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2012年1月17日 (火)

【舞台】蜷川「下谷万年町物語」(シアターコクーン、東京・渋谷)

唐十郎の脚本を、蜷川演出で。
唐十郎自身も出演者に含まれるが、ダブルキャストで、この日は違ったようだった。
主演は、宮沢りえと藤原竜也、それに西島隆弘。

ツイッターで当日書いたけど、ある意味で悪い夢のようだった(笑)。
「まるで悪夢だ」とかって言われるときのようなどうしようもなく恐ろしいものでなく、もうちょっと軽い、でも見てる間はうなされそうな「悪い夢」。

男娼の町というから、どんだけ卑猥かと覚悟して行ったけど、むしろこれまでに観た井上ひさしの脚本の猥雑さにははるかに及ばない。
たぶん、井上ひさしの脚本の方が、リアリティが強いのだ。
だからいいとか悪いとかではなくて。

突飛さや脈絡の無さに振り回されはするけど、「不条理劇」というほどではない。
そのへんの度合いや、前述のリアリティの薄さが、ちょうど「夢」に似ていると思うのだ。
現実と見紛う事態なんだけど、どこかおかしい、そして自分ではコントロールできない方へできない方へと転がっていってしまう、そんな感じなんかが。

実際、「開幕ベル」と称して何度も鳴らされるアレは、ただの「目覚まし」の音でしかないわけだから、やっぱり「悪い夢」だったんだ。
と、妙に納得したのだった(勝手に)。

藤原竜也は相変わらず。まぁ、安心して見ていられる。
西島という男優は初めてか??
(シェイクスピアに出てたっけ?)
ときどき聞き取りにくかったけど、こちらもまあまあ。
宮沢りえはエネルギッシュだった。
彼女は、大竹や白石のような才はないようだけれど、とにかくエネルギッシュでいい。
あとは六平さんが楽しくて(?)よかった(笑)。

それにしても、コクーンのA席は酷かった。
まともに見たい人は決して取らないように。
(A席があれでは、B席なんてもう……推して知るべし)

▼公式サイトはこちら
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_mannencho/

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