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2012年7月の記事

2012年7月31日 (火)

【映画】「ミッドナイト・イン・パリ」

ウッディ・アレンの最新作(42作目だって!)を観た。

もうやりたい放題(笑)。

もっとも的確なキャッチコピーを見つけたので、紹介すると、


とびきりのサプライズとユーモアを詰め込んだ大サービス!
胸おどる、遊び心たっぷりの“世紀のホラ話”


まさに「世紀のホラ話」ですよ(笑)。
笑った笑った。

公式HPよりあらすじを転載。
ま、あらすじ知ってから観に行っても、感動が薄れるとかそういうことのない作品なので、まだ観ていない人も読んで問題なし。

あらすじ 2010年夏、ハリウッドの売れっ子脚本家ギルは、婚約者と憧れの街パリにやって来た。それなのにどこか満たされない彼は、本格的な作家に転身し、ボヘミアンな人生を夢見ている。そんなギルが深夜0時を告げる鐘の音に導かれ、さまよい込んだ先は、活気漲る芸術&文化が花開いた1920年代だった!これは夢か、はたまた幻かと驚くギルの前に、次から次へと高名なる人物を名乗る面々と、官能的な美女アドリアナが現れて……。本作は、現実逃避的な主人公が夜ごとタイムスリップを繰り返し、偉大な芸術家たちにめぐり会う奇想天外な物語。ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ、ルイス・ブニュエル、ロートレック、ゴーギャンらの偉人キャラクターが心憎いほどぞろぞろと登場するのだから、一瞬たりとも目が離せない!

本当に「ぞろぞろと登場」だった。
まぁ次から次へと出るわ出るわ、雨後のタケノコ(笑)。
ヘミングウェイもかっこよかったが、何といってもダリがおかしかった。ダリ最高(笑)。

アドリアナ役のマリオン・コティヤールは、「愛の賛歌」でエディット・ピアフを熱演した女優だが、まぁそのチャーミングなこと。
対する主人公ギル・ペンダーは、もうごくごく普通のアメリカ人といった感じ。
naive という単語が出てくるが、ちょうどそれにぴったり当てはまる。自然体にしか見えないのは凄いということなのかも。
何となく、ウッディ・アレンをイメージさせるところも何故かあったような……。
他の俳優さんたちもなかなかいい。楽しそうだし。
楽しかったんじゃないかな、撮影が。

全体に、「パリ万歳」な映画になっている(笑)。
名所はもちろん、映画の冒頭でパリの街並みばかりが何箇所も何箇所も映し出されて、いつの間にか観客もパリの中に入っていっちゃう。
自分もたまたま数回行く機会があったから映像を見ながら、「ああ、ここね」などと思ったりして。
まるで観光案内みたい(笑)。
いや、むしろ国の予算で作る観光PR動画よりイイんじゃ?

それにしても、あんなにたくさんの文化人がみんなこぞってパリに集まっていたんだなぁ。
今さらながら吃驚。

ウッディ・アレン作品らしく、観客にとっては忍耐を要求される部分がひとつもなかった。
徹頭徹尾、楽しいホラ話だった。
とれびあん、芸術の都パリ、そして恋の都パリ。

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2012年7月20日 (金)

【展示】大英博物館 古代エジプト展(森アーツセンターギャラリー、東京・六本木)

招待券を利用して友人二名とエジプト展を見に行った。
まずは毎度のことながら、会場到着まで、異様にユーザーアンフレンドリーな六本木ヒルズの動線設計と設定にイライラさせられた。
滅んでしまえばいいのに、こんな場所(実は本気)。

あっちでイライラ、こっちでイライラさせられた挙句にようやく会場へ。
エレベーターを降りてから会場の入り口までの経路もすぐにはわからない構造である上に、ルート表示の標識もデザイン性重視で機能性に欠けるという、何から何まで不親切な場所であることよ。

さておき、鑑賞を開始した。

結論からいうと、予想よりもはるかに見応えのある、佳い展示だった。
古代エジプト人の死への考え方が、なんというか、具体的な実感を伴ってわかるようになっている。
「死者は死後に再生・復活し、永遠の生命を得るものと考えられていました」じゃなく、「死後の国で再生・復活する前に、獣に攻撃されても大丈夫なようにミイラに呪文をびっしり書きました」っていうスタンス。
いや、本当に最初から最後までこういう話なのですワ(笑)。

死後の世界にはキケンがいっぱい!!
ワニやヘビが行く手をふさいだら、呪文で撃退!!
いくつもある部屋と障害を正しい手順でクリアすれば、次の扉に進めるぞ!!
丘で迷わないためには、いろんな種類の丘について準備してきた攻略マップを活用するんだ!!
神サマたちの投網にすなどられないために、魚に変身して逃げちゃうぞ!!
要所要所で大神サマにはちゃんと供物を捧げて(=ほとんど賄賂)、死後の自分の待遇をよくしよう!!

↑短くまとめるとこんな感じ(本当だってば)。

途中までの展示もずっとこうしたことを説明されるのだが(呪文びっしりの棺とか呪文びっしりのミイラとかの展示で)、これが一番よくわかるのが、本展示の目玉である「世界最長の『死者の書』グリーンフィールド・パピルス」だ。
大司祭の娘、つまり「お姫さま」のものなので、金に糸目をつけずに作られた贅沢な「死者の書」のようだ。
最初から最後まで、どういう手順でどうやって主人公(死者ですがね)が冥界の旅をクリアし、永遠の生命を得るのかが書かれている(どの時点で何がどれくらい供物として必要か、も)。
友人二名はこれを「同人誌」扱いして楽しく解説してくれちゃったので、不謹慎にも「死者の書」を前にげらげら笑いながら鑑賞してたかも(汗)。

今回の展示ではっきりわかること、それは「地獄の沙汰も金次第」ってことだ!!(違う?)

だってー、呪文を棺やミイラの布に書き付けるんでも、死者の書を用意するのでもお金がかかるのに(ここまで生前)、死んだあともお供えをしてもらわないと魂が飢えちゃうし、さらに供物を神サマに渡さないとだめってことは、死後も相応のお供えを継続できるだけの財力が子孫になくちゃいけないってことで、もうホント何から何まで「金次第」な世界……。

だからって生前に反倫理的な生き方をしてたら「審判」で秤が釣り合わなくて怪物アメミトに食べられちゃうし、しかも最後の最後に40か条くらいの「私は悪いことしてません」な誓言を立てなきゃ永遠の命は得られないっぽいし、とかくこの世はせちがらいが、あの世はあの世でせちがらい
やってられんぜ、おっかさん。

まあ、そんな感じでいろいろ楽しく想像できる展示だったのであった(笑)。
おかげで1時間では見切れなかった。

これ以上の感想は無用、気になったら自分で観に行ってほしい(最低90分は余裕をみましょう)。
この夏、ぜひオススメの展示かも(ヒルズという場所柄はサイアクだが)。

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2012年7月14日 (土)

氷甘酒

夏らしく、かき氷を食べに行った。
場所は神田明神下の甘酒茶屋。


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店内は長机と長椅子の多いいわゆる茶屋の造りで冷房はなく、たくさんの風鈴の音色と微風で涼をとる。
店員さん(おばちゃんズ)の態度のでかさが、ちょっと中華料理店を思わせる(笑)。

自分はここの名物である氷甘酒を注文した。


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天然氷のかき氷の下に、本業で作っている甘酒の冷えたのが入っていて、かきまぜながら食べる。
どんな味かとちょっぴり心配していたが、文句なく美味しかった。

かき氷を食べて涼んだあとは、神田明神にお参り。
神馬がお散歩中だったので、ちょっと撮ってみたけど、動きが速くて難しかった。
iPhoneってカメラの起動が遅いよねー。ぶーぶー。


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その後、歩いて神田藪蕎麦へ。
友人と二人でせいろ三枚を分け合う(だって高いんだもん、美味しいけど)。


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「江戸の夏」みたいなお散歩だったかも(笑)。
かき氷もお蕎麦もまたどこか美味しいお店へ食べに行きたいな。

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2012年7月11日 (水)

【映画】「ダーク・シャドウ」

ティム・バートン×ジョニー・デップ(×ヘレナ・ボナム・カーター)というゴールデンコンビの映画。
元々は1960年代アメリカのTVドラマ(アニメ?)だったらしい。
まぁ、オリジナルシリーズへのオマージュであるわけだが、そこはそれ、バートン節炸裂ですよ。

以下、ネタバレがあるかもしれんので、まだ観てない方はここで止めてください。

あらすじとしては、怨恨により吸血鬼と成り果てたバーナバスは200年の歳月を経て復活を果たし我が家へと戻るが、彼の子孫はおちぶれ果てており、しかもめぐる因果で彼を呪った魔女とも対決せねばならず、慣れぬ現代(1970年代)で奮闘する、というもの。

いやー、敵役の魔女アンジェリークが怖いの怖くないの(笑)。
凄い目の力だ。
エヴァ・グリーンという女優さんで、自分が知ってる作品は「キングダム・オブ・ヘブン」のヒロイン役かな。
そっちでは清楚な美女だったのに、今回はすげー「魔女」っぷり。
最後まで何をやらかすかと、目が離せない(笑)。

基本的に女優陣は目が離せない人々ばかり。

コリンズ家当主代行みたいな位置にいるエリザベスがおばちゃんのくせに何ともカッコイイ。
「このおばちゃんカッコイイ! カッコイイよ!」とずっと思いながら観てたら、それがミシェル・ファイファーだった。
いつの間に「可憐な女性」から「カッコイイおばちゃん」になったんだ?
(一応断っておくと、誉めてるつもり)

エリザベスの娘のキャロリン役は、今の今まで気づかなかったけど、「キックアス」の可愛いあの娘だった。
クロエ・グレース・モレッツ。
そういえば声がそうだったワ。
ただ、キャラクターというか、雰囲気がガラリと変わってしまっているので、気づかなかったのだー。
観てると結構むかつく新人類的な女の子なんだけど、実はそれなりの理由があっての反抗。
後半のバーナバスとの絡みはすごく面白い。

ヘレナ・ボナム・カーターは相変わらず難しい役どころをこなしていた。
一番めんどうな立ち位置だよね、ホフマン博士。
ゲテモノを演じつつ、魅力も感じさせるなんてそうそうできない。

ヒロイン役のベラ・ヒースコートは、私は初めて見たような気がする。
まぁそんなにたくさん映画を観ているわけじゃないけど。
昔風の美人、という感じ。
他の美人さんたちと違うタイプの美人で、一人一人が目立っていたのは監督の采配どおりなのかなー。

さて、ジョニー・デップだが、昔からのバートンのファンは今回こぞって「シザーハンズ」を思い出したよね、きっと。
昔気質~な吸血鬼をそれはそれはうまく演じていた。
別に「善良」なわけじゃなくて、食事はやはりしなきゃならない(=大量殺人になっちゃう)のが、バートン流のダークで美味しいところだな(笑)。

「食事(=殺人)」は悪い意味で他より目立ってしまったかもしれないが、それよりもちょっとした吸血鬼ネタがあちこちにちりばめられているのが楽しかった。
棺桶が来るまで横になって眠れないでいるかわいそうなバーナバスとか(笑)。
ようやく棺桶がやってきて、ぐっすり眠ったあとでのびのびと身体を伸ばす、あの気持ちよさそうな姿とか!!(笑)
歯を磨いてても歯磨きの泡以外が鏡に映ってなかったり、太陽光に当たって燃えてみたり、種族的特徴である「魅了 Charm」を使いまくったり(アンジェリークはただの魔女なので魅了を使えない。吸血鬼を作れるくせに変な感じ(笑))、「吸血鬼ってこんなヤツらです」みたいな描写がたくさんあって、いちいち可笑しかった。
そういう細かい部分まで、バートンとジョニー・デップとで楽しんで作り上げたに違いない。

音楽はもちろん、ダニー・エルフマン。
このタッグも長いなー。
私は好きだからいいけど、彼の音楽。

「ダーク・シャドウ」は、「バットマン」の2作ほど顕著じゃなかったけど、やっぱりバートン監督の作品らしく、敵役に正論ともいえるロジックが用意されていて、ついつい向こう側に感情移入しちゃったりする。
(この辺の「敵役への異常な愛情」みたいなのがバートン節というかなんちゅーか……)

アンジェリークはもうしょうもない困ったちゃんな魔女なんだけど、「元はといえばお前(バーナバス)が彼女をもてあそんだからじゃん!」ってところとか、「お前(バーナバス)が階級意識をとっぱらってれば(無理だけど…)彼女もこんなにコリンズ(=上流階級)憎しのこだわり人生を送らずに済んだじゃん!」ってところとか、もうツッコミどころ満載(笑)。
敵役にそうやって感情移入させられるところが、彼の映画の切ないところというか、「勧善懲悪」では済まない奥行きというか、優しいところだ。
逆に、我らが主人公のバーナバスは、家族を守るためには何をも辞さないところがあって、単純なヒーローとはいいがたい(そもそもニンゲンの生き血を喰らう吸血鬼なわけだし)。
でもだからこそ魅力的なんだろうと思う、はみ出し者が一所懸命生きようとする様が。

とにかく、私には楽しい映画でした。
子どもにはちょっと向かない気がするけど(笑)。
大人のファンタジーだね。

最後にミシェル・ファイファーが子どもたちに「これからどうするの?」と訊かれて、「今までと同じよ。生き抜くの」と答えているのが印象的だった。
カッコイイぜ、おっかさん。
ホフマン博士のその後もとても気になる。
続編があったら観に行っちゃうな(笑)。

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2012年7月 9日 (月)

【読書】『重賞』ディック・フランシス

書名: 重賞
著者: ディック・フランシス (著), 菊池 光 (翻訳)
頁数: 332ページ
出版社: 早川書房 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ISBN-13: 978-4150707033
発売日: 1976/04

あらすじ スコットの胸は、自分の迂闊さを悔やむ苦い思いとこみあげてくる憤りでいっぱいだった。巨額の金を搾取されつづけていたという、調教師ジョディの背信が発覚するに及んで、彼は突然解雇をいい渡した。しかし怒りに狂い復讐鬼と化したジョディは、スコットの持ち馬エナジャイズを他の駄馬とすり替えてしまうという悪辣な手段を講じてきた!

えー、これも三日しかもたなかった(笑)。
具体的にいうと、通勤電車2.5往復分。
やめられない止まらない~♪

主人公の「四面楚歌」っぷりが半端じゃない
前回読んだ『大穴』よりさらにひどかった。
何しろ、数名の友人を除いて(ホントに「数名」)、世間様すべてが彼の敵なのだ。
味方はほぼナッシングですよ。
読んでるだけでもう、辛いの辛くないのって。
そんな逆境の中でどうやって悪知恵満タンの相手を出し抜くというのか?
読んでる間中、次が気になってしょうがない(笑)。

物語を通して主人公が失ったものは極めて甚大で(この辺がフランシスの容赦のなさというか、ハードでカッコイイところというか)、逆に得られたものはある意味プライスレスなので、収支を秤にかけることはできない。
逆境もすべてクリアされるわけではない。
でも痛快さゆえに、読後の満足感はバッチリだ。

乗り過ごし危険度: ★★★★★

▼この本はこちら。4時間くらい。
重賞 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 12-3))

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2012年7月 7日 (土)

今年のヒット短冊

地下商店街が毎年用意してくれる笹にこんな願い事発見。


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ああ、叶うならこの願い、私が書きたかった!!(笑)

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2012年7月 6日 (金)

電子出版EXPO & 国際文具フェア & 販促EXPO

「行った記録」ということで、気になったものだけ羅列。

■ 電子出版EXPO

・EMAKI ENGINE(大日本印刷)

大日本のブースで一番面白そうだったもの(他はみんな予想の範囲内だったから取り上げない)。
要するにPCなんかの画面上で、絵巻物を見るように横スクロールしていくだけのプログラムなんだけど、気に入った(笑)。
なんというか、別に特別なアイディアというわけではないんだけど、ちゃんと着手したところがエライ。
横にスクロールするだけだが、古文書や絵巻物を使う研究発表のツールにするとか、使い道と展開の可能性は非常に広い。
でもオープンにしてくれなきゃダメだ。
今のままだと、単に美術館の持ってる絵巻物のデータ保存ツールで終わる。
ぜひ一般への道も開いてほしいものだ。

・Wook(キングジム)

もともとは広島のドリームネッツとかいう会社がやっていた、クラウド型個人出版サービス。
なぜかキングジムがお買い上げになって、現在「パーソナルプラン初期費用無料キャンペーン」実施中。
個人でEPubを作って見たい人は、登録しておくことをオススメ。
初期費用以外は、実際に売れた額のマージンしか発生しない(つまり売上がなければ何も払わなくていい)。

・BinB と EPUB 3 for Everyone(ボイジャー)

ご存知(?)電子出版の雄(本当の意味で)、ボイジャーは今年は単独で出展(すごーい)。
BinBはYahoo!と提携。
あと、今までのドットブックに加え、今度はEPUB作成ツールも作っているらしい(オープンソース)。
EPUB作成ツールにちょっと期待。
さらに、昔の知り合いに会って、つい、現在の電子出版の絶望的状況について愚痴ってしまった。
だって……
こんな、取次ぎ業者ばかりで、囲い込みばかりの市場になっちゃって、少数派でも扱える「自由な発言ツール」としての展開の芽がどんどん摘まれちゃってるんだもん。
こんな制限だらけなのは、本当の電子出版じゃない!! 絶望した!!
と、愚痴っていたら、萩野社長が「そのうちに自由になるよ」と慰めてくれた。
なるといいな。

・漫画をネットで翻訳するサービス

なんかこの手の「漫画をネット展開」サービス事業が目立った(去年はいなかった)。
驚いたのは、有志による翻訳サービスがあったこと。
しかし、ボランティアで翻訳してもらって、どこからどうお金を得るのか?(つまりどうして事業として成り立つのか?)
まぁ、とりあえずマイナー漫画作家(単行本を出してもらうのは大変なことらしいから)には狙い目のサービスがうじゃうじゃで面白いかも。


■ 国際文具フェア&販促EXPO

・キットパス(日本理化学工業)

不思議なチョーク。
どっちかっていうとクレヨンっぽいんだけど、黒板にも書けるし、普通のチョークみたいに粉が出ないのがいい。
どこにでも書けて、水ぶきで簡単に落ちる。
しかも、固形のときはお風呂に浮かべても溶けないというスグレモノ。
なんだかスゴイ。
もっと認知度が上がるといいのに。

・メガサク(ソニック)

この会社は、去年、「くるんパス」という、だれにでも簡単に綺麗な円が描ける、アイディアもののコンパスを出していたところだ。
今年は「くるんパス」の他に、鉛筆削りやハサミも展示していた。
そのハサミである。「メガサク」。
最初はグリップ部分だけが工夫されているのかと思ったが、実はブレード(刃)にも密かに工夫が。
頭いいな、この会社(の設計さん)。
このハサミ「メガサク」はオススメだ。
子どもがおねだりしたら是非買ってあげて。右利き左利き両用。

・テープ・イン(マイクロネット)

不思議なテープカッター。
何が不思議かというと、セロテープを引き出してカットすると、自動的にテープに折り返しができる。
ほら、よくお店の人が梱包のときに「剥がしやすいように」ってセロテープの端だけ二つ折りにしてくれたりするでしょ、あれが自動でできる(笑)。
百貨店とかに導入するといいかも。
専用のテープカッター台としても売ってるし、普通のセロ台を利用するアタッチメント式のものも売っているみたい。
そして何といっても面白かったのは、この会社が「顕微鏡」を作っている会社だってことだ!!
本業は顕微鏡作りなんだけど、こーゆー「新商品開発」もやってるんだって。
楽しいかも(笑)。

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このブースだけテーブルが凄い目立つ(笑)。
そしてなぜか説明員はメイド服(笑)。

・ジッパー型シール

素直に、アイディアものだと思う。
封筒なんかにこのシールを貼ると、ちょうどチャックを下げるようにして開くことができる。
金具部分は別シールになっていて、ジッパー部分は巻きテープ(だから長さも自由)。
面白いよね。

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2012年7月 3日 (火)

【旅行】仙台日帰り行~3~

鹽竈神社へ行く前に、御釜神社に寄って行こうということになった。
本塩釜駅を通り過ぎてそちらに向かって歩いていると、右手に立派な蔵がある。
観光マップには「享保蔵」と書いてあり、なんと銘酒「浦霞」の蔵元だった!
こんなところに!!
佐浦、っていうのか~。それで佐浦の浦を取って「浦霞」なのね。
(実は別の道なりに行くと「男山」の蔵元もあったらしいが、気づかずすっ飛ばしてしまった……残念)


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享保蔵のとなりのとなりの門構え。

ほどなく御釜神社に到着。
ミステリースポットらしいが、ごく普通の小さなお社だ。
件の「御釜」は社務所に申し出れば拝観させてくれると貼り紙があった。
でも日曜だから社務所は閉まってるんだな。
「御用があれば鹽竈神社社務所へ連絡を」って貼り紙もあった。
どっちみち本日「御釜」を拝観するのは無理みたい。

私が表坂を避けたかったので(だって長くて急な階段に違いないから)、裏道(いわゆる女坂)に入った。
入りたてのところにこんな妙な、もといカッコイイ石燈籠が。


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一番下の屋根の上に怪獣。
(いや、玄武かもしれんけど…)


燈籠の傘の上になんだか怪物がいる。
しかもバランスが危うい。
壊れてないってことは、ここまではギリギリ津波もあがってこなかったのかな。
ご無事でようございました。

神社に向かってずーーーっと上り階段である。
途中、「亀井邸」という建物に立ち寄った。
亀井商店(現・総合商社カメイ(株))の初代社長が大正13年に建てたんだそうだ。
和館と洋館とを併置して建ててあるが、洋館は残念ながら震災にやられて、まだ修復中(というか修復に着手できずにいる感じ)。
カッコよさそうなのに見られず、残念だった。

まぁ、和館だけでも建築の傾向は十分にうかがえる。
砂摺りガラスを雪見障子に使ったり、ふすまにコウモリ(日本石油の社章)をモチーフにした鋳物の取っ手を付けたり(オーダーメイドだー)、いろいろと贅を凝らしている。
時期的にも重なるのか、どうも見て回っていると、目黒の雅叙園しか思い出さない。
勢いのある大旦那がイキのいい職人に作らせるとこーなるんか。
もっとも、現代ではとても再現できないような職人技のものばかりらしいが。

亀井邸を出て、再び石段を登る。
やっと神域らしいところに入ってきた。
なんかお守りの広告があるぞ。
なになに、「うまくいく御守」?
おお、これは是非買わねば!


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こちらの神社には神馬がいるので、
馬にあやかって「うまくいく」と
いうことらしい……。たぶん。

志波彦神社を右手に通り過ぎ、最後の石段を登って、やっと鹽竈神社の本殿前に到着した。
本殿奥は左宮と右宮に分かれており(見えないけど)、それぞれにタケミカヅチとフツヌシが祀られているらしい。
また、本殿に向かって右側に別宮という少し小さいお宮があり、そっちにはシホツチオヂの神が祀られているとか(塩づくりを教えてくれた神様)。
両方ともお参りした。
見た目は一般的だが(つまり大崎八幡宮みたいに神社っぽくないデザインではないが)、立派なつくりの建物だ。


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とても神社らしく、しかも手入れの行き届いた
立派な構え(西洋風に言うとファサードだね)。

お参りしたあとで、いそいそと「うまくいく御守」を買いにいった(笑)。
これで何もかも「うまくいく」ようになりますように!!

さて、帰ろうと、正面の表参道へ。

なんじゃあ、この階段は!!!!!


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一番上から見下ろしたところ。

想像よりはるかに長くて急な石段が下界へと続いている。
しかも雨が降って濡れてるし(滑るー)、長の年月で磨り減って段には傾斜が付いている(落ちるー)。
ぎゃー。こわいー。
これなら女坂を下りにして、こっちを登りにした方がまだマシだったかも……(後の祭り)。


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中間まで降りて振り返ったところ。

「ここ、毎日お参りする人いるのかなぁ。大変だなぁ」
などと愚かしいことを考えながら、こわごわ降りた。
石段はかなり前傾しており、さすがに怖くて手すりを放せなかった。
あとでリズムよくサクサク降りてくるおばちゃんを目撃して、思わずソンケーしちゃった(笑)。


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一番下まで降りてから仰ぎ見たところ。
途中にいるのが「サクサク降りてくるおばちゃん」(笑)。

その後、だらだらと道を歩いて、東北本線の塩釜駅に行き、仙台まで電車で戻った。
仙台スイーツを求めて駅前をぶらついたが、駅前商店街は全国展開のチェーン店ばかり。
友人が「ここの写真撮って『吉祥寺にいます』って書き送ったらみんな信じるに違いない」だって。
まぁ、確かに。全員騙されると思われる。
都市化って、画一化なんだなぁと実感。
もう仙台スイーツは諦めて、そのへんの普通の喫茶店でティータイムにした。
(実は駅構内やお土産やさんのいっぱい入ってる駅ビルに行けば、求めていたスイーツもあったっぽいが、事前調査してないからこーゆーことになる)


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これはこれで美味しかったですが。

駅に戻って、お土産を少し買い込んだ。
そして夕食に、牛タンを食べた。
美味しかった~♪
さすが本場、肉の厚みからしてまるで違っていた。

最後に、構内のカフェスタンドみたいなところで、仙台スイーツを買った。
「だてまる」という、ミニパフェみたいなの。
独眼竜政宗を模してあるらしい(笑)。
(街中の喫茶店探しなんかせずに、このスタンドでもっといろいろ食べればよかった~(涙))


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「だてまる」。三日月形の兜飾りと、
眼帯を表現してるのね(笑)。

時間が押していたので、ミニパフェ片手に新幹線に乗り込んだ。
あとはパフェを食べて、車内販売のホットコーヒーを飲んで(熱かった!!)、くーかくーか寝て、無事に東京に帰りましたとさ。
いろいろ面白かった。
でも後から「あそこを観に行けばよかった!」とか「こっちの通りを通ればよかった!」とか、いろいろ後悔(?)しているので(笑)、また機会(とお金)があったら行きたいものだ。
ささやかだけど(ホントーにささやかだけど)、復興支援にもなるしね。
またご縁がありますように。

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2012年7月 2日 (月)

【旅行】仙台日帰り行~2~

市バス(結構混んでた)で仙台駅に戻った。
降りたすぐ先に仙石線への入口があり、地下のホームへ駆け下りて乗車。
乗った電車は「マンガッタンライナー」だった。
車両の内外に009とか仮面ライダーとかの石ノ森章太郎の作品が描かれているのだ。
すぐに発車だったので写真を取り損ねて残念。

仙石線はなんだか地下鉄みたい(実際、市内はしばらく地下を走ってる)。
マンガッタンライナーに乗ったせいか、JRなのにJRって感じがしないなー。

電車は順調に運行して、30分くらいで本塩釜駅に着いた。
まずは駅前のインフォメーションへ。
「藻塩スイーツ祭」なるものをやっているそうなので、甘党の友人のためにまずはそちらの会場へ向かう。

会場の手前では市が開かれていた。
しおがま・みなと復興市場という。
スイーツ用にお腹を空けておかなきゃならないが、しいたけの串焼きが旨そうだったので、一番手前のお店にちょっと立ち寄った。

焼いてもらっている間に、向かいのプレハブで展示されている写真を見た。
もちろん、震災のときのものだ。
しいたけ焼いてるおじさんもやってきて、近くのイオンタウンの屋上(3階に相当)に避難して、丸4日そこにいたんだという話をみんなにしてくれた。
今はどうかというと、かなり綺麗になっていて、これらの写真を偲ばせるものはあまりない(だからといって、ない訳じゃないが)。
件のイオンタウンにしたって、地方でよくみるフツーのイオンタウンにしか見えない。
でも当時は入口のすぐ前に小型船がひっくり返っていたのだ。
本当に、よくぞここまで片付けたって感じだ。
あとはやっぱり他県も協力して、経済を回していかないとなー。

しいたけ焼きを美味しくいただいたあと、マリンゲート塩釜へ。


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往きに撮ったので閑散としているが、
帰りに見たら他県からの観光バスが
いっぱい停まってて、一寸安心した。


マリンゲートは、松島への遊覧船の発着所であり、中には土産を売るお店がある、そういう建物だ。
その一画に目当ての「藻塩スイーツ祭」の会場はあった。
どうやらリニューアルオープンイベントの一つであるらしい。
来る「海の日」に、復興への祈念をこめて大掛かりなお祭りをやるみたいだから、それに合わせて頑張って再オープンに漕ぎ着けたようだ。

なんだか文化祭の出店とかバザーとかを思い出す、かわいらしい会場だった。
10軒くらいのお菓子屋さんが出店しているので、順繰りに試食しながら見て回る。
いろいろあって面白い。
そして、東京と違って試食がけち臭くないから、楽しい♪(笑)
だいたい「これとこれとこれ」という目星を付けたら、ジェラートを食べつつ一休み。
藻塩入りチョコレートというジェラートがしょっぱ甘くて美味しかった。

そのうちに観光バスが到着したらしく、わっと混んできた。
「買う」と決めていたお菓子をあれこれ買って、マリンゲートを出た。
帰り際、スイーツ売り場の隣で、「藻塩づくり体験」をやっている一団を見た。
全員にゆでたまごが配布されている。
自分で焼いた藻塩をつけて食べるんだね(笑)。

再び、しおがま・みなと復興市場へ。
魚屋さんで岩ガキを食べる。たった250円なのにでかい!!
(250円でこの大きさってことは、500円の岩ガキなんて怪物では??)
潮の味でしょっぱーい。
でもものすごく贅沢
あとはホタテの串焼きと、サザエの串焼き。
サザエがまたうみゃーんだわ。これで200円って安いなー♪

腹もくちくなったところで、塩竃神社を訪ねることにして、港をあとにした。

すでにお気づきかもしれないが、ここまでの間、うみゃうみゃと食べることに熱中していたため、全く写真が残ってないのであった(笑)。

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2012年7月 1日 (日)

【旅行】仙台日帰り行~1~

ひょんなことでJR東日本のウィークエンドパスが当たったので、仙台へ日帰り旅行をしてきた。
(宿泊するにはちょっと経済的事情が……)

仙台駅に朝10時前に到着し、るーぷる(観光用周回バス)で市内観光をしようと思っていたが、るーぷるの混雑加減に挫折。
(混んでるとすぐ挫折するヘタレな私……)

実はパスは2枚あって、うち1枚は「お金がないから行けないんだけど、本当は仙台の八幡宮に用事がある」という友人に渡してあり、仙台駅から別行動の予定だったが、市内観光をやめてそっちにくっついていくことにした。
というわけで、市バスに乗って大崎八幡宮へ向かう。


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大鳥居は通行の多い車道に面していた。
そこから一歩中に入ると、「杜」になる。
そして立派な石段をのぼらねばならない。


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説明書きの看板が立てられるほど
由緒正しい石段なのか。

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石段を登りきったところに狛犬がいたけれど、なんだかラブリー。


20120701_osaki8mangu4

全然怖くないよ?(笑)
狛犬ってこんなだっけ???

本殿の手前には、昨日の大祓で使った茅の輪というやつがまだあった。
一応、作法にのっとって四回潜って回ったけど、このあとに御祓いしてもらわなきゃ本当は意味ないのかも。
ま、いっか。
せっかく残ってるんだし。


20120701_osaki8mangu5

茅の輪を潜り終え、振り返って撮影。

本殿の前に手前の山門みたいなの(「長床」というらしい)を見ていたら、ボランティアガイドのおじいちゃんにつかまった。
その後、延々と解説を聞かされる(笑)。
「何かつぶやいたらそれについて解説します」って言われたけど、何もつぶやかなくても解説するじゃん!(笑)
ここの門(長床)は総白木造り(出雲大社なんかと同じ)。
普通は極彩色で彩色すると思うけど。
まぁそのへんが伊達男たる伊達政宗による建立所以とゆーことなのかもしれない。

本殿へお参り。
珍しく黒の色をよく使ってあって、これも伊達男・政宗のせいなのか。
門の白と対照的に映えて、実に数寄者が作らせたってゆー感じだ(笑)。
切妻が母屋の正面にあるのを入母屋作りと言ったよーな気がするが、ボランティアじいちゃんによれば、この切妻部分がこんなに大きいのは、ここと、北野天満宮と、日光東照宮しかないんじゃと。
そんなわけでここは国宝指定されてるんじゃと。
国宝でも重要文化財でも、指定されちゃったら修復もままならなくてむしろ大変だと思うんだけど(と、余計なことばかり考える私……)。

参拝後、件の友人は社務所でお話。
その辺で休憩していたら、いい塩梅に雨があがって、大崎八幡宮をあとにした。


20120701_osaki8mangu6

カッコイイ本殿。
石段を登った甲斐が感じられる(笑)。

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