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2010年6月の記事

2010年6月14日 (月)

講演会:第62回学習院大学史料館講座「江戸のメディア 浮世絵―歌麿・北斎・広重など、海を渡った作品群―」(於・学習院百周年記念講堂)

昨晩、友人から携帯メールが入って、講演をやるから来ませんかとのお誘い。
なんとか業務を切り上げて行くと、広い会場がなんとほぼ満席。
すごいなー。

友人は浮世絵の研究者で、メインは鈴木春信だが、この日は歌麿・北斎・広重というスーパースター三本立てで、メディアとしての浮世絵について講演。
プロジェクターによる絵画紹介を交えながら(美術史系はこれができるから強いよなー、実物を見せられるっていいなー)、丸二時間、水も飲まずに語りきった(どうしてあれだけ喋ってもずっと声が朗々と嗄れないんだろう?)。

ちょっともう一ヶ月以上前のことなので(これ書いてるの7/16)、簡単にまとめちゃうと、
歌麿の絵は流行のブロマイドであり、ファッションのメディア。
服や小物もそうだろうけど、美意識の媒体としても機能していたかもしれない。
北斎はなんでもこなすが、絵画に対しては本当に貪欲で、古い作品への隠れオマージュがあったり、洋画の様式を取り入れてみせたり、あらゆる情報のメディアかも。
広重は、やはり東海道五十三次に代表されるように、旅行や地理のメディアかな。
昔は今みたいにすぐにあちこち行けるわけじゃないから、彼の絵は旅の疑似体験としての機能があったに違いない。

なんか本人の講演内容と合ってるかどうか怪しいけど(汗)、講演後にはこんな感じのことを頭の中でまとめられたのだった。

最後に、浮世絵に関する国際的なムーブメントや、今後の展示情報などを軽く語ってくれて、おしまい。
面白かった。
そしてなんとも贅沢な時間だった……。
また何かあったらお誘いが来ますように。

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2010年6月11日 (金)

舞台:コクーン歌舞伎「佐倉義民傳」

中村勘三郎と串田和美がタッグを組んでやっているコクーン歌舞伎。
お金がないので、三階B席から鑑賞。
いやー、見にくかった。なるほど安いだけのことはある。
シアターコクーンの安い席はオススメしない。
(さいたまだったらよかったのに)

コクーン歌舞伎のコンセプト自体は面白いし応援したい。
が。
私は串田和美演出は好きじゃないみたいだ。
と、この公演を見てはっきりわかった。

なぜかラップだった。
なぜ今、ラップ?
現代性というか、「自分たちの問題でもあるんだよ」というつながりを持たせたかったのか?
それにしても、現代性を目してラップをやるなら、あと二年は早くやらなくては。
今ごろ「遅すぎ」る。
そして何より、演目に合わないのなんのって。
もっとコメディな演目でやりゃあいいのに、何もこんな「どシリアス」なもので、しかも主人公は壮年で(若者だったらまだよかった)、そこにホンモノのラッパーを起用してまでラップって……
理解に苦しむ。

役者さんも裏方さんもうまいんだけど、演出がどうにもヒサン。
見ていて、歌舞伎座のホームページにある外国人劇評家が書いていた記事を思い出した。
その劇評家は、歌舞伎のオーソドックスなところを愛しているらしく、演出家の独善的な「奇抜」狙いを示す馬鹿馬鹿しい例として「指輪」の舞台を挙げていたのだが、その「指輪」の演出では、客席にストーブが投げ込まれたそうだ。
今回、ちょうどそんな感じ。
意味がない。

たぶんもう二度と(できる限りは)串田演出の舞台は見ない。

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2010年6月 6日 (日)

夏の祭典、当選

夏の祭典に参加できることになった。
夏はもちろんTシャツだが、缶バッジをマグネット化したり、ちょっと変わったストラップとかも作ってみたいんだよねー。

……時間、あるかな。

とにかく頑張ろう。
まだしばらく先だけど。
(でもあっという間だったりする)

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2010年6月 4日 (金)

展示:「ルーシー・リー展」(国立新美術館、東京・六本木)

都市型陶芸作家の回顧展。
ウィーン生まれだが、戦争によりイギリスへ移住。
非常に長いスパンで制作活動をした女流陶芸家だ。

イギリスの陶芸というと、バーナード・リーチなんかの東洋寄りの流派を思い出すが、それとは全く異なる作風だった。
確かに、都市の作家だ。

なぜか作品を見ているとエジプトばかりイメージしちゃう。
同じタイプの花瓶をよく作っているんだけど、その口の部分がすごく広がっている造形を見るとエジプトの香油入れしか思い出さないし、色彩もあっちの昔のファイアンスにちょっとつながるイメージがある。
でもエジプトのクッキーは売ってなかった(イギリスのクッキーを売っていた)。

あとは、熔岩焼きとか細線使いとか、ちょっと加守田章二を思い出す。
ただ、加守田は大好きなんだけど、リーはそれほど好きじゃない(申し訳ない)。
なんでなんかな?
まだ答えを見つけてないけど、加守田の作品のほうがフォルムが好みなのかも。
リーのフォルムはあんまり好きじゃないものが多い。
……自分がアジアの陶芸に漬かって生きてきたからかな?

口が広い花瓶の、螺旋の模様のやつは美しかった。
でも買いたいとは思わない(絵葉書は買った)。
そこが私にとっては加守田作品との差だ。
自分が、都市型のセンスを持ってないってことかな?

陶芸といっても、流れは一筋ではないのだな、と思った、それが一番の収穫だったかも。

注:一ヶ月経ってから書いております……(現在7/5)。

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2010年6月 2日 (水)

キャロムデー20100602

日韓戦から帰って直後のキャロムデー。
20時ごろに行ったら、Iさんがスリランカのウーさんとシングルスで試合していた。
ほどなくボーゲンメーカー(別名ヨワネちゃん)と事務局のおねえさんも来店。
おねえさんからお店のスタッフ・お客さんに韓国のくるみまんじゅうが配られた。
仁寺洞(インサドン)で買ってきたやつですな。

私がおねえさんとシングルスを遊んでいたら、クラッシャーもやってきた。
今日は集まりがいい。
Iさんが帰るということで、クラッシャーはウーさんとシングルス対戦。
以来、延々と二人でやってたけど、1ボード平均3分だそうで(笑)。
なんというスピード。

こちらは、ボーゲンメーカー&店員Kさんvsおねえさん&私の組み合わせでダブルスを遊んだ。
前半は女組が点数で買ったが、9ボード目に入ったらボーゲンメーカーがものすごく調子が上がり、残り6ボードはかなり負けてしまった。

ああ、でも、ここのボードは滑るからいいなぁ。
リバースもちゃんと手元まで戻ってくるわ(笑)。

来週のキャロムデーは6月9日(水)です。
興味のある方はぜひどうぞ。
また、その前に6月5日(土)の18時ごろからサタデー・ナイト・キャロムを開催します。
いつも平日だと来られない方、ぜひ覗きにきてください。
韓国産チョコレートがある予定(笑)。

その他、「他の曜日がいい」「この日に時間が取れるのでやってほしい」などのご要望は、下記「日本キャロム連盟」までご連絡ください。

▼日本キャロム連盟のサイトはこちら
http://www.carromjapan.com/
▼会場であるDaydreamのサイトはこちら
http://trpgtime.cool.ne.jp/first/index.html

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2010年6月 1日 (火)

韓国に行ってきました!!

昨晩、無事に帰国しました。
韓国旅行と試合の記事は、おいおいアップします。
面白かった♪

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