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2012年4月の記事

2012年4月17日 (火)

帝国ホテルさんのローストビーフを食べてみた

福利厚生のほうで「今なら1000円割引!」なんてものがあったので、つい、予約してしまった。
憧れの帝国ホテルさんのローストビーフを食べるのだ!
(先々月のバイキングは昼だったからローストビーフはなかった也)

というわけで、帝国ホテルの「ラ・ブラスリー」へ、グルメ友達と行ってきた。
コースは、前菜・魚料理・ローストビーフ・デザート(と珈琲紅茶)というごくシンプルなもの。
量もそんなに多くないや!
(と、たかをくくってあとで泣く羽目になる)

前菜は魚のエスカペッシェ。
タイとスズキとヒラメを揚げたあとマリネしてある。
私は魚のマリネってあんまり好きじゃないんだけど、これは美味しかった。
揚げてある以上、すごい油のはずだが、口当たりが軽~い

魚料理は、白身魚のアーモンドバター焼き ジャガイモと白ワインのソース。
妙な表現ですみませんが、どこを食べてもあたたかい。
一片だけでも、口の中に入れると胸までほかほか感が広がる。
そしてソースがとても美味しい
はしたないと思いつつ、パンにつけて舐めるように食べてしまった(笑)。
白ワインのソースの反対側に添えられているジャガイモのクリームがまた美味しい……!!
おかわりしたいくらい!!(あとのことを考えるとしなくてよかったけど)

そしてメインのローストビーフ with グレービーソース、バターガレットと蒸し野菜添え。


20120417imperial_roastbeef

……………。
ステーキ大のローストビーフって、初めて見た………。
なぜこんなに大きいのだろう?
自分でもローストビーフ作ったことあるけど、こんな大きさになる余地は1ミリもなかったよ?
他のレストランで食べたときだって、大きめに見積もってこの半分くらいだったよ?
どんな牛のどこの部分をどう使うと、こんな巨大なローストビーフに……???

バターガレットは、パイかパンの生地を壷みたいな形に焼いてあるもので、その中にころころとかわいい蒸し野菜が入っている。
ブロッコリーとかニンジンとかカボチャとかインゲンとかシメジとか。
かわいい~。
そして見た目だけじゃなく、野菜だけで食べても一口こっきりでも美味しい~
どうも全部ばらばらに調理した上で詰めてあるらしく、お互いに何もくっついてないよ?
(いや、よくあるでしょ、ブロッコリーにカボチャの橙がくっついてたりとか)
実はすごく手間をかけてるのかも。脇役の添え物なのに。

お目当てのローストビーフももちろん美味。
西洋わさびが添えられていて、一緒に食べると爽やかで面白い。
日本のわさびほど辛くないので、ローストビーフの味もちゃんと味わえる。
そして!!
ソースが!!
ソースが美味しい!!

サーブしてくれた給仕さんが「ソースが美味しいので、パンに付けてもどうぞ」と言ってくれたけど、パンに付ける分が残らーん!!(美味しくて美味しくて、ビーフや前述のバターガレットにたっぷり付けて食べちゃうから)
ソースだけお代わりしたかったー!!
今にして思うと、「ソースだけおかわり」ってできたかもしれない……パンと一緒に食べるから自分の胃袋が辛くなるんだけどね(苦笑)。

デザートはワゴンでやってきて、プリンとモンブランと苺のタルトと苺のミルフィーユと洋梨のコンポートから、好きなものを(複数でも)選ぶというもの。
友人は当初、「デザートもコースでお仕着せだよね、きっと。あんな美味しそうなところ(ワゴンのこと)から『一つ選べ』なんて言われたら、地獄だよ(笑)」と宣っていたので、最初にワゴンがやってきたときは「すわ、地獄か」と焦った。
が、全種類選んでもOKとわかって、天国に行き先変更となった(笑)。
真面目な話、友人はデザートのあまりの美味しさに手が震えちゃってて(本当)、感極まってそのまま昇天しそうで、見ているこっちがハラハラした。

私はプリンがイチオシだけど(ただのプリンのくせになんであんなに旨いんだーーーっ)、友人はモンブランに一番感動していた。
これまでの生涯で食した、数あるモンブランの中でも絶品だとか(どこでどんな美味いもんを食したかを逐一覚えている奇特な御仁である)。
おかげで、その後、他の店のモンブランをあまり食べたいと思わなくなったらしい……重症かも。
誤解のないように書いておくと、他ももちろん凄く美味しいのだ。
たとえば、苺のタルトと、苺のミルフィーユにそれぞれ使われているカスタードクリームが、全く別な味で、びっくりさせられたり。
これも友人の指摘によって気づいたんだけどね。
苺のタルトは、「苺が主役!!」というのが徹底していて、最初から最後まで苺味の幸せ色に染まれる逸品だったし(もはや言ってることがわけわからんかも)。

デザート時に珈琲と紅茶がちゃんと付いてきたのも嬉しかった。
こういうコースって、案外飲み物はすべて別会計だったりするんだよね。
アルコールはいいとして、食後のカフェはやっぱり欲しいもの。
もちろん、お代わり自由。
しかし、この頃になると「あれ?? もうお腹いっぱい??」という仕儀になっているので、珈琲のお代わりもそんなにガバガバできるわけじゃない。
何しろ、コースの皿数に入っていない「パン」を二皿食べてるのだ。
このパンがまた美味しかった~。
4種類くらいあって、ちょっとずつ出てくるんだけど、小さくたって4個のパンをお代わりするわけだから、そりゃー胃も相応に膨れるわな。
でも美味しいのだ。お代わりせずにいられない。

そうそう、食後のカフェの話に戻して。
満腹ぷくぷくながらも、珈琲のお代わりをしたときのこと。
珈琲ポットしか持っていなかった給仕さんが、紅茶を飲んでいた友人に、
「お代わりをお持ちしますか?」
「お願いします」
と、やりとりしてるところへすかさず自分が割って入って、
「本当は君は紅茶よりもモンブランとミルフィーユのお代わりをしたいんだよね~」
給仕さんはニコニコと紅茶を注いで去っていった。
その後、給仕さんじゃなくて、執事さんみたいな人(なんて言えばいいんだっけ? どうしてもいい表現が出てこない~(汗))が、会計票を持ってきてくれたときに、
「ご満足いただけましたか」
モジモジする友人と、それを見て再び言うべきかどうか迷う自分。
「何か(まずい点が)ございましたか?」
二人で全力で否定するが、まだモジモジしている友人。
「何かございましたらお伺いいたします。せっかくですから」
おぬしが自分で言えーと私から水を向けると、友人がやっとこ「デザートが美味しかったのでもし可能ならお代わりしたい」旨を告白
「かしこまりました」
あれっ!? あっさり通っちゃったよ???
二人の希望(私も欲を出して先ほど食べなかったミルフィーユを食べることに)を伝えて、そのオジサマが去ろうとした瞬間、
「モンブランとミルフィーユをお持ちしました」
と、さっきニコニコと去っていった給仕さんが、先だっての希望通りのお代わりを持ってきた!!
聞き取ってもらえなかったか、ないことにされちゃったかと思ってたら、給仕のタイミングを計ってただけだったとは!!!!!

そうして、私もミルフィーユのお代わりをもらって、二人幸せに食しましたとさ♪
とっぴんぱらりのぷぅ♪

でもってその後、というか席を立った直後から、満腹指数がオーバーしちゃって(=食べすぎ)、1時間以上辛い時間を過ごしましたとさ(笑)。
ボリュームのせいもあるけど(パンをお代わりせずにいられなかったんだもん……)、それぞれに使われていたバターの量が実は凄かったんじゃないかという話。
全然感じさせないんだけどね。
何しろどの料理も口当たりが軽くて、油の「あ」の字も感じられないのだ。
ついつい、うみゃうみゃパクパク食べちゃったわけだが、日ごろは油分をあまり摂らないから、突然大量におしかけられて、胃袋がパニックに陥ったのではないかと(推測)。

ああ、でも、ホント、並みのレストランに5回行くならその分を我慢して貯めてでも、また行きたいと思わされる内容だった。
つまりは、満足満足大満足。

次回は、向こうの席のお客さんが食べていたアイスクリームを注文したい!!
そしたらチェリーソースをその場で作ってもらうんだ!!
野望は続く(のか?)。乞御期待(?)。

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2012年4月15日 (日)

岐阜駅の信長サマ

5月に参加するグループ展で、祖母の写真も出品するため、その作品を求めて岐阜へやってきた。
う~ん、何年ぶりだろう?
5年ぶりくらい? もっと?

その間に、駅がとても綺麗で立派になった。
しかし、何が変わったって、これじゃろう。
駅の広場にドドーンと金ぴか信長サマがっ!!!!!


20120415nobunaga

なぜ黄金?(笑)

2階にある改札を出て、バス乗り場などの広場へ向かおうとオモテに出ると、ばったり目が合う仕様(笑)。
ニラミをきかせているのね(距離は遠いけど)。

それにしても……………
こんな成金趣味に岐阜市民の血税使っていいの? と、ちょっと思ってみたりみなかったり(それともJRさんの出資なのかしら)。

ともあれビックリした(笑)。

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2012年4月14日 (土)

【舞台】平原慎太郎ソロダンス公演「ノーコン」

「コンドルズ」の舞台を見たときに、ものすごくムーブメントが柔らかくかつ大きな新人がいるのが気になっていた。
それが平原慎太郎。
コンドルズ(とゆーか現在はフリー?)の前はりゅーとぴあで活動するダンス集団 Noism にいたらしい。
コンドルズは割りと直線的な動きの人が多いんだけど、この人はすごく曲線的。
で、その彼が単独公演をやるというので、ちょっと観に行ってみた。

私が観に行ったのは「テツのツノのサイ」という14時からの公演の方。
(もう一本、18時からの公演もあって、内容が全然違ったらしい)

個人的な感じを見たまま述べると、正気と狂気の間を行き来しているかのような内容に見えた。
正気のときは現実の背景画像やお喋りなどの日常的雑音が流れており、舞台上の踊り手は普通に歩いているだけに見える。
だが、やがて全身に震えが起こりだし、なんつーか狂気 (insanity) というか吐き気 (nausea) というかをカンジさせる時間が始まる。
BGMも変わる。
不自然で狂おしい時間が流れる。

その「震え」を、だんだん左腕だけに絞っていって、最後は右手ですぽんと抜いてやる。
そうすると常態に戻る。
そこのところの表現が上手くて、面白かった。
あとは何者かに吊り上げられている感じの動きとか。

しかしまぁ、終わった時点でツイートしたとおり、狂気から正気への立ち直りよりはむしろ、身近に在る狂気にだれでもすぐさま陥る危険性の提示の方が印象的で、したがって不安感が圧倒的に勝る内容だった。
刺激的ではあったろうが、お世辞にも「見ていて楽しかった」とは言えなかったと思う。

私はダンスについては素人だけれど、だからこそ見るときにはシンプルに「面白いと感じるかどうか」を重視している。
で、オハッド・ナハリンや、えぇと咄嗟に名前が出てこないが他の振付家のダンス公演を観たときは、多くは「面白い」と感じる瞬間があって、「そのうちにまた見てもいいな」と思わされるのだった(こんな素人観客でも!)。
というわけで(?)、振付家(コリオグラファー)の重要性をひしひしと感じてしまった。
ダンサーの身体性がどれだけ類まれなものであっても、そのダンサーが自分の思うがままに踊ったからといって内面をより深く表現できるとは限らない。
どうも、振り付けはちょっと次元の違う話なんだなぁ。

などと、つらつら考えていたのであった(笑)。シロートのくせに。
そうやっていろいろイメージを想起できるという意味では良い公演だった。
(こういう書き方しかできなくてスミマセン>もっとコアなファンの方)

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2012年4月12日 (木)

3時のおかしさんのスコーン

最近、観劇で与野本町へ行くと買物してしまう「3時のおかしさん」。
今日も、「シンベリン」を観に行きがてら買い込んでしまった。
美味しいんだもん(ちょっと高いケド)。

そして今回はついに!!
スコーンの撮影に成功!!!!!
(これまでは撮影する間もなく胃袋に入っていたってコトで……;;)


こんなです。

20120412scorn

前は大きいやつの2個入りだったが、
最近、小さめの3個入りに変わった。


しっとりして、美味しい。
「あたためるといっそう美味」みたく説明書きがあったが、冷たいまま何も付けずに食べても充~~~分においしいので、実はまだあたためてみたことがナイ(笑)。
(だからあたためる前に全部胃袋に入っちゃうんだってば)

今回は最後の一袋しか残っていなかったので、友人へのお土産はナシ!!
全部自分で食べちゃうもんね♪
一個ぐらいあたためてみるかなぁ?(笑)

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2012年4月11日 (水)

【展示】 まざあぐうす ~第一章 旅歩きのタマゴ展~

5月に「ギャラリーゑいじう」というところでグループ展に参加する。
その下見に行ってきた(行ったのは昨日だが、混んでるのでこちらで)。

何度も行ってる場所なんだけど、自分の割り当てられた部分の採寸をしっかりやって、展示のイメージを作ろうってわけ。

で、そのときにやっていた展示がこちら。
「たまご」をテーマにした二人展らしい。

角砂糖をタマゴの殻で作ってあったのが、個人的にヒットだった(笑)。

この展示はたぶん4月14日(土)まで。


20120410eijiu

最初は気づかず見過ごすところだった。
角砂糖に見えるけど、タマゴの殻らしい。
造形もいいけど、発想がまず面白いよね。


▼ coffee & gallery ゑいじう のホームページはこちら
http://www.eijiu.net

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2012年4月10日 (火)

猿江恩賜公園で花見

学生時代お世話になった先生が、毎年花見の会をなさっていて、今年はすごく久しぶりに行ってみることにした。
(どうせ午前中はマンションの塗装で会社をお休みしたし)

今年の花見の会場は、住吉にある猿江恩賜公園。
だれから何を下賜されたのか不明だが(調べてない)、桜があって、その向こうにスカイツリーが見えるというなかなかのポイントだ。
さらに、平日の昼間だからかもしれないけど、人が少ない!!(笑)
の~んびりと鑑賞できてよかった。
実は穴場という話だ。
(私もこんな公園があることを知らなかった)


20120410sarueonshi1

中央にうっすらとスカイツリー


20120410sarueonshi2

こうして見ればなかなかの桜並木。
(御苑や代々木公園に比べれば本数少ないけど)


ものすごく久しぶりに先生とお話しできて、楽しかった。
おとしを召されたとは思うけれど、昔と全く変わらないかのようにお話しできちゃうのは、先生のお人柄ゆえだろう。
他の人とも、まぁ、大昔に数回会った程度か、さもなきゃ初対面なんだけど、なんだかんだで面白くお喋りできちゃうのであった、なぜか。
しかし、もっとちゃんと自己紹介してからお喋りすればよかったかな。スミマセン。

ずっとずっとサボってたけど、先生にも誘われたし、またチャンスがあったら参加するかなぁ、花見以外の集いにも。

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2012年4月 7日 (土)

代々木公園で花見

代々木公園はすごい人出だった。
いつもこんなにいなかったじゃん!! 秋なんかガラガラだったし!!
門のところにもガードマンが立ってたりして、ビックリだ(いつもは無人です)。

本当は花見をしに行ったわけじゃなくて、メインの用事が別にあったんだけど、みんなでちょっぴり身体を動かした(←これがメインの用事)あとは早速に持ち寄った料理などを広げて、お花見に突入した。


20120407yoyogi1

持ち寄った料理を真ん中に。
私は、鶏ごぼう飯のおにぎりを
6個コロコロ持ってっただけ。
(だっていつもは10人も来ないんだよ!?)


まぁこれはこれで楽しかった。
だがしかし。
花を見ようとしてもどうにもブルーシートの青ばかり目に入っちゃうとゆー……(笑)。

来年はちょっと……もういいや(笑)。
花見は少し落ち着いた環境でやりたいデス。
ここは私には人が多すぎる(笑)。
たまには面白かったけどね。


20120407yoyogi2

ケロロ軍曹ご一行様(笑)。
かぶりもので前が見えないから
みんなお手手つないで歩きます(笑)。


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2012年4月 5日 (木)

【舞台】蜷川「シンベリン」(彩の国さいたま芸術劇場、埼玉・与野本町)

蜷川シェイクスピアの「シンベリン」を観てきた。
以下、ごく個人的な感想を。

まず長かった(笑)。
特に前半はテンポが悪くて、場面転換にもイライラする有様。
(今回の舞台美術、私はあんまり好きじゃない)
後半はそんなことを考える間もなく、「あっという間」だったけどね。

これはロマンス劇なのであって喜劇ではないんだけど、結構よく笑った。
前半は、勝村政信ひとりのせい(笑)。
バカ息子を実におかしく情けなく演じていて、その馬鹿ッぷりには全く脱帽である(笑)。
本来は主人公に対する「敵役」のはずなんだけど、あまりの可笑しさに登場するだけでウケるは、「また出てこないかな」と期待されるは、素晴しかった。

後半の笑いは、主に大竹しのぶと吉田鋼太郎のせいだった。
台詞の発声と間の取り方が絶妙なのだ。
おかげで、並みの役者なら単なる説明台詞にしかならないものが、そこかしこで滑稽さを帯びて、観ているこっちが笑わずにいられなくなる。

大竹しのぶは相変わらずモンスターだった。
いつ見ても化けもののような女優だ(善い意味で)。

窪塚洋介は……どうして毎回一本調子なのかなぁ。
どの台詞を聞いても変化が感じられない。
別に棒読みしてるわけじゃないんだけど。
ずーーーっと同じ調子で喋るので、心境がよくわからないし、感情移入できない。
まぁいいや。これ以上書くとファンに殺されちゃう……(もう遅いかも……スミマセン)。

主役の阿部寛は、ちょっとウェットになりすぎ?
この人も滑稽さを出す方が活きる気がする。
へんてこりんな役柄だったけど、つかこうへいの木村伝兵衛やってたときの方が活き活きしてたなぁ。
今回は活き活き感が足りず。役柄上しょうがないのかもしれないが。
個人的に好きな役者さんだが、魅力を十二分に発揮できているとは思えなかった。

今回の舞台で何が気に入らないって、舞台美術だ。
直前にピーター・ブルックの「魔笛」なんか観たのがいけなかったのかもしれないが(笑)。
そんな背景にする必要があるのか?
自分がすんなり入れた背景って、ベラリアスたちの岩場だけなんだけど(途中で一回引っかかって降りなくなってたいへんそうだったなー)。
途中のジュピターの登場もなんだかなー……いいのか、それで?
それって「安易」って言わないか?(装置の難度はともかく)

ジュピターの登場といえば、あそこの場面での琵琶の使い方は絶妙だった。
私にとっては、今回の音楽で最大にして唯一秀逸だった箇所だ。
世界を切り離すような音色で、それまでと異なる空間を生み出していた(なぜそれがイイのかは実際の舞台を見てネ)。
でも、その他の音響(音楽)は、イマイチだった。
特に拍子木。
うるさい。
なぜそこで歌舞伎調を取り入れる必要が?
「十分」なレベルに達していたとは思うが、「本当にそれが必要なのか?」という音が多かった。

これまで、蜷川シェイクスピアは割りと手放しで褒めてきたけど(特に美術や音楽や照明)、今回はちょっとガッカリだった。
役者さんをはじめ、舞台全体の出来がよかったから、その分、残念だ。

もっとも、今回はB席で遠くから全景を眺めていたので、来週、近くの席から見ればまた何か違って見えるのかも。
全体的に言えば「満足」なわけだし。
来週も楽しみ。


20120405sinberin

劇場のロビーには山のような花束。
これまで見た中で最大級だったかも。

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