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2012年8月の記事

2012年8月31日 (金)

【舞台】「トロイラスとクレシダ」(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)

蜷川シェイクスピア、オールメールプログラム初の悲劇。
まぁ悲劇といっても、三大悲劇と比べると悲劇度は低い。
悲劇は悲劇でも、「破滅」ではなく「喪失」止まりだからな。

場内に入るとまず舞台から大量のひまわりが目に飛び込んでくる。
ちょっと唐沢マクベスを思い出した(あのときは竹だったが)。

あらすじ。
トロイの若い男女が好きあって結ばれるが、人質交換のために娘がギリシャ方へ連れ去られてしまう。
敵陣の娘に会いに行った若者が目にしたのは、ギリシャ軍の男になびいた女。
若者は愛をなくし敬愛する兄(ヘクトール)を亡くして悲劇の主人公となって終わる。
実際に彼が破滅するのはこの後になるわけで(トロイの王子だから破滅は確定)、そのため悲劇の度合いがやや淡く感じられる。

なんというか、山場を作りにくい、難しい脚本のようだった。
登場人物はあちこちで喚くが、場面自体は淡々と消化される。悪い意味じゃなく。
終わってみて「ここで終わりなのかー」という脚本に対する物足りなさはちょっぴり感じたけど、舞台全体に対しては何も悪いイメージがなかった。
脇役が凄かったからなー。
特にテルシテス(道化)がめちゃくちゃ上手かった。
ユリシーズ(オデュッセウスですな)も良かったし、困ったことにアエネアスがカッコイイ(なぜ困るかというと、自分にとってアエネアスはカルタゴのディードーを捨てた嫌な男のはずだったので(笑))。
英雄アキレウスのキャラ作り(主にビジュアル面)もよかった。

カサンドラの内田滋は相変わらず文句なく上手いんだけど、やっぱりもっとコケティッシュな舞台で見たいなー。
(オールメールはやはり喜劇にしてほしいなー…)

ともあれ、面白かったんだと思う。
見終わったあとに「これはちょっとどうよ?」と思う部分が何一つなかったから。
盛り上がりには欠けるものの、筋立てどおり、シンプルにまとまっていた。
キャストもスタッフも自分なりにいろいろ工夫しているんだろうが、それをあからさまには見せず、話の中に収めて浮かせないところに好感の原因がありそう。
近頃の蜷川シェイクスピアには、「これはちょっとどうよ?」という浮いた部分が必ずあったが(なかったのって結構久しぶり)、元の路線に戻ったのかな。

欲を言えば、主人公のトロイラス(山本裕典)が、もーちょっと台詞が聞き取りやすいとよかったな(笑)。
恋する馬鹿男ぶりは楽しかったんだけど(笑)。

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2012年8月27日 (月)

2012年のたてしな4

いよいよ帰る日がやってきてしまった。
朝風呂で最後の温泉を堪能し、涼しい空気をありがたがりながら帰り支度をする。
ああ、あっという間だなー。
東京やだ、帰りたくない。
一ヶ月くらい籠っていたい……。

往きは電車だったが、帰りは自動車。
妹が甥っ子ちゃんを連れて帰るのに便乗させてもらう。
道路が混むとイヤなので、10時過ぎに出発した。
さらば、たてしな。


20120827tateshina1

たてしなの家の近くにて

20120827tateshina2

たてしなの家から茅野の方へ降っていく途中で。
太陽はぴっかぴか、でも東京よりは暑くない。


高速に入る前に、原村のたてしな自由農園に寄ってお買物。
お土産を会社に買っていかないと。
ブーランジェリーポコというところの美味しそうなパンを売っているので、バターロールも買い込む(帰ってから食べたらすごくすごく美味しかった)。
あとは、自分のお土産として甘酒のビンを一本(これもあっさりして美味しかった)。
妹はお土産のほかに、甥っ子ちゃんにおねだりされたものも買い込んだようだ。

中央道はすいていた。
結論から言うと、私たちは一度も渋滞にあわなかった。
談合坂で昼食をとり、相模湖近辺も特に止まらず(しょっちゅう渋滞するのだが)、14時半ごろ東京帰着。


20120827dangozaka

談合坂のハンバーガー屋さんでランチ。
地元の牛の肉を使っており、高いがその分美味しい。
あと、ポテトのチップスフライも美味しかった。


東京は暑かった。
「溶けそう」というよりむしろ「消し炭になりそう」な太陽(笑)。
たてしなの涼しさがなつかしい。
残念だけど、また来年までさようなら、かな。

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2012年8月26日 (日)

2012年のたてしな3

朝は温泉♪
毎日毎日涼しくて快適♪
…帰りたくないなー……。

今日も今日とて、甥っ子ちゃんのご希望でプールへ行くことに(たてしなは甥っ子ちゃんを中心に回っている(笑))。
ただし、昨日より早目に切り上げようと打ち合わせた。

途中、妹が恩師から教えてもらった味噌屋を探しに行きたいというので、茅野駅で二人で車を降りて探索した。
なかなか見つからず、とうとう近くの喫茶店のお兄ちゃんに尋ねたところ、あっさり教えてくれた。
もっと早くに聞けばよかった~。
まだまだオバサン度が足りないな~。

お味噌を売っていたのは、丸井伊藤商店(茅野市宮川4529)というお店だった。
流行りの塩麹ひと瓶と、友人のお土産に二年物の味噌を買った。
店のおばさんが親切に「塩分少なめ味噌」とかいうのをちょっぴりおまけしてくれた。
麹が多めに入っているそうで、もろみ味噌みたいにもろもろしてて美味しそう。
(東京に帰ったあと、ベランダ産のきゅうりに付けてうみゃうみゃ食べております)

さて、またしても11時ごろからプールへ。
さすがに日曜、昨日の午後よりもすでに人が多い。
甥っ子ちゃんはパパさんに任せ、私たちは競泳用プールでしばらく過ごした(妹と父はずっと泳いでいたが、私はずっと歩いていた)。
これはこれでいいね。
一人一コース使用できるなんて、なんとゆー贅沢。

その後、また流れてみたり、スライダーで滑ってみたり。
スライダーは10mくらいの単純な滑り台なのだが、滑ってみると結構勢いがあって面白い。
甥っ子ちゃんはすっかり気に入ったらしく、何度も何度も滑りに行っていた。
そのうち水着が破けるわい。

早目にあがって帰宅。
しかし、雨が降り出したので、夕方のお散歩はできなくなってしまった。
う~ん、私、今回はこの辺を全然歩いてないんだよなー。
……雨じゃしょうがないよね(言い訳)。
今日の雨はずっと夜まで降り通しだった。
今日だったらバーベキューはできなかったな。

バーベキューではないけれど、今日は豪華な車えびのグリルがメイン。
今宵も美味しゅうございました。
そして温泉に入って寝た。
そろそろ日焼けが痛くて湯が沁みるようになってきた(笑)。

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2012年8月25日 (土)

2012年のたてしな2

涼しい。極楽。
まずは温泉に入る。
朝ごはんはテラス(つまり外)で食べた。キモチイイ。

今日は市民プールに行く。
なんだか茅野市に立派なプールができてるんだそうだ。
夕飯用の食材を先に買物する。
ピアコープみどりとかいうところで、縄文クッキーというのを見つけて買ってみた。
尖石遺跡が近いもんね、ここ(「とがりいし→尖石」くらい変換しろよIME……)。
そのあとでいよいよプールへGo!!

立派なプールだった。広い。
競泳用の50mプールがひとつ。
25mプールがひとつ。
幼児~児童用の浅いプールがひとつ。
そして流れるプール&スライダーがひとつ。
ずいぶん豪華な市民プールだなぁ。いいなぁ。

でっかい浮き輪につかまって(どうもこっちで買ったらしい)流れるプールを流れ、甥っ子ちゃんと一緒にスライダーを滑り、最後にちょっと競泳用プールで歩いた。
その間、母が昨日のカレーの残りを持ってきてくれたので、それで昼ご飯を食べる(ちゃんと食事するスペースが設けられている)。
もともとが広いうえに、土曜でもこのくらいの人出で済むのは羨ましい限りだ(つまり人が少ない)。
いいなぁ、この市民プール。

とまぁ、楽しかったんだけど、すごい日差しで、しかも東京とは違って空気が澄んでいるから、あっという間に真っ黒。
ひぃ。
水質の関係で日焼け止めもサンオイルも禁止なのだ。
まぁ、こっそり塗ってもばれないかもしれないけど。
ちなみにすでに何回も通っている甥っ子ちゃんの背中はゴキブリ並みに黒光りしていた……。

4時過ぎにたてしなの家へ帰ってごろごろしていたら、雨が降り出した。
今晩はテラスでバーベキューの予定なのに。
本当は17時半からバーベキューするはずだったが、雨のせいで18時半からに延期。
半分以上は暗闇バーベキューとなってしまった(笑)。
どのくらい焼けているかは、食べてみないとわからない(笑)。
牛肉をしこたま食べ、それからマグロのカマを焼いて食べた。
美味しかった~♪

すごい!!
山とプールとバーベキューって、なんだか夏休みっぽいじゃん!?(注:本当に夏休みです)

最後はもちろん、温泉で締めて寝た。

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2012年8月24日 (金)

2012年のたてしな1

今日からたてしなへ。

朝、きゅうりちゃんの世話をして(留守中枯れないように必死)、なんとか荷物をまとめて、新宿10時発のスーパーあずさに乗る。
いつもは楽しくおやつなど食べるのだが、出かける前に「牛乳を飲んでしまわなきゃ!」とがぶがぶ飲んだせいで、何も食べたくない。
うーん、つまらない(笑)。

座席は窓際、天気は快晴。
最初の一時間は溜まりに溜まったレシートの整理で潰れたが(何をしてるのやら…)、残り一時間は風景を楽しみながらまったり過ごした。

茅野駅で、車で迎えに来てくれた両親と会い、スーパーで買物してたてしなのお家へ。
う~ん、東京からやってきた身には信じられない涼しさ。
快適。
父親特製のおうどんを食べたあと、お昼寝しちゃったりなんかして。

そのうちに妹と甥っ子ちゃんが帰宅。
夕飯は母と妹と三人でカレーを作って(三人いると作業が早いわ~)、うみゃうみゃ食べました。
夜、ちょっとおしゃべりして、温泉に入って寝た。

初日はおしまい(何もしない、これぞ別荘ライフ(笑))。

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2012年8月23日 (木)

【舞台】コンドルズ「Knockin' on Heaven's Door」(東京グローブ座、東京・新大久保)

夏のコンドルズを観てきた。
全国縦断ツアーの初日だ。

タイトルに出てくる「ドア」がいっぱい出てきて面白かった。
自作したのかな、あのドア。
見ていていろいろ楽しかった、ドアとダンサーのやりとりというか、仕掛けというか。

ドアを横一列に並べて、開いている部分を窓か鏡に見立てる演出があったんだけど、平原さんが観客側を歩くと、ドアの開いている部分(窓、としておこう)の向こう側を他のメンバーが歩く。
間に閉まったドアが挟まっていて(壁、としておこう)、その壁を通り過ぎると、別のメンバーが歩く(メンバーごとに合わせるのが上手い奴とあんまり合わない奴がいて、このあたりも面白い)。
そのうちに手前のニンゲン(平原さん)が歩く以外のこともやるようになって、バレエみたいに脚を高く上げてみたり(窓の向こうの人が気の毒だった(笑))、踊ってみたり、あっちへ行くと見せてこっちへ行ってみたり、窓の奥はどんどん人が増えていったり、いろんな発展があるので観客側も「次は? 次は?」と期待しちゃうようなダンスだった。
あれはいい発想だったなぁ。

他にもいろいろあったんだけど。
とにかく面白かった。
そう、面白かった。
面白かった。
以上。
他に感想はナイ。
書けない。

あ、あの人形劇はつまらなかったけど(笑)。
わざとつまらなく作ってるだろ、どう考えても。
人形劇の前に流れたコバケンの映像がまた……すっげーでたらめに喋る(言葉になってない)のがちょうどフランス人かロシア人アーティストのインタビューのようで……しかしなんだっていちいちあんなにウザいのか、あの男は(笑)。
人形劇中で歌われる歌もヒドかったなぁー。
よくあんなヒドい歌を思いつくなぁ(笑)。
人形自体もヒドかったけど(全国公演全日程もつのか、あの首?)。
途中で映像が止まるアクシデントなんかもあったけど、全体がヒドいので全然気にならない(笑)。
俗悪って、お得だね(?)。

あともう一つ、途中で二人だけでやるパートがあったんだけど(藤田さんがおばあちゃんで買物カートを押して出てきたあとで、もう一人が登場して服を脱ぎまくってから一人で踊りまくるやつ)、友人いわく「構成が一昔前のストリップにそっくりだった」とのこと。
そうかー。ストリップへのオマージュだったかー(?)。
しかし、残念ながら観客の半数以上は女性なので、みんなわからなかっただろう。
……別に残念じゃないか。
まぁ、コンドルズのふところの深さがわかったっちゅーか……別に深くないか?

とにかく今回もよく笑った。
最後の「特報」で、今年中にいろいろ期待できそうなイベントがあることもわかったし、次回がまた楽しみだ。
チケットを取って楽しみに待って、その日がやってきたら見て笑ってストレス発散する、そういう現代風カタルシスをいまや提供してくれちゃってマス(笑)。

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2012年8月16日 (木)

夏のボードゲームパーティー

ボードゲームパーティーというものに行ってみた。

会場はお台場で、Zeppの真上。
この日もどこかのライブがあったみたいだけど、防音がしっかりしていて、向こうの音は何も聞こえなかった。

さておき、ボードゲームパーティーである。
思っていたよりこじんまり。
最初は、並んでるボードゲームの数が少なくて、「これで3時間ももつの?」と不安になったが、途中で追加された(笑)。

まずは、ここのグループ and.O のオリジナルゲームを遊んだ。
「かっぱたん」という、まぁ、パーティーゲームだ。
かっぱのお皿に、ストローで水を入れていって、お皿から水をこぼしちゃった人が負けというもの。
表面張力やお皿のギザギザのせいで、これが意外とナガモチする。
「もう無理だろう」というところで手番が何度回ってきたかわからない(笑)。
つくりは地味だけど、多目の人数にも対応できる楽しいゲームだ。

20120816kappatan

オリジナルゲーム「かっぱたん」。かわいい。
呼び名もかわいく「かっぱちゃん」にすればいいのに。

その後、クラウド9(ナイン)やペンギンゲーム(俺の魚)を遊ぶ。
全然勝てないなり(笑)。

最後に、やはりオリジナルの全員参加型ゲーム「デスウォール」を、参加者全員が駒になって遊んだ。
これも早々にドロップアウト。
ってゆーか、ダイス一回も振ってないし、本当に何もできずに終わったよ?(笑)
詳しくは書かないけど(ゲームの説明ってめんどくさいんだもん)、色ごとに4~5チームに分けてあるんだったら、ダイスを振った人だけじゃなく、同じ色の人が全員移動することにすれば、まだしも「参加した」感じがあるだろうに、と、連れの感想に私も同感。

まぁ、面白かった。
実は and.O はクリエイター集団なんだね。
いわゆるゲーマー的な人間は一人しかおらず、あとはアーティストばかりらしい。
ちょっと変わってて面白いなと思った。
毎月どこかに呼ばれてはボードゲーム紹介してる(?)らしいから、気になった人はサイトでチェックしてみて。

▼and.O のサイトはこちら
http://ando-games.blogspot.jp/

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2012年8月15日 (水)

成長した木

20120816gremz

ブログパーツのgremzの木が、いつのまにか成長していた。

近いうちに新しい木の芽が発芽するはず。

木の芽は、日記を書くたびに少しずつ成長していく。

一本成長し終えるごとに、アジアアフリカへの植樹一本分となる。
このシステムが面白いので、自分のブログでも採用している。
(気になる方は右下のブログパーツをクリックしてgremzへどうぞ)

この木の植樹はいつどこにされるのかな。楽しみ。

そしてまた新しい木を育てよう。

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2012年8月13日 (月)

日光の天然氷

先日、デザートビネガーを買いにきたときに、新宿高島屋に日光の天然氷屋さんが出店しているのを発見した。
今日は会社がお休みなので、それを利用して、かき氷フリークの友人と食べに行ってみた。

値段は平均800円とお高いが、ボリュームは満点。
しかも、氷を削りながら途中途中で蜜をかけてくれているので、食べる際に苦労してかき混ぜないでもいい。
てっぺんからそのまましゃぷしゃぷと齧りついても大丈夫(笑)。
「底にシロップは溜まってません」とか「混ぜないでそのままお食べください」とか、貼り紙しておけばいいのに。
(みんな屋台の安いかき氷を食べ慣れてるから、底の部分から食べようとする人が多かった)

よくある「空気を含ませました」っていうフワフワなかき氷と違って、細かく削られていてもちゃんと「氷」の顔をしている。
ガラスみたいで、硬そう。
そのくせ、口の中に入れるとサァッと水になっちゃうのだ。
なんだか不思議。

二人で、とちおとめ、マンゴー、和三盆の三杯を食べ、縁あって隣のおばさまの「かき氷ビネガー」がけを三分の一ほど引き受けた。
満足。
どれも美味しかった。
でも、私好みってことは、味の濃いのが好きな人には少々物足りないのかも(ちなみに練乳はないのでかけたい人は持参を)。
繊細な舌をお持ちの方にオススメってことですかね(笑)。

そして、それだけ食べても、頭がキーンとなることは一度もなかった。
天然氷、凄し。

四代目徳次郎のお店は、8月21日まで。於・新宿高島屋地下一階。

20120813shaveice

左がマンゴー、右がとちおとめ(苺)

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2012年8月12日 (日)

夏の祭典にご来場ありがとうございました

今年も何とか無事に夏コミを終えることができました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

ちょっぴり報告など。

実は今夏はお客さんが少なかったです。
それでも赤字は出さずにすみました(たぶん)が、Tシャツの売れ行きが悪かったため、NGOへの支援金は5月のイベント分の1200円と合わせても1800円にしかなりませんでした(この件は振込みが終了したら、また別にご報告します)。
そんなわけでTシャツが余ってしまい、このままだと来年の夏に出せる新作の枚数が一桁になってしまいそうです。
一部だけでも冬コミに持っていって売ってみようかと思っています(冬にTシャツ需要はない気がするけど)。

缶バッジの売れ行きもイマイチでした(それでも30個は売れてますが)。
代わりに、ストラップが好調だったかな。
なぜか夏はストラップ、冬は缶バッジが出るような気がする……なぜなんだろう?(笑)
「こういうキモチになるの」というのがあったら、ぜひ教えてください(笑)。

新刊の American Photocard Book 2 『島の空』は一冊だけ売れました(笑)。
地味だからしょうがないけど、こっちのシリーズも真面目に作ってるんだけどなー。
グッズの人気に押されて写真は全然だめだなー。
まぁいいや。好きで出してるんだし。

次回、冬コミでは(受かったら)、古代中南米柄の新柄は「ヘビ」になります。
2013年は巳年ですから。
いろいろあるので、どのヘビにしようか、迷い中。
また、もしも運良く11月にスリランカへ行くことができたら、それについてのレポートでも出せたらいいなと思ってます(行けたとしても観光ではないので、内容は薄くなりそう…)。

あ、冬コミの前に、ゑいじうの「カレンダー展」があった(11月末)。
来年のカレンダーも考えなきゃ。

いずれまたの機会にお会いできることを祈念しております。

エスキ・ヨルジュ管理人 拝

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2012年8月11日 (土)

夏コミに参加します ~Tシャツ紹介~

あっという間に明日が本番である。

いやぁ、今回はTシャツやら大物を5月のグループ展のときに作っちゃったから、ラクにやれるはずだったが、そうは行かないのが人生ってもんよ。
友人のサークルの手伝いをギリギリまですることになって(ハナシが違うっての(笑))、お陰で自分のサークルの準備に取りかかれたのが金曜の夕方から。
何とかPhotoブックの新刊『島の空』は作れたが、うちわの新作を作る暇がなくなっちゃった。SIGH#

さておき、直前になってしまったが、今年の古代中南米柄Tシャツをご紹介。

まずは夏の新柄「サンタの太陽」から。
名前のとおり、サンタ文化の太陽の図案。
実はこの4枚で全部なので、ほしい方はお早めに(S~XLまで一枚ずつ)。

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昨冬の新柄「モチェの神獣」。
辰年ってことでイチオシだ。
ゴールドインクの扱いが難しくて、ちょっぴりかすれたりだぶったりしてるが、手製ってことで許して。
全部で8枚。

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もう一種類は「幾何学カエル」リバイバル。
何年か前の柄だが(左端のTシャツがそのときの)、「濃い色のTシャツのはないんですか?」と何度か聞かれたので、濃い色のTシャツで作り直してみた。
写真だと真っ黒だけど、本当はネイビーだ。
S、L、XL が一枚ずつ。早い者勝ち。

20120811tshirts3


お買い求めはこちらで!!

▼夏コミ参加情報
サークル名: Eski Yolcu(エスキ・ヨルジュ)
ブース番号: 3日目 東「パ」-44a

東京ビッグサイトにて、8/12(日)10:00~16:00(一人きりなので15時から店じまいを始めます)。

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2012年8月 9日 (木)

マヤ数字、あり□

マヤ数字、あります(笑)。

「マヤ暦2012年滅亡説」のおかげで(否定説が出て、もうブームは去ったのかな?)、今年は「マヤ数字」もクローズアップされてたっぽい。
が、実はそんなブームに関係なく、もう5年以上前からEski Yolcu(エスキ・ヨルジュ)のTシャツには「マヤ数字」が付いている。
右の袖に必ず制作年(西暦)をマヤ数字で刷ってあるのだ。


↓今年のやつは、コレ。

20120809mayan


上から、400の位、20の位、1の位の三つのパートに分かれる。
丸点は1、横棒は5、目みたいな変な記号はゼロを表すから、

400×5+20×0+1×12=2012

となるわけ。

エスキ・ヨルジュのTシャツは今度の夏コミで売るよ!
辰年に、ドラゴンみたいなモチェの神獣がオススメ!
お買い求めはこちらで!!

▼夏の祭典・参加情報

 コミックマーケット82
 名前:Eski Yolcu (エスキ・ヨルジュ)
 番号:東・パ-44a
 会場:東京ビッグサイト
 日時:8月12日(日)10:00~16:00
   ※会場は16時までだが一人きりなので早めに閉店するかも。

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2012年8月 3日 (金)

【読書】『あやし』宮部みゆき

書名: あやし
著者名: 宮部 みゆき (著)
価格: ¥ 580
頁数: 303ページ
出版社: 角川書店 (角川文庫)
ISBN-13: 978-4043611041
発売日: 2003/04

あらすじ 十四歳の銀次は木綿問屋の「大黒屋」に奉公にあがることになる。やがて店の跡取り藤一郎に縁談が起こり、話は順調にまとまりそうになるのだが、なんと女中のおはるのお腹に藤一郎との子供がいることが判明する。おはるは、二度と藤一郎に近づかないようにと店を出されることに…。しばらくして、銀次は藤一郎からおはるのところへ遣いを頼まれるのだが、おはるがいるはずの家で銀次が見たものは…。(「居眠り心中」)月夜の晩の本当に恐い江戸ふしぎ噺・九編。

20~30分で読み終わるくらいの短編が9本、入っている。
通勤のお供にぴったりな感じ。
どれもそこそこ面白い(そしてどれもなぜかデジャヴュ感が……まさか既に読んだことが……??)。

私のお気に入りは「女の首」。
「なぜ?」という伏線が、ある一点で綺麗に氷解する。
こういうのがこの人の巧さだよなぁ。

全体に、岡本綺堂を思い出させるようなつくりの話が多かったかな(「女の首」以外)。
私は綺堂好きなので問題ないけど、昔ながらのミヤベファンには「むむっ?」となる部分があるかも(「むむ」というか「これでおしまい?」というか)。
でもまぁ、通勤にはちょうどいいでしょ(笑)。
文章は読みやすいし、話は面白いし、つるつる読めます。

乗り過ごし危険度: ★★★★

▼この本はこちら。3時間くらい?

あやし (角川文庫)

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2012年8月 1日 (水)

【読書】『図書館戦争』有川浩

書名: 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)
著者名: 有川 浩 (著)
価格: ¥ 700
頁数: 398ページ
出版社: 角川書店 (角川文庫)
ISBN-13: 978-4043898053
発売日: 2011/4/23

あらすじ 2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。

実は先日、株主優待がらみで劇場版アニメの「図書館戦争」を無料で観に行って、見てみたら面白かった。
それで原作を読み始めた次第。

なるほど、原作も面白い。
会話文や心理描写だけ文体がライトノベルなのがちょっと辛いが(笑)、中身が面白いのでスルー。
それに実は背景設定は、全然ライトじゃない。
メディア良化法にしろ、その成立時のうやむやにしろ、「ああ、日本だとこうなるよね」というリアリティが半端じゃなくて、そこの部分は全然笑えないのだ(作家の想像力って凄いなー、感心)。
著者あとがきによれば「こうなったらイヤだなーという世界を書いた」そうだが、「まさか」と思われた「イヤだなーという世界」に現時点の現実世界が片足突っ込んじまってるあたりがまた、リアリティに拍車をかけているのだろう。
ホント、やだ、最近の風潮。
表現規制ってのはさー、結局、規制をかける者の「安心」のためにしか役に立たないんだよー。
なんでわからないのかなー。

さておき、メディア良化隊の検閲と、それに対抗する図書隊の抗争を軸にストーリーが展開していく。
この展開がテンポよく小気味よい。
ついつい引き込まれて「次を、次を」と読んでいっちゃう。

でも実は作者は「ラブ」を書いてるそうで。
まぁ、確かに「ラブ」だ(笑)。
ラノベの傾向は知らないのでなんともわからないが、ここで描かれている「ラブ」は、私なんかから見ると二昔前の少女漫画的なラブである。
今風に、すぐにくっついたり離れたり露骨だったりはしない。
恋愛は、亀のテンポでゆっくりと水面下で進行する(たぶん進行している…ハズ)。
でも現実の生活は非常に速いテンポで進行していくので、物語のテンポはこっちに引っ張られるという、いいバランス。

読者は、ドタバタドタバタと主人公やその周りの面々に引っ張りまわされ、そのやりとりにゲラゲラ笑い、抗争部分では手に汗握る。
一級のエンターテイメントですな。
今ちょっと忙しくて読めないけど、早く続きを読みたい。
ああ、面白かった。

乗り過ごし危険度: ★★★★★

▼この本はこちら。3時間くらい?

図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (角川文庫)

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