘクトールの妻)がよかった。
子供を殺されることになっての嘆きがひしひしと伝わってきた。
アラビア語で聞いていたはずなのに、思い出すときには脳内で勝手に日本語に変換されているほどだ。
そういえば、昔、四季の「アンドロマック」(仏語なので発音が違うが同一人物)を見たときには「頑なな女性だなぁ」と思ったりしたが、そりゃあんなふうに子供を殺されたら頑なになって当然だわ、と、実感。
むしろ、「どうしていつまでも打ち解けてくれないんだ」的なことを言っていたアキレウスの息子(名前忘れた)の神経の方がおかしいよなぁ、などと思い出したりしたのだった。

あと、メネラオス(奪われたヘレネーの本来の夫)がさりげなく披露するダメ男ぶりが楽しかった(笑)。
これも演じていたのはユダヤの人だから、ヘブル語で耳に入ってるはずなんだけど、ちゃんと笑えるんだよね。

コロスもそれぞれのグループで、同じセリフを表現する仕方が異なっていて、興味深かった。

よくなかったのは和央ようかくらいだ。
ファンには悪いけど、セリフが明らかに他の人と比べて下手。
しゃべり方がまだるっこしくてわざとらしい(滑舌が…)。
ただとても綺麗で、ヘレネーらしいといえばらしかったけど。

カーテンコールは二度だったか三度だったか、とにかくスタンディングオベーションで、最後は白石さんが蜷川さんを舞台上に引っ張ってくるほどだった。
面白かった。

蛇足ながら、劇もよかったが、この企画を東京芸術劇場に引っ張ってきた野田秀樹もさすがだと思った。

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2012年12月13日 (木)

【舞台】「祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹」ケラリーノ版(シアターコクーン、東京・渋谷)


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辛口なのでファンは読まないことをお勧め。
ただの個人のぼやきですから。
(しかも見て一か月も経ってから書いてるし……現在1/11)

この年末のクソ忙しい時期に4時間もかかる長い舞台はやらないでほしい……。
マジで。
やるならもっと他の時期にやれや。
会社員をなめんな。
この時期の1時間がどのくらい貴重か知らんのか。
仮に夜の部だったとしても、タイムロスはそのまま睡眠時間削減につながるのだ。

で、その貴重な4時間を割いてまで見に行くべき舞台だったかといえば、NOだ。
面白いのは面白いけど、そこまでの重さはないし、この内容なら2時間半に詰めるべきじゃないのか。

ケラリーノは、私的に演出家としては期待の星なんだけど、脚本はどうかな~。
まぁ、オリジナル脚本はまだこれで2本目なので何ともわからないけど。
「どん底」の演出はよかったので、また別なのを見てみよう。

役者さんはいい感じで粒ぞろい。

美術がよかった。
セットは昔ながらの作りこまれた大道具なんだけど、最先端(?)のプロジェクションマッピングを見せてくれたりして、ちょっと一味違う感じに。
舞台美術は文句なし。

やはり脚本だなぁ。
詰め込みすぎ。
面白いといえば面白いけど、満足感が得られないっちゅーか……。

「満足感」の話からいえば、実は一番不満が残ったのは、「なぜ彼が怪物になったか?」が全然見えてこないこと。
おとぎ話だからと言われればそれまでだが、そこんところの演出家の解釈がちゃんと出ていれば(傾向だけでも)、最後に「ああ」と納得して帰れたはずだと思う。

こうなると、次の蜷川版も4時間コースなのかなぁ……今から時間のやりくり考えとかなきゃ……。

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2012年12月 7日 (金)

【展示】リヒテンシュタイン~華麗なる公爵家の秘宝~展(新国立美術館、東京・六本木)

友人Mと行ってきた。報告終わり。

一行はさすがにまずいので(笑)、もうちょっと書くことにする。

一番の目玉はルーベンス。
肖像画もあるけど、でかい作品がいくつか(「大作」なんだろうなぁ……)。
でも、Mも言ってたけど、ルーベンスって肖像画のほうがいいよね。
肖像画は、だれを描いていようが、何かしらハッとさせられるものがあるんだけど。
でかい作品はどうも細部がイマイチ……「肖像画では愛らしい子どもを描けるのに、大作中ではなぜこんなにかわいくない子どもを描くのか?」とかツッコミどころがいろいろ……。
楽しかったのは、サテュロスの絵。
光の加減でサテュロスの顔が赤らんで見えて、「なまはげみたい」。
こういうことを言っても、Mなら許してくれるのである(笑)。
(ルーベンスファンには殺されるかもしれん……)

もひとつ目玉のクラナッハ。
とても「らしい」作品だった。

いちおう目玉のブリューゲル。
ヤンとピーテル・ジュニアとヤン・ジュニアの作品がある。
世代を重ねるごとにだんだんおおらかさがなくなっていくのはなぜなんだろう。
やっぱりお父ちゃんの作品が一番おおらか(大雑把)で、好きかも。
子どもらの作品はきれいにまとまってて、笑える部分がないから。

フリードリヒ・フォン・アメリングという人の作品が3点あって、どれもよかった。
特にマリー侯女2歳の肖像画は、ホントにかわいらしい。
ルーベンスによるクララの肖像画よりもかわいかったぞ(笑)。
(なぜこんなことをわざわざ書くかといえば、クララの肖像画の説明書きに「子どもの肖像画の中で最も愛らしい絵だと言われている」みたいなことが書いてあったからである。そういや、説明文は時々イマイチなのが混じってたな~。「お前は本当にマグダラのマリアのことを知っててこの説明文を書いとるのか?」ってやつとか)

そのマリー侯女の肖像画は、18時以降入場者先着100名様プレゼントとかで、絵葉書をもらってあったのでラッキー。
本当に何度見てもかわいいですよ、このしもぶくれちゃんが特に(笑)。

工芸品は、自分たちとの感覚の差の激しさを、見るだに実感させられた。
差があって、それはそれで面白いんだけど。
貴石象嵌のテーブルトップってやつが、非常によくできていて感心したが、残念ながらこれは作者不詳(フィレンツェのものらしい)。
逆に、そのテーブルトップに後から付けた「脚」は作者名が残っているわけだが、なぜあんな派手派手な脚を付けるのか、自分的には理解不能(笑)。
テーブルトップと合っているとは……曰く言いがたし。
私らの感覚だと、あまり趣味がいいと思えないっちゅーか……趣味が違うからしょうがないか(笑)。

中国や日本の陶磁器に、ブロンズなんかで枠飾りを付けちゃうのも、「アート=人工」の文化ゆえかな~などと思ってみたり。
いろいろ興味深かった。

そして、タピスリーやなんかに登場するイルカ(?)は、ひどいお姿だった(笑)。
あんなに愛らしい生物なのに、ただの怪物だよ(笑)。
日本の昔の画家だって見たことのない虎や象を描くときにはかなりヘンテコなものを描いてるけど、もうちょっと愛らしさとか親しみがあるでしょ、出来上がりに。
全然愛らしくありませんデシタ(笑)。

展示は12月23日まで。

▼サイトはこちら。
http://www.asahi.com/event/liechtenstein2012-13/

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2012年12月 1日 (土)

【展示】ギャラリーゑいじう「2013 創作カレンダー展」(東京・四谷三丁目、曙橋)

やっとこさ、自分も足を運んできた。
来年は巳年ということで、ヘビ。


↓自分のFDサイズカレンダーはこんな。

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最初から最後まで「ヘビ」である。
友人には、「ムカデ」と言われたり(ナスカの奴)、「ツチノコ?」と言われたり(モチェの奴)、結構さんざんな評をもらっとるが(笑)。

他の作品も見てきた。

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今回、ほぼ唯一の立体造形カレンダー。
面白いけど、ちょい使いにくい(笑)。
下の方の数を取り出すのが大変なんだもん。


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大判カレンダー。一日終わると、
丸に自分で日付を書き入れる式。


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会場風景。自分のカレンダーもこっそり居る。


アーティスティックなカレンダーが圧倒的に減少している。
昨年に輪をかけて、全体に小粒というか(「お前が言うな」と言われそうだけど自分は最初からFDサイズで出してるのでイイのだ!!)、こじんまりしたカレンダーが多かった。
あと、自分がFDサイズカレンダーを出し始めた頃(つまり参加当初)は、300円の作品なんて自分の奴とあと1,2点しかなかったのだが、最近は低価格のものが多い。

不況だねぇ。。。

ま、それでもいろいろあるにはあるので、見れば楽しい。
お近くにいらした際はぜひお立ち寄りください。
一階の喫茶店で一休みもできます。

▼カレンダー展は12月8日(土)まで。
場所 : coffee & gallery ゑいじう http://eijiu.net/
時間 : 午前11時~午後7時 ※最終日は午後5時まで
期間 : 11月27日(火)~12月8日(土) ※期間中休みなし
参考 : <森羅万象・心穏やかにして展>展・併催

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