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2009年10月26日 (月)

読書:『誇りと復讐』

書名: 誇りと復讐
著者: ジェフリー アーチャー (著), Jeffrey Archer (原著), 永井 淳 (翻訳)
価格: ¥ 820 / \ 780
文庫: 470ページ / 447ページ
出版社: 新潮社(新潮文庫)
ISBN-13: 978-4102161289 / 978-4102161296
発売日: 2009/5/28

あらすじ 自動車修理工ダニーのプロポーズは成功した。相手は幼馴染みで雇い主の娘ベス。これで運命が大きく変わるはずだった。しかしお祝いに出かけたパブで、ダニーは殺人事件に巻き込まれる。被害者は一緒にいたベスの兄で親友のバーニー。ダニーは犯人として逮捕されてしまう―運命は変わった、全く違う方向に。読者を翻弄するストーリー展開と息を呑むサスペンス、作者会心の復讐劇。

いやー、面白かった。
久々にアーチャー読んだけど、やっぱりこの人のこういう作品は面白いや。
『アベルとカイン』みたいな重厚なものよりも、こういう方がスカッとして楽しい。
面白くてワクワクして、どうしても次が読みたくなって、上巻のラストと下巻のラストは家に帰ったあとで読み続けてしまった……。
止まらなかったのだ。
だいたい我慢して、翌日の通勤電車でウヒヒと笑うことにしているのだが。
これはダメだった(笑)。

21世紀版『モンテ・クリスト』といったところか。
(実際に、『モンテ・クリスト』については作中でも言及されている)

あらすじにもあるが、なぜか被害者側に立っていたはずの主人公が、「犯人」として刑務所にぶち込まれてしまう。
このあたりの法廷劇からして、「ええーっ、そんな馬鹿な!!」と思いつつ「こういうことがあるのか~」と納得させられ(いや、ホントにあるものなのかどうかは知りませんが)、すっかり物語に嵌ってしまう。
あんまり書くとつまらんから、ダニーがどうやって真犯人たちに復讐をしていくかは読んでいただくとして、『モンテ・クリスト』でありながら『モンテ・クリスト』と異なる最大の点は、エドモン・ダンテスがほぼ独力で復讐をしおおせたのに対して(アッバの助力はあったが)、ダニーは彼の支援者たちに支えられて結末に行き着く、というところだろう。

そして鍵となるのがおじいちゃん(祖父の意味ではなく、老弁護士のこと)。
このおじいちゃん、分量的にはごくわずかしか出てこないのに、最後においしいところを全部かっさらってしまう(笑)。
私も何度も読み返してしまった、彼が活躍する最後の90ページばっかり、何度も。
だって面白いんだもん(笑)。

法廷劇を読んでると特にわかるけど、「ウィットに富んだ」ところがイギリスのミステリは強いなぁ。
法廷じゃないけど、「来るのがおそすぎたわ」で始まる老レドメインの奥さんとその息子のやりとりなんか、もうおかしくてたまらない。
やっぱり私は何かしら「笑える」ミステリが好き。
不謹慎にも後ろのほうの裁判の場面はベッドでゲラゲラ笑いながら読んでいた。
だって面白いんだもん(笑)。

▼この本はこちら。電車を乗り過ごさないように(かなりキケン

誇りと復讐〈上〉 (新潮文庫)


誇りと復讐〈下〉 (新潮文庫)

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