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2011年2月10日 (木)

コンサート:BCJ第92回定期演奏会(東京オペラシティ・タケミツメモリアルホール、東京・初台)

■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、ゲルト・テュルク(テノール)、ペーター・コーイ(バス)
■日時:2011年2月10日(木)19:00~
■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)
■曲目:
 ブクステフーデ プレルーディウム ト短調 BuxWV149
 J.G.ヴァルター 心より私はあなたを愛す、おお主よ LV95

以上、オルガン独奏:鈴木優人

 J.S.バッハ
   カンタータ第174番《私はいと高き神を心の限りに愛す》 BWV174
   カンタータ第145番《私が生きるのは、わが心よ、汝が喜びを得るため》 BWV145
   カンタータ第170番《満ち足りた安らぎ、魂の愉しむ悦びよ》 BWV170
   カンタータ第149番《勝利と歓呼の歌が響く》 BWV149

びっくりしたことに、今日はコンマスが寺神戸亮だった。
うまいんだよね、この人。
ゲルト・テュルクも出てるし、今日はラッキー。
最後かもしれないので、堪能して帰る。
(今年度の定演は予定が合わないことが多く、チケットも半分以上他人に譲らねばならなかったので、来年は年間購入をやめた=行かなくなっちゃうかも……)

最初のオルガン前奏。
……私、オルガンと体質が合わないんだろうか?
なんかこのリズムの無視っぷりが気になってしょうがない。
オルガンという器楽のせいなのかな。
(でもマドレーヌ寺院で聞いたときは全然そんなこと思わなかったんだけどな~)

カンタータの一曲めだか二曲めだったかは、金管が不調だった。
難しいことは重々承知だけど、ちょっとイマイチ。
楽器がまだ起動しきってない感じだった。
あとはオーボエの一人(三宮氏の奥に座っていた、あまり見かけない女性)が、リズムが悪い。
トリルっぽい部分がどんどん早くなって崩れる。
曲がきれいだっただけに残念。

お目当てのゲルト・テュルクは、朗々と歌うことがあまりなくて(そういう解釈なんだろうけど)、最後かもしれない私にとってはちと寂しかった。
贅沢だとわかっちゃいるけど。

一番最後の曲は、最後にふさわしい元気なファンファーレだった。
トランペットと打楽器がよかった。
オーボエとヴァイオリンも。

寺神戸氏はやっぱりうまい。どこか別のところへ聴きに行ってみたい(調べてみよう)。
オルガンは、他の人のをもっと聴くべきかも。
ピアノで育っちゃったせいで、単に体質が合わないだけかどうか、確認したい(笑)。

合唱は綺麗なんだけど、なぜ昔のように「降るような」歌声にならないんだろう?
人数減らしちゃってるから??

まぁ、このレベルのバッハをナマで聴けるんだから、実際は満足している。
それに、今日の演奏を聴いていて、久しぶりにまたバッハのCDや何かを聴きたい、と、思うようになった。
うまくタイミングが合ったら、またBCJも聴きにこよう。
それまではさようなら。

20110210bcj

国内でも海外でも注目されだしているのかな。
こういう地味で真面目な活動が評価されるのは
とても喜ばしいことだ。

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