コンサート:BCJ第89回定期演奏会(東京オペラシティ・タケミツメモリアルホール、東京・初台)
■演奏:バッハ・コレギウム・ジャパン
■独唱:ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)、ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)、水越啓(テノール)、ペーター・コーイ(バス)
■日時:2010年7月2日(金)19:00~
■会場:東京オペラシティコンサートホール(タケミツメモリアル)
■曲目:
J.S.バッハ プレリュードとフーガ ロ短調 BWV544
J.S.バッハ
カンタータ第117番《讃美と栄光が至高の善にあれ》 BWV117
カンタータ第120番《神よ、あなたはシオンにて蕭やかに讃美され》 BWV120
カンタータ第98番《神がなすのは恵みに満ちた御業》 BWV98
カンタータ第34番《おお永遠の炎、おお愛の源よ》 BWV34
前回聞きにいったとき、「なんか演奏が初期のレベルに戻ってるなー」と思って不満だったのだが、今回は良くなっていた。
びっくり。
心の悪口が聞こえてしまったのだろーか?(笑)
まず最初のオルガン独奏。
ここんところ、感想を書けばこきおろしていた(書かなければ胸中でこきおろしていた)が、今日はわりとよかった。
曲がいいのかもしれないけど、それにしたって「ムムッ」と思うこともなく、何より退屈しないで済んだ。
よかった。
さて、合唱は別に前回も悪くなかったのだが、問題は器楽。
器楽は前回、実に魅力のない演奏だったよーな覚えがある。
(いや、実は「こんなのが続くようなら定期会員になるのやめよう」と思うくらいだったのだ、前回は)
今回は、二年前くらいの「もう安心して聞いていられます」ってレベルに戻してきていた。
ソリストへの好き嫌いは多少はあるけど、とにかく聞いててイライラしない、安心感があるのはすばらしい。
戻った。
戻ったよー♪
今回はトランペットの出番があって、島田さんはまた苦労していた。
万全、とはいかないようだった。
でもまた聞けるといいな。
テノールの水越啓は合唱メンバーとして出ていたときに目を付けた(耳を付けた?)歌い手だが、前回・前々回あたりは「声量が圧倒的に足りない」のと、「一本調子な感じ」なのとで、「声質はいいんだから、もうちょっと勉強してくれんかなー」と不遜なことを思っていたら、これも心の悪口が聞こえてしまったのか(笑)、しっかり改善されていた。
すごい。
実際に「改善される」って、すごいよ。
声量は、まぁ海外の方々に比べると「まだ」ではあるんだけど、前回より確実にイイ。
何をどう練習したんだろう?
歌い方も工夫してみているみたいだった。
すごいなぁ。
とゆーわけで、有望カブに復活(ホントーに不遜だなー、私……)。
でもたまにはゲルト・テュルクが聞きたいです。
最近ではゲルト・テュルクのためにBCJのチケットを年間購入している私……。
次回は聞けるのだろーか。
あとは、公演で配られたチラシの中に、トン・コープマンという人のパイプオルガンのコンサートがあったので、帰ってからためしにチケットを取ってみた。
ちょっと楽しみ(11月でずっと先だけど)。
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